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新古今和歌集から百首を いただき私が新作した 本格的御神籤です. 御神示には定評があります。 |
平成9年7月号(Vol5) 1、21世紀に対する期待と終末思想の混在する現在、世界は、何もかも、どこもかしこも不安定です。そして成熟した社会にとってはより一層不安定さが増しています。旧態の価値観の崩壊と、新しい時代の匂いに気づき先を争い駆け出した者たちの作り出す激しい流れと、今までのツケが、大小様々な渦を巻いているのです。 時代の激流を感じない人々は幸いです。少なくとも焦燥感は感じなくてすむでしょう。また、それに適応できる人々はなんとか適応するのに精一杯で、深く考える余裕などないし、ましてや適応できない人々に思い及ぶこともなく忘れていきます。 激流を感じながらも適応できない人々が、堪えきれないイライラの中でほとんど現実的な実感をなくし、精神を病み、あるいは犯罪に手を染めるのです。なぜならば自分は社会にとって無用なのだから。神戸の猟奇的な殺人事件が世上を騒がせ、他にも通り魔事件の多発、動物の虐待、性的虐待等に係わる事件も増加しています。多くの事件の被害者は女性や子供、動物、つまり力の弱い者です。そして加害者は男性です。これらの事件は、自分より弱い者への加害により日頃の不満をはらす手段なのでしょう。そしてその加害者は、自分が社会からスポイルされた存在であるという、被害者意識をもっているのが通常です。特に敏感なのはやはり若者、そして流されることに心理的抵抗を感じる男性でしょう。 2、男性は力を示したい、支配したいという欲求が、通常女性より強いように思えます。何事も思うままにならない、そのイライラから自分よりも弱い者に危害を加えるのです。それでも犯罪に繋がる事例は多分、社会のイライラのほんの一部にすぎません。また何も日本に限った事でもありません。単なる力に対する欲求不満のはけ口としか思えぬテロ活動が米国はじめ多くの国に見られます。 実力あるものが発展できる限り発展する、財力あるものが集めるだけ集める。利益追求は大義と化し、既に国家の枠を越え、世界を又に掛けて活躍しているのです。その目的にとって不要なものや邪魔なものはすべて切り捨てて、押しのけて、突っ走って行くのです。今までの方が良かったと言っているのではありません。過去の積み重ねがついにここまできただけです。今までは、それでも個人の居場所があったけれど、現在は居場所を失っている人々が数多く存在するようになっただけです。そして居場所のなくなった人々、なくなりそうな人々の内なるの不安が、イライラの原因となっているのです。 3、ではどのようにすればこのイライラを無くし、迷走を止めて、順行できるようになるのでしょうか。思うに、力による支配を放棄し、調和ある導きに従う方が賢明だということに気付けば良いのです。ま、言うは易く、行うは難しでしょうが。 合理性は不合理を切り捨て、アンバランスな世界をつくりあげました。しかし不合理のない世界に、調和はありえません。そして調和のない世界に、人間は生きられないのです。なぜならば人間という存在自体がいわゆる合理性では割り切れない、霊的な生き物だからです。 不合理の内で、不合理な部分を排除しないで、調和を保った状態で合理的に生きていけないでしょうか。如何に正義と信じていても、力や権威を振り回すと必ず力による反発があります。戦争はその典型ですが、かつての大学紛争、革命も同じ様なものです。現在の支配勢力を退け、自分たちが支配したいだけです。力による解決など何の解決にもなりません。単に押さえつけているだけです。又、多数決を採用した人類の智恵は偉大ですが万能ではありません。当面、何をどうするかの決定の場面には役だっても、真理を発見することはできません。時代の流れのなかで、正誤は簡単に入れ替わるのです。
調和を失い成長した社会は、常に人間に無理を強い、社会全体として、切り捨てられた無用なはずの部分が暗い怨念となってその社会を知らぬ内に根幹の部分から蝕んでいくのです。 4、そこで、私のお願いです。身近な部分から少しずつ変わりませんか。 社会、日本、世界などと言ってみても、所詮は個人の集積です。せめて何人かでも気付いて変わって下されば、きっとどこかでなにか変わって行くのです。 (以下の文章中の男性、女性は、まずそのままに理解して頂き、そして次に男性的・陽的要素を多く持つ者、女性的・陰的要素を多く持つ者と置き換えて理解して下さい。) まず、男性に対してお願いしたいのですが、常に女性に対する敬意を失わないで下さい。女性を疎かにした挙げ句の果てがこのアンバランスに成長した社会なのです。女性の導きに素直に従って下さい。不合理に見えても、そこには調和があります。自分の都合のいいときだけ、都合のいい女性を側に置く愚かしさをそろそろ止めにして下さい。女性とは本来男性の手に負える生き物ではないのです。女性を男性の価値観の中に閉じこめようとするから、はみ出して手に負えないように思えるのです。 また女性に対してお願いしたいのですが、掛け値なしで男性を見て、それでもその人を愛してあげて下さい。この現状の混乱は男性が方向性を失っているのが原因です。女性の目からみれば、男性とは虫の良い生き物です。調子が良いときは女性に対し、失礼極まりない言動を取りながら、困ると帰ってきて弱音を吐きます。戦後男性が多く死に、挫けた時にも、人手のたりない職場を埋めたのは女性でした。復興とともに女手が要らなくなると、三食昼寝つきということで追い出し、バブルで浮かれるとまた、人手が足りなくなって女子の採用を増やし、総合職だのなんだのといって充てにし、バブルが崩壊すると女子の採用を極端に制限します。男性とはそんなものです。調子の良いときは若い女性をちやほやし、相手がいなくなると今まで無視していた古女房にでもまとわりつきます。 5、今、女性について述べた言葉は、今後日本が国際社会で活動するときの態度としても適用できるでしょう。日本は女性的な国です。米国などに比較し、陰の要素の多い国です。故に分かりにくいと言われています。だからと言って、主張しまくって相手を負かせばいいのでしょうか。また分かってくれないからと言って、ヒステリーをおこしてかつて国際連合を脱退したときのような愚を再び行うのでしょうか。 女性の神秘的なお告げには、本来男性は無力です。 男性の方々、側の女性の言葉に不合理だの、非論理的だのごたくを並べず、その導きに従って下さい。 女性の方々、軽んじられても、側にいる人々のために、ただ愛し、祈り、導いて下さい。 |
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