で、このテクスチャを張り込むわけですが、このまま張ったらスクリーントーンみたいになっちゃうので、これをジーンズの明暗に合わせて凹凸をつけてあげます。
これやるのとやらないのでは大違いです。是非利用して頂きたいと思います。

まず、作ったテクスチャを全画面選択して、「編集→コピー」もしくはショートカットキー「Ctrl」+「C」でクリップボードにコピーして、「人物.PSD」ファイルの「人物」レイヤーをアクティブにして、「編集→ペースト」もしくはショートカットキー「Ctrl」+「v」でペーストします。
自動的に「人物」レイヤーの上に新しいレイヤー（「ジーンズ」レイヤー）が作成されます。下の絵が見えなくなっちゃいますけど、気にしません。

テクスチャを曲げるためにバンプマップを用意します。バンプマップっつーのは画像にでこぼこをつけるための元となるファイルのことです。3Dを使う方にはおなじみですね。
といっても実はもうあるんですよ。現在作業している「人物.PSD」ファイル（明度情報しか読まないから、彩度も色相も関係なし。ジーンズ地を作る前の、人物だけの状態でセーブしましたよね？）がそうです。

「ジーンズ」レイヤーをアクティブにして、「フィルタ→変形→画像の置き換え」を実行します。ダイアログで任意の値を設定し、「OK」ボタンを押すと、ファイルウィンドウが開くので、「人物.PSD」を選んで「開く」ボタンを押します。
これでテクスチャにバンプマップが適応されました。

「置き換え」ダイアログ。今回はこんな設定。
「OK」ボタンが「前回入力値」になってますが、キャプチャの関係上ご勘弁を。

先に「サイズをあわせておかないと泣く」と書いたのは、このフィルタのためです。テクスチャの大きさがバンプより大きくても小さくても置き換えの位置がずれてしまうのです。

「選択範囲→選択範囲を読み込む」で、ジーンズのマスクを反転して読み込み、「編集→消去」もしくは「Delete」キーでジーンズ以外のテクスチャを消去してしまいます。

こうなります。

合成方法を「ソフトライト」にします。

ほらー、こんなかんじー。

これで完成です。

ちなみに、この程度のテクスチャならPhotoshopの「置き換え」フィルタでも許容範囲なのですが、花柄とかレース柄とか、込み入ったものに使うとものすごく汚くなります。
じゃ、どうすればいいかというと、Painterの「ガラス越し効果」っちゅーフィルタを使いますと、これがものすごく美しいんです。ハート模様もヒョウ柄も自由自在（爆）。
基本的にバンプを使って画像を強引に曲げるという方法はまったく同じです。ただ、細部が微妙に違うので、Painterのわかりにくいマニュアルと格闘してください。