BMB2007の初日ってことで朝一番でワークショップを聴きにいったわけですが、最も衝撃的だったのはマイコプラズマの滑走装置の話でしたな。マイコプラズマは肺炎の病原細菌ですが、他のどの細菌とも異なる「滑走」という方法で細胞表面を移動することで知られています。顕微鏡観察では鞭毛などが見えず、どうやって移動しているのかまるでわかっていなかったのですが、瓢箪型の細胞の首の部分にびっしりと足(4個のタンパク質分子から構成されている移動装置)が生えていて、この足が細胞表面のシアル酸をくっつけて動くということが最近になって解明されました。瓢箪の首にびっしりと足が生えている3D CGはかなり衝撃的な絵面でしたw もう少し詳しい内容はJSTの発表やサイエンスチャンネルのビデオをご覧ください。
午前中はワークショップを聴いたりポスターを見たりで潰して、午後はブースでビラ配りでした。半日立ちんぼだったので、足が痛かったヨ……。