昨夜長文書いてからふと思いついたのだが、「mencoderで逆テレシネ変換かけた出力をmpeg2に変換できれば、OpenShiivaに回せるじゃん!」ってことで検索してみたところ、VLCで動画フォーマット変換ってページを発見。書かれてある通りにやってみたら、問題なくvobファイルが出力されました。おお、ってことはVLCの中の人のffmpegを使えばvob->mp4->vobができるわけか! ということは、mencoderでビットレートがっつり取って圧縮に時間かけずに1パスでx264エンコードしてやれば、OpenShiiva用のソースを準備するのにそれほど時間はかからないか?
そんなわけで、ffmpegXのアプリケーションファイルのパッケージを開いてffmpegを取り出して/usr/local/binに突っ込んでみた。
ffmpegでmpeg2を出力するには以下のコマンド。input_fileは入力ファイル名、output_fileは出力ファイル名に書き換えます。ビットレートは9.2Mbpsの大盤振る舞い……ですが、ソースによると思いますが、実際はそこまで使われないようですな。
ffmpeg -i input_file -b 9200 -vcodec mpeg2video output_file
input_fileにはmuxmovieの出力した参照ファイル形式のmovファイルではエラーが出て終了してしまいますが、muxmovieの出力の際に-self-containedを付けて独立再生形式で出力すればオッケーです。これで、ビデオトラックに関してはmencoder->MP4Box->muxmovie->ffmpegとコマンドラインで一気回しができますな。
……って、あれ? altShiivaのページ見ると、vobファイルだけじゃなくてQuickTimeが読めるファイルならオッケーになってるな? altShiivaは実際読めるし。OpenShiivaは現在稼働中で試せないんだが、ひょっとしてvobしかソースに使えないと思ってたのは単なる思い込みだったのか!? そうすると、昨夜からいろいろ試したのは全部無駄ってことにー。
翌日に続きます。
そもそもやりたかったのは、1) インターレース解除(逆テレシネ変換)、2) iPod touch用ムービーファイルの作成、です。インターレース解除には、今のところmencoder一択。16:9ムービーのiPod touch用縮小ファイル作成にはOpenShiivaが使えそう。試してないけど、OpenShiivaの中の人にはmplayerもいるみたいなので、スケーリングは問題ないだろう、たぶん。2) は、完成したmp4ファイルを再変換かければいいし、もう特に方法の模索はいらんだろう。後は、1) をどうするか。mencoderで最後までがんばってx264+aac.mp4を作成するか、速度重視で中間ファイル的にx264.mp4を出力した後でOpenShiivaに回すか、の二択かな。あ、中間ファイルにするのはxvid.aviをmencoderで出力するのもアリなのかな。今度、二番目の方法を試してみるかね。それと、手持ちのmencoderだと5分24秒でブロックノイズが盛大に出るのはどうしたもんだろう。ってことで、続く。