軽井沢駅(信越本線)*現存せず
可愛らしい色合いですが、上下にも左右にもずいぶん大きな駅舎でした。日光駅と同じようにリゾート駅で、二階には貴賓室がありました。左右の棟の妻に三角形のカーペンターゴシックの飾りがついています。木を生かした装飾はこの地方にふさわしいように思います。北陸新幹線の開通に伴って惜しくも解体されてしまいました。
軽井沢に行く時はたいてい、堀辰雄の「菜穂子」をカバンに入れて行きます。昭和初年の小説でしたが、昔の軽井沢を偲ぶことができるような気がして。
「星の路線図」に戻る
「駅舎(えき)いろいろ」に戻る