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混沌の庭研究所

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2007年12月09日 日曜日 [長年日記]

_ [ソフトウェア][Mac] アニメの24fps化とiPod touch用ムービー作成と

確かにOpenShiivaはmovファイルを読み込めたのだが、中身がx264.mp4なmovファイルを読ませると処理速度が0.1fpsとかになってしまって実用的じゃありませんな。そんなわけで、ffmpegでフルサイズのmp4からmpeg2videoに変換してOpenShiivaでスケーリング&xvid.mp4化を実行。うちのPPC G4 1.2GHzではmpeg2video化に1倍、OpenShiivaでQuantiser値決め打ちの1パスエンコードで2倍と、再生時間の3倍時間程度で完了したので、こちらの方が遠回りではあるけどずっと速く処理できるようです。ちなみにQuantiser値は2と4を試してみたところ、2の方がいいかなーって感じです。

それから、ffmpegでのmpeg2video変換の際は、ビットレート固定よりq値固定の方が良さそうなので、-qscaleを使用。もう一つ、-vcodecにmpeg2videoを指定しているのに出力ファイルの拡張子を.mpegにするとmpeg1になってしまうというナゾの動作をしてくれたので、出力ファイルの拡張子は.vobが良いようです。そんなわけで、変換コマンドはこんな感じか。-qscaleは1にしてもいいんかな。

ffmpeg -i inputfile -qscale 2 -vcodec mpeg2video outfile.vob

ffmpegXのサイトから取ってきたmencoderでエンコードすると5分24秒でノイズが出るのはソースとかコーデックとか関係なしに起きるようなので、別のmencoderのバイナリはないかなーと探してみたところ、PEnGUIn Software DevelopmentのPEnGUIn Encoder MP4ってのを発見。これはmencoderを内蔵してるってことなので、パッケージを開いて取り出して使ってみた。このバイナリはライブラリをいくつか組み込んでないみたいで、そのままでは実行するとlibjpegがないぜ!などとエラーが出たので、同じパッケージ内にあるbinary.mpkgからインストールする必要アリ。こちらのバイナリではノイズが出ないし、かなり新しいバージョンになっているので新しいオプションが使えるしってことで、こっちを使わせていただくことにしました。

とりあえずまあ、インターレース縞が出るアニメの場合はこのmencoderで24fps化するってことでいいか。あとは、q値固定で1パス回した後でOpenShiivaに回すか、mencoderで頑張ってx264+aac.mp4を作るか考えよう。うちのMacだとx264+aac.mp4は再生がちょっとキツイ場合もあるんだけどな。