あー……壁紙作る以外に楽しみはないのか俺はってくらいに連日壁紙作りに勤しんでおりますな。今日は、積んであった雑誌を整理していたらG's magazineの2002/7月号が発掘されたのだけど、中を見てもなぜ買ったのか思い出せないので「これは表紙を壁紙にするつもりで買ったのであろう」と考えてスキャーン。……飯も食わずに6時間も作業してましたさ。例によって楓ちんの伝言欄からどうぞ。しかし、なぜ俺は衛が表紙の時のG'sなぞ買ったのであろうか?
何かこぉ、ネタもないのでひとつ壁紙作成の手順をメモ。
完成サイズの3〜4倍くらいの大きさでスキャンします。といっても、あまり高解像度でスキャンしても印刷の網点が出るだけで意味ないのですが。今回の場合は360dpiでスキャンしました。……うちのスキャナは1200dpiまで行けるんだが、360dpiよりも高い解像度でスキャンした記憶はありませんヨ?
余計な文字を消して、もし文字が絵にかかっていたら消した部分を頑張って埋めます。今回は帽子の上端部分を描き直したわけですな。……って、雑誌持ってる人でないとそんなことわからんて。
ガウスぼかし(0.5ピクセルで70%くらいであろか)をかけて、さらに解像度を半分に落としてやります。これで網点はほとんど消えるでしょう。
ものすごく大ざっぱでいいなら、ここでさらに解像度を落として完成サイズにしてしまってもいいのだけど、それだと印刷ムラやらスキャンムラであまり綺麗ではないので色を塗り直します。面積の大きなところから始めて、気力が持つ限り小さなところへ。今回の場合、髪の毛・縄・ボタンなんかは上塗りしてません。
まず、レイヤーを作ってそこに元絵をコピーして、少し明るくしておきます。
マジックワンドツールで同じ色の領域を選択していき、すべてのパーツを選択し終わったら選択範囲を保存しておきます。
選択範囲を1ピクセル拡大して、元絵の方からその領域の色を拾って、新しいレイヤーを「比較(暗)」で作って選択領域を塗りつぶします。すると、塗りつぶしたレイヤーの下には元絵を少し明るくしたレイヤーがあるので、選択領域は綺麗に塗りつぶせますが主線部分などは色が被らないわけです。んで、今塗った色よりも明るい色の部分に被ったところは消しゴムツールで慎重に消してやります。
気力の続く限り、2〜3のステップを繰り返します。
満足のいくまで塗り終わったら、各レイヤーから色を塗った領域を追加選択していき、最後に選択領域を反転して明るくした元絵のレイヤーからその領域を削除します。要するに、明るくした元絵のレイヤーから色を上塗りしていない領域を消して一番下の元絵が見えるようにするのですね。そして画像を統合して、気分次第でフィルターかけたりロゴをつけたりして最後に解像度を完成サイズまで落としてやって完成。
これはあくまで手抜きして作るときの手順なのだけど、領域選択を気合い入れてパスツールでやっても仕上がりはそんなには変わりませんです、はい。でも、パーツごとの階調差が極端に小さい場合なんかはマジックワンドで領域選択するのはちと無理があるのでパス取りして作る方が楽だったりもします。