但馬丹後丹波 落穂ひろい遠征 その3

令和2年9月19日〜22日



明日ここに登るのか(黒井城)




〇9月21日

 午前5時50分起床。朝食はカップ麺とパン。弓木城のある天橋立周辺は早く済ませないと渋滞に巻き込まれそうだということで、7時には出発する。








弓木城


左:主郭南下の郭と土塁、右:主郭南東下の郭


左:後世に付けられた神社の参拝道、右:主郭


左:主郭西下の郭、右:主郭北西下の郭


左:北東に伸びる郭、右:同左




図面(画像サイズ1200x866)

 公園として整備されているが、城という感じが余りしない。高低差のメリハリが効いているのだが、木が生い茂っていて、視覚的にそれを感じられなくなっている。出丸と北曲輪群の残りに行けるかどうかは不明。城の遺構ではないのだが、後世に付けられた神社への参拝道が圧巻である。





北有路城


左:南東下にある堀切を下から、右:主郭南東下の郭


左:主郭に建つ展望台、右:主郭を北西から


左:主郭北西下の堀切、右:同左



 主郭に展望台が建ち、そこまでの道はよく整備されているが、それ以外は放置され、この時期だと見て回るのは難しい。また展望台も周りの木が伸びて展望は無い。遊歩道に鹿の角が落ちていた。
 駐車場が無い。南麓にあるレストランには駐車場があるのだが、営業妨害になってしまう(行った際は営業時間前だったので失礼させてもらった)。東麓の寺の墓地に停めた方が良いかもしれないが、調べていないので状況は不明であり、こちらも営業妨害には変わりない。





中村城


左:南東端の横堀と土橋、右:北東面の横堀


左:南東の郭、右:主郭の北東下の横堀


左:主郭北東下の横堀、右:主郭北下の横堀


左:主郭北西下の堀切、右:その北西下の郭


左:主郭、右:主郭の南西の郭から主郭を


左:主郭南西の郭、右:同左と南東端の郭の間の堀切



 竹藪に埋もれているが、メリハリの利いた横堀と土塁が残っている。北西から南東へと一直線に並ぶ郭の周りに帯郭のように長細い郭が設けられているが、その北東面側のみ横堀になっている。南西麓に館があり、南西面はそれを含めて防御されていた為だろうか。





猪崎城


左:北西へと続く郭群、右:主郭北西下の土塁


左:主郭