私的意見 | - 香辛料を求めて東の国へ…、何やらバスコ・ダ・ガマのような話ですね(彼はスペイン人ですが)。
もっとも、バスコ・ダ・ガマは船でインドを目指し香辛料を持ち帰ったのに対し、Vの主人公達は船を入手するために黒胡椒を持ち帰るわけですから、ある意味正反対ですけど。 ちなみに、DQ3にバスコ・ダ・ガマは登場しませんが、大王ガマが登場します(…関係無いか)。(はぐりん)
- 大航海時代、香辛料という物は金より貴重でかなりの高額で取引されていた。
香辛料という物は各国様々な物があり、冒険者たちはより珍しい物・より貴重な物を求めて航海をしていた。 「我が国日本には固有の香辛料なんてあったか?」 と考える人もいるでしょう。 確かに日本料理(懐石料理)などでは、そこまで香辛料は重要じゃありませんから、直に連想出来ない事もいたしかたありませんね・・・ 話を元に戻しましょう。日本を代表する香辛料はあります。 「山椒(さんしょう)」です(中国・朝鮮でも取れるが)。 ミカン科の落葉低木で、高さ約3m程。 枝にとげがあり、葉は羽状。春になると黄緑色の小さい花を咲かせる。 香辛料となるのは果実や花、また葉も食用になる。 (参考文献:新世紀ビジュアル大辞典)(囚人老兵)
- このアイテム何度でも使うことができます。・・・・、そんなに使うとなくなっちゃうでしょうが。(赤木)
- 胡椒一粒は黄金一粒。・・・高ーよ!ぼったくり?(ドラゴンキッズ中1)
- 市場経済が発達し完全な一物一価の法則が成立する現代社会の感覚では、確かにDQ3の黒胡椒の値を高すぎると考えるのは至極妥当なことです。
しかし、交通技術・通信技術も発達しておらず、あまつさえ魔物が出現するという条件のDQ世界においては許容取引値であろうと思います。 実際の中世ヨーロッパでも「胡椒一粒=黄金一粒」で取引されていました(私たちが日ごろ目にする胡椒は粉末状ですが、実際の胡椒の実はけっこう大きいです)。
・・・しかし、さらに当世ヨーロッパ事情に立ち入ってみますと中学・高校で習ったヨーロッパ商業取引組合「ギルド」が絡んできます。 この「ギルド」は結託して海外商品に膨大な値をつけたりしました。通常の2〜5倍は当然のこと、ひどい商人は10〜20倍もの値をつけていたそうです。 ・・・・通常価格の20倍・・・ ・・・魔物の出現、交通・通信手段の未発達、セテリス・パリバスの条項(「他の条件が一定ならば」という経済学の基本条項)を差し引いても、「ぼったくり」の謗りは止むを得ないのかも・・・?(タクト)
- ……と、このように冗長な蘊蓄が並べられてしまうほどに貴重品だったのだろう。
なお、ドラクエ世界の通商はルーラやキメラの翼によってややこしいことになっている、はず。
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