水曜どうでしょう三昧

平成17年10月12日〜18日





「祭」



○10月14日

0815のバスで下山し、0840発のすずらんで札幌へ。
このすずらん、4両編成で、その内の3両半が自由席。北海道の特急事情に慣れていなかったので、指定が取れなかったときに「札幌まで立ちっぱなしか?」と不安になったが、自由席だらけで余裕で座れる。


10時前に札幌着。すぐに連絡を取ると隊長も既に札幌に到着しており、札幌駅で落ち合う。隊長に会うのは1年ぶりくらいである。
すぐにホテルに移動して、チェックイン手続きを済ませて荷物を預かってもらう。ロビーで対応してくれたホテルの若い従業員もどうでしょうファンで、翌土曜日から参加するそうである。


一度、大通にあるスープカレーの店で昼飯を食べてから真駒内に移動しようと店まで行ってみると、当然ながら1130からの営業。1時間も時間つぶしもできないので、HTB本社に行く事にする。南北線の南平岸駅から東に徒歩5分程。




左:前枠・後枠の風景(安田グランプリの会場もここ)、右:公園の上から撮影、聖地は案外と小さい


左:社屋の屋上には祭モードのonちゃんが、右:数々の企画ならびに企画発表のなされた社屋の裏手


既に多くのファンが訪れていた。HTBのロビーで展示品を見た後、喫茶店でロゴシートを購入。それから社屋の直ぐ近くにある聖地へと移動。ここも20人近いファンがいる。公園は案外と小さく、前枠・後枠で広く写るのは、広角レンズの効果であることが実感できた。


真駒内付近にはろくな店が無いだろうということで、南平岸駅付近で昼飯を食べていこうと店を探すのだが、あまり良い店が無い。その内、澄川駅との間に「純連」という有名なラーメン屋があるのを地図で見つけたので、歩いて移動。ギリギリ12時前だったので5分程並んだだけで席につけた。
本場での初めてのミソラーメン。ここ純連のミソラーメンは、ニンニクが利きすぎくらいに強烈で、スープも脂も濃厚。しかしそれほどしつこさを感じさせないから不思議である。多量の脂で口の中を火傷しながら食べる。好みの味(薄味が好きな人間がミソラーメンを食べている時点で間違っているのだが)ではなかったが、美味しいラーメンだった。

そのまま澄川駅まで歩き、地下鉄で真駒内駅へ。

シャトルバスで移動して競技場に着くと、すでに会場内で買い物などをしている人が多くいる。はやる気持ちを押えながらチケット交換の列に並ぶが、これが全然進まない。午後1時前に会場に到着して、中に入れたのは開演直前の1350過ぎだった。




左:チケット交換の列、右:ステージ前に陣取るファン、雨



左:夜のステージ、右:チケット代りのリストバンド


小雨が降り始めた。傘がさせないのでポンチョを出して着込む。平日なのでそれほど客は入っていないが、それでも日本各地から会社を休んでまでして1万人以上が来ている訳で、何とも恐ろしい…もとい頼もしいかぎりである。

1400開演予定が遅れ、15分頃に始まる。いつもの4人組に安田さんonちゃん。生で見るのは初めてである。
式典の後、トーク。あっという間の2時間だった。

次のトークまで2時間弱ほど時間があるので、展示や買い物などをしようと会場内をうろつくが、グッズの販売所には長い列ができているし、おまけに御目当てのonちゃんのぬいぐるみは既に売り切れ。展示をしている室内競技場に行こうとするも、こちらも長蛇の列。諦めてスタンドに戻って座って時間待ちをする。

1800から2回目のトーク。小雨。急に冷えてくる。途中で雨がやんでもポンチョを脱げなかった。それでも熱心なファンは何も無いかのように聞き入り、笑っている。偽聖火の点火式にトーク、そして樋口了一のライブが30分あった後に、花火が上がる。今年も夏に花火を見れなかったのを、こんな間近で花火を見られるとは思っていないので嬉しかった。2030くらいに全ての日程を終了した。

シャトルバスの行列に巻き込まれるのも嫌だったので、会場の近くの警備員のいなくなった橋の上でタクシーを拾い、すすきのまで行く。ジンギスカンが食べたいので「だるま」に行くが、本店も支店も人が並んでいたので諦め、近くの小さなジンギスカン屋に入る。
生ラムのジンギスカンは初めてだが、臭くも無く、豚と牛の中間のような味だった。牛てっちゃんも一緒に注文してしまったのだが、生ラム一色にしておいた方が満喫できた。この頃は胃が悪くて余り飲み食いできなかったのだが、久しぶりに大食する。


ホテルに帰る。シャワーを浴びて12時頃に就寝。



○10月15日

2日目。ホテルの朝食バイキングでしっかりと食べ、9時頃出発。
今日は、屋内競技場でスープカレー等のどうでしょう関連食品を食べることにする。
ところが10時の開場を前に、すでに列ができている。15分前には早々に開場していたが、ほとんどの人が食券売り場に並び、その列は競技場を一周してしまう。
半周目くらいに並んでいたので、「これはもう駄目じゃないのか?」と心配していたのだが、列のほとんどは「ラディッシュ」(藤村Dの実母が名古屋でやっている喫茶店)の小倉トースト目当てで、スープカレーとスパゲティはあっさりと購入できてしまう。




