４月１８日、一般公開前に「ルパン三世　DEAD or ALIVE」の試写会を見てきたんで
オイラなりにこの映画を紹介するよ。
今度の映画はシリーズ初、原作者のモンキーパンチさんが監督で　なんでもハードでクールな
ルパンを登場させたかったんだって。
そもそもルパン三世の原作はコメディータッチではなく　ハードボイルド系の漫画だったんで
原作者のモンキーパンチさんが　そう思うのも当たり前かな？。
原作は青年向けの漫画で　子向けじゃなかったんだ、初めてルパンがアニメになったときは
この漫画の影響が色濃く残っており　ギャグも少なくカッチョイイ＆渋いルパンが
登場してたんだよ（見たこと無い人はぜひ見てみて！、レンタルビデオ屋へレッツゴー）。
でも　このシリーズはあんまり人気が出ず、パート２からは　子供をターゲットにした
ギャグの色が濃い　ルパンアニメに転向するんだ、オイラが子供の頃見ていたのは
このパート２の頃で、その後パート３までアニメは続いたんだよ。

さて　前置きが長くなってしまったけど　この映画のデキは　１００満点中
８０点が合格なら　８５点くらい、映画館に見に行っても　ソンはしないかな〜ってトコ
ルパンファンなら映画館に足を運んでもらいたいけど、そうでもない人は　ビデオでもいいかな、
ってのがオイラの意見。
面白かったことは　面白かったんだけど
何かこう物足りないっていうか　決定的なものが無かったんだよねぇ〜。

オイラがルパン映画を見るときは、絵のデキ、ストーリー、登場する車、の３点に
に注目するんだ、この３点を別々に評価すると、絵のデキ９０点、ストーリー７０点
登場する車８５点だね。

まず絵のデキ、
絵はいいデキだったね　さっすがモンキーパンチ監督　気合がはいってる
オープニングのカーチェイスシーンはとってもグット！！
でも　中盤らヘンに　妙に手抜きの部分があるねぇ〜　
もしかして　制作時間が足りないもしくは制作費がたりなかったのかなぁ〜？
なんて思ったけど．．．．気のせい？。

ま、いいや、そんで絵のデキで映画化時に一番気になるのが
ルパン一家の設定グラフィック、ルパンの顔の形やジャケットの色などの設定ね、
今回、その点はとっても良かった！９８点を上げちゃう　文句無しだね、
ルパンもカッコイイし　次元も渋い、顔が一番固定されてない不二子も
まぁまぁ不二子らしかったから合格、
でもねぇ　五ェ門がはさぁ　スッキリ顔のほうが（顎がとんがってるほう）
五ェ門らしいと思うんだけどなぁ〜
９８点の２点減点は五ェ門の顔だね（オイラ個人の好みだけど．．．）
そうそう　忘れちゃならないのが　銭形のとっつあん、今回のとっつあんは
カッチョ良かった〜、ドジなシーンよりカッコイイシーンが多かったよ
とっつあんファンが見れば涙流して喜ぶだろうね。

でも　わき役達のデキは良くない！、特にパニシュなる人物
めちゃくちゃ浮いてる、なんだか　出てくるアニメ間違ってるんじゃないのか？
って思うほど、中盤　オーリ（今回ヒロイン）と二人で会話するシーンが
あるんだけど、そこだけ見たら　ぜったいルパン映画にみえないよ
最近のＴＶのスペシャル版でもそうだけど、サブキャラクターに、
今風のキャラを使うのはやめて欲しいなぁ〜。
キャラクターといえば　この映画には　色んなキャラクターが
あちこちに　チラッチラッと出てくる　しかも　オイラが子供の頃に見たキャラばっかり
００９、つりキチ三平、コブラ、キャンディ＾２、ドカベンに出てくるイワキ　とかね、
そのほかにもたくさんでてたよ、最近の映画でこんなにでてくるのは珍しいんじゃないかな、
意見は分かれそうだけど　こういうのオイラは好きだなぁ〜。

次、ストーリー
ストーリーがあんまし良くなかった、なんだかつじつまが合わなかったり
説明不足で意味が分からなかったり、意味がない設定など　ストーリーでの
不満は多いね、あんまし詳しく書いてしまうと　これから見に行く人に
悪いから書かないけど．．．．。
今、流行のインターネットも少し絡んでいたけど　あんましねぇ〜
とりあえず　入れときましたって感じ．．．．。

でもねルパンがＰＣを使うシーンがあって、そのＰＣは誰がどう見てもMacなんだ
でもよく見ると　ディスプレイ中央にある　アップルのマークの所に
バナナのマークが！　そういうちょっとした　アクセントは
なかなかよかったと思うよ。
Macのギャグは　トム・ハンクス主演の「フォレストガンプ」にもあったよね。

最後にオイラが一番注目する　登場する車！
今まで　ルパンの映画では　たっくさんの車が登場してきたんだよ
ルパンvs複製人間（マモー）では　メルセデスベンツＳＳＫ、オースチンミニクーパーＳ、
シトロエンＤＳのパトカー、ワーゲンのオーバルウィンドー。
カリオストロの城＆風魔一族の陰謀では、FIAT500、ブルーバード４１０、シトロエン２ＣＶ
とまぁ　いろいろな車が出てきて　ルパン特有の超カーチェイスを繰り広げてきた
ウィリーはするは　絶壁はのぼるは、旅館の中を走り回るとか　はちゃめちゃな
カーチェイスがとっても面白かった。

でも　前作の「くたばれノストラダムス」では　期待を裏切られた！
ひっさしぶりの　映画化だから　スッゴイカーチェイスシーンがあるだろうなぁ〜
とか、今度は何の自動車が出てくるだろう？とか、FIAT500は出てくるかなぁ〜
なんて期待してたのに、見てみたら．．．．．．。
カーチェイスがあるにはあったんだけど　ルパンが乗ってる車は　へんてこなジープで
追っかけるとっつあんが乗ってるパトカーは　国籍不明のただ車ってわかるような
おそまつな車、FIAT500も最後の最後にちょろっと出てきただけ。
さ、最悪．．．．もう　残念で残念で、オマケに絵も良くないし
ストーリーもたいしたことなかった、だから　今度こそは！って気持ちが強かった。

で、今回の映画での登場車評価は、大好きなFIAT500が出てこなかったのは
残念だったけど　車がしっかり描いてあったから○！、
序盤のカーチェイスでジープがたくさん出てきたんだけど
オイラはジープ系統はあんまし詳しくないんで　コメントできないケド
なかなかしっかり描けてたんじゃないかな。
そのほかに　登場した車は　ワーゲンの鉄くず（今回ワーゲンがいっぱい出てた）、
シトロエンＤＳの鉄くず、ポルシェ３５６、フィアットパンダ、
軽トラ（車種までわかんなかった）などなど、バイクもオフロード系（名前忘れちゃった）
のが出てきててしっかり描けていたよ。
ま、FIAT500やオイラの好きな車が　出てなかったから　ちょっと厳しい８５点だね。

とまぁ　いろいろ書いてきたけど　コレはオイラの意見であって
見た人が全部が全部　こう思わないだろうから、とにかく　少しでもルパンに
興味がある人は　映画館に足を運んで欲しいね、そんで
自分はこう思った、私はこう思うって　意見をくれれば嬉しいなぁ。

ほいじゃ最後に　バンザイ三唱で　締めくくらせていただきます。
ルパン三世バンザァーイ！　バンザァーイ！！　バンザァーイ！！！。