目が覚めると例によって4時。ベッドに転がったまま、昨日買ってきた『紫骸城事件/上遠野浩平/講談社』を読み。確か去年のうちに出るって話だったんですが、見事に半年遅れましたな。このシリーズはイラストが金子一馬ってのも売りらしいんですが、俺基準では絵の方はホントにどうでもいいやって感じなのです。最初は「殺竜事件」の続編かと思っていたけど、読み進めても前作の登場人物は登場せず。しかし、前作で出てきたキーワードがいろいろ関係してきます。今回の主人公は、前作でちらっと出てきた「ケッチタの暴走事件」で風の騎士と共に事件を解決したフローレイド大佐、そして戦地調停士として前作でEDに嫌われていたミラル・キラルの姉弟が登場します。これがまたおもしろくて、結局ノンストップで読了。したら、最後の最後で風の騎士とEDも出てきてました(笑)。どうやら「殺竜事件」の直後の話だった模様。最後の最後までどんでん返しの連続でしたな。紫骸城の存在理由とか、印象迷彩、「ざらつく感じ」あたりが大事な伏線(笑)。まさか、ラストでああ来るとはね。んで、「殺竜事件」の方もすっかり話を忘れてたのでもう一度読み直し(笑)。いやぁ、2冊ぶっ通しはさすがに疲れたです。次は「海賊島事件」だそうです。