左:大繁盛のラディッシュ、赤い布が実母、右:ハリバットスパゲティ屋と枝幸町の蟹汁の店


左:スープカレー、右:ハリバットスパゲティ


どちらも美味しい。まあ両方とも1000円するから、それで不味かったら暴動ものであるが。
目的を達成したので展示を見に行くが、人が多すぎるのでスタジアムに帰る。




左:スタジアムの様子、右:スタンドはほぼ満員


今日も天気は悪い。曇りで、時折小雨が降っている。

グッズを購入する為に行列に並ぶ。その内にディレクター陣による「今日の日記」が始まる。スピーカーの配列の都合でグッズ売り場には声が届き難く、話の半分も判らなかった。

昨日までと違って今日は土曜日で、人も多そうだったので早目にスタンドに席を確保しておく。
1400から昼のトーク開始。いきなり鈴井、大泉、安田の3人が扮装をしてパレード。こういうのは生で見ないと楽しめない。
今回は特別ゲストということで大泉洋の両親と藤村Dの母親が出演。翌日のゲストで鈴井さんの奥さん(副社長)を呼ぶかを賭けて小倉トーストの早食いが行われた。(鈴井さんが負けたのに翌日に副社長は出なかった)

トークが終わった後も、席を移動せずに居座っている。夜には更に人が増えて、スタンドもアリーナも一杯になる。動かなくて正解である。



左:夜の会場、右:花火

日が暮れると、急に寒くなる。雨避けにポンチョを着るが、同時に防寒着でもある。我慢できなくてグッズのフリースのひざ掛けを買って足に巻く。

1800から夜の部のトーク。トークは30分程で、新作の第1話の先行放映と、第3話の前枠の撮影が行われる。トークが聞けないのは勿体無いが、先行放映や撮影に与れるのは嬉しい。
樋口了一ライブの後に、花火。2030頃に終了。


今日も一撃離脱を狙って橋へ移動。すると目の前のバス停に丁度バスが停まっている。行き先をみると真駒内駅だったので大慌てで乗車。しかしこのバスは真駒内駅発着で循環するバスで、逆方向に乗ってしまった為に20分ほど団地内を引き回されてしまう。何ともバツが悪かった。

時間ロスをしてしまったので、今日はホテルの近所で飲むことにし、ホテルの前の小奇麗な居酒屋に入る。この居酒屋は凝った面白いメニューが多いのだが、北海道らしいメニューが一切無かった。結局、北海道に来てシマホッケは食べられなかった。

午前1時ごろ就寝。



○10月16日

同じく9時ごろに出発。
昨日と同じく屋内競技場に並び、開場と共に展示を見て回る。



左:屋内競技場前の列、右:屋内競技場内の展示


左:ヨーロッパリベンジ一日目のテント、右:ミスタービーンの小道具とアラスカのお品書き


案外と面白かった。ただ人が多く、ゆっくりと楽しめるような状況ではなかった。大急ぎで見てまわり、スタジアムへと戻る。

今日は人も多いので、ディレクター陣の「今日の日記」からスタンドに席を確保する。昼飯も、一人ずつ食べに行く。隊長がスタンド地下のレストランで食べたミソラーメンが美味しかったといっていたので、自分もそこへ食べに行く。




左:偽onちゃん(日清のキャラクター)、右:ミソラーメン

あっさりとした味のミソラーメンで甘味もあり、美味しかった。520円でこれだけのものが食べられるのなら、コストパフォーマンスは素晴らしい。

昨日までと打って変わって晴天なのだが、日が照って暑い。雨が降っていた方が良かった。


1400から昼のトーク。今日もパレード。トークは30分程で、昨日見れなかった人の為という事で新作の第1,2話の先行放映と、それから第3話の後枠の撮影が行われる。嬉しい事は嬉しいのだが、「新作は待てば見れるが、トークは今しか聞けない」という隊長の言葉の通り、全国各地から高い旅費を払ってわざわざ北海道まで来ている我々としては、ぐだぐだでもいいからトークを聞かせて欲しかった。

月曜日の仕事の都合で、隊長は帰京。
一人きりになってしまったが、そのまま同じ席で時間を潰し、夜のトークへ。
日が暮れると、急に気温が下がる。上は着れるだけ着て、下は昨日買ったひざ掛けを足に巻き、万全の支度を整えるが、それでもなお寒い。周りを見ると、ダウンジャケットとかを着込んでいる人も多い。北海道をちょっと舐めていた。




左:会場の左側、右:夜の部の直前の様子


最後の花火


どうでみー賞の名言部門とダジャレ部門の発表とトーク。樋口了一ライブの後に花火。そして閉会の挨拶。会場は大いに盛り上がるのだが、こちらは帰りのフェリーの都合で、2030には会場を出なければならない。時計とにらみながら、4人が舞台の袖に入った瞬間に席を立つ。アンコールとかやられたらお終いだが仕方が無い。会場ではまだ歓声の沸いており、後ろ髪を引かれる思いである。

初日と同じ場所でタクシーを拾い、澄川駅まで行く。途中、北海道が不景気である話を聞く。
地下鉄で札幌駅まで行き、大慌てで六花堂のマルセイバタービスケットを購入し、小樽へ。
何とか乗船手続きの時間までに間に合う。



祭りは終わった。



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