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Photoshop+Painterで描いてみよう!

〜Photoshopのいろんな機能をを使ってみよう!〜

前の二つのステップを完璧に理解したことを前提にして、背景つきのCGを仕上げていきます。
(完成イラストはCG Galleryに展示してあります。)
一応、これだけ読んでも理解できるように書いてはみたつもりですが、
どうしてもわからない項目がある場合には、前の二つのステップをもう一度読み直して見てください。

なお、ここからPhotoshopのバージョンが5.0になっています。
2.5ユーザーでもチャンネル操作を完璧に理解していればなんとかできますよ。

「ひとつの作例として参考にしてもらえればいいや」ぐらいにしか本人思ってませんので、
あんまり目くじら立てずにあたたかく読んでやってください。

長いですよ〜。重いですよ〜。
全26P。引き返すなら今ですよ〜。


使用ツール:Photoshop5.0J、Painter5.0J


@下絵のラフを描く

Painterを起動し、適当なペンツールで下絵のラフを描きます。大体こんなものです。
ちなみに、サイズは1000×1600pixelです。でかいです。

こんなものです。ええかげんやな〜。

背景がありませんが、Painterで描くのは人物だけです。
背景はPhotoshopで作ります。


Aラフスケッチをトレースする

@で用意したラフをクリーンアップします。「選択範囲→全て選択」もしくはショートカットキー「CTRL」+「A」で全画面を選択し、フローターにします。次にツールパレットの「フローター調整ツール」を選択し、画像のどこでもよいのでクリックします。

「フローター調整ツール」を選択したところ

これでラフスケッチがフローターになりました。
さらに、そのままの状態で、コントロールウィンドウで合成方法を「乗算」にして、不透明度を下げます。この値は自分の好きなように設定してください。私は30〜50%位に設定しています。

コントロールウィンドウでフローター調整したところ

「背景」を選択し、「ペンブラシ」のバリアント「スクラッチボード」を使って線画をクリーンアップします。

クリーンアップ中の画面。濃いほうがクリーンアップ済み。

クリーンアップする際に、人物の髪と体の部分を分けておくと、修正が楽です。

まず、手前の人物の体を描いたらツールパレットから「長方形選択ツール」もしくは「なげなわツール」のどちらかを使って、体をおおざっぱに選択し、「フローター調整ツール」でフローターにします。

赤枠が選択ツール。よく使うので、覚えておきましょう。

さらに、コントロールウィンドウで合成方法を「乗算」にします。

「乗算」にしました。


これを繰り返し、人物の線画を完成させます。
この絵では二人の人物がいるので合計4枚のフローターになりました。フローターが多くなると混乱するので各フローターには名前をつけておいたほうがよいでしょう。

4枚の線画フローター。結構マヌケ。
+++

線画が完成しました。ラフスケッチはもう必要ないので、捨ててしまいます。
現実でもそうですが、いらないものは残しておいても容量とメモリの無駄です。
とっとと捨てましょう。
フローターリストで「ラフ」を選択して、右下の
「削除」ボタンを押します。

右下赤枠内が「削除」ボタン。

☆余談ですが、他に線画をクリーンアップする方法としては、

@:トレーシングペーパー機能を使う
A:透明レイヤーを使う

と言う方法があります。でもどっちも使いづらいんですよね・・・。


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