2012
4月28日(土)
今回の目的は震災の悲惨さを目に焼き付けておこう、そんな思いで三陸へ向かいました。
金曜日夜東京を出発。スタートは陸前高田市から。一関ICでおり仮眠は国道284号線沿い道の駅かわさき。
45号線はほぼ海岸沿いを走ります。点在する集落は壊滅状態、時折高台や内地へ入ると全く建物の被害はありません。津波さえなければ・・・・・。
そして気仙沼市街に入ると何もありません。全てが消えてしまっています。2年前に訪れたばかりのあの光景が何もありません。
市街を抜け唐桑半島へ向かいました。半島の海岸線を走ってみましたが当然壊滅状態です。
石巻市日和山
漁火パークでアンテナを上げました。
相変わらずコンディションはさっぱりで全く飛びませんねぇ(T_T)
漁火パークで2時間ほどのんびり無線をした後、津山町にある道の駅「津山もくもくランド」へ向かうことにしました。気仙沼市街を抜け45号線で南下です。
本吉町にある海岸沿いの道の駅「大谷海岸」も津波の被害をもろに受けています。プレハブの直売所が仮営業しているだけでした。大きな被害のでた
南三陸町を抜け戸倉の交差点で45号線をさらに進み道の駅津山に到着。
この日の温泉は道の駅津山の手前横山の信号から県道64号線にはいり「追分温泉」へ。
お昼は箱根山中腹にある「手打ち本格蕎麦よし田」
震災以降店じまいをしていて1週間前に再オープンしたばかり
だそうです。メニューはいろいろありましたがこの日は
せいろのみとのこと。
今朝は霧がずいぶん出ています。視界が悪い。
45号線で戸倉まで戻り398号線に入り海岸線を
走って女川町、石巻市を抜けることにしました。
4月29日(日)
海岸近くにはやはりこんな光景が広がります。
追分温泉は峠の一軒宿です。入浴料300円と格安(^o^)
この宿には宿泊したことはないのですが地元の友人情報によると、
食事がとてもよいらしい。宿泊料金もリーズナブルということで、
いつかは一度宿泊してみたいものです。当日も駐車場にはかなりの車が
止まっていて、その人気度がわかりますねぇ〜
県道沿いには桜並木があってけっこう綺麗でした。
女川町に到着しました。町立病院のある高台からの景色です。女川町の8割が流されたそうです。
震災前は女川町にくるとマリンパル女川に立ち寄り海鮮丼を食べるのが楽しみでした。
左画像の崩れた茶色い建物がたぶんマリンパル女川と思われます。中央は町立病院のある高台に
建てられている慰霊碑。右画像、震災前には街がありました。マリンパル女川おさかな市場は現在
398号線の女川町と石巻市の境付近国道沿いで再開しています。
桜の名所、石巻市日和山へ行ってみました。桜が満開、駐車場は空き待ちの車で渋滞、大勢の花見客で賑わっていました。
満開の桜山の眼下にはやはり悲惨な光景が広がります。
漁火パークから広田湾方向の眺望
箱根山を下りた後は45号線を南下して気仙沼市へ向かいました。
山頂駐車場:アンテナを上げてみたもののコンディションはさっぱりです。
陸前高田市街から45号線出て大船渡市との境にある箱根山へ行ってみました。
津波は全てを破壊し、押し流しました
今回の行程の最終地点奥松島へ。奥松島近くの野蒜地区はいまだに津波の爪痕を生々しく残したままです。
仙石線野蒜駅も被害を受けたその当時のまま、近隣の建物も破壊されたままの状態で残っています。
2日間陸前高田市から海岸線を走り奥松島まできましたが、がれきや壊れた家々がすっかり片付けられ綺麗に更地になっているところも
ありましたが、いまだ全く手つかずのままの状態の地区が多数ありました。奥松島の湾の中には車や工事車が半分沈んだ光景も
目にしました。
雄勝町です。
こんな光景が目に飛び込んできました。全て流されてしまった荒れ地にぽつんと残る小学校。
こ、これは・・・献花台には多数のロウソクとお線香。大川小学校です。
駐車場奥には仮設住宅があります。
穏やかな三陸の海と陸前高田市街
景勝高田松原、津波で奇跡的に残った1本
奥松島仙石線「野蒜駅」
香りは軽いながらも腰のしっかりある二八蕎麦です。
汁は濃いめながらもきりっとしたもので美味しくいただきました。
早くお客さんが戻ってくるとよいですね。
398号線を南下し北上川河口沿いに入ると、もうこのあたりには何もありません。全て津波により押し流されてしまったんですね。
そして新北上大橋を渡ったところで。。。。。
全てが流され何もありません