無名の天才画家グランレイスの力を受け継いだ高校生・希崎心弥と、神群ハタニアスの影響で異能を手に入れた露草弓。徒帰島の異変で九死に一生を得た二人は街に戻り、キャラバンの援助を受けながら日常生活を始めた。だが、希崎心弥の力もまた迷宮神群――虹の屍・オルタフの影響を受けたものであった。そしてその力に目を付けたものが一人。彼――満月のフェルディナンはとある目的のため、希崎心弥を操ろうとする。そして……!
無名の天才――グランレイスを巡る謎が解き明かされていく……!!
迷宮神群と呼ばれる神々の物語、第3弾!
[パラサイトムーンIII 百年画廊/渡瀬草一郎/電撃文庫 表紙裏より]
結局2巻は飛ばして3巻読了。まあ、どうも2巻には心弥&弓は出てないらしいので問題ないか。今回は、1巻で島から帰ってから数日後の事件です。グランレイスの描いた絵の秘密とか、早とちりのお馬鹿さんがいろいろ動き回った挙げ句に大変なことになってしまって、状況修復に苦労するお話(笑)。あいかわらずの使えなさぶりをいかんなく発揮する夢路は……もうどうでもいいや。というか、この人が使えたシーンというのがまったく記憶にないんだが。
1巻でも思ったことだけど、やっぱり「陰陽の京」の方が面白いです。「パラサイトムーン」の方は、事件が起こってそれを何とかして……結局それだけで終わってしまって、どうにも後に残るモノが少ない気がするのです。同じ人が書いて、何故にこんなに受ける印象が違うのじゃろ。「陰陽の京」の2巻後書きによれば、しばらくは「パラサイトムーン」よりも「陰陽の京」に注力するようなので、僕にしてみれば結構な話ですわ。
さすがに、こうも連日読んだ本のへなちょこ感想のみで押すのも辛いので、そろそろ別のネタでも考えないと。本当は今日、あちこち回って適当なネタ探そうかと思っていたのだけど、あまりの眠さにダウンしてしまって敢えなく敗退。……よく考えてみると、「ひまわりの咲くまち」を1周目クリアして以来ゲームもやっとらんな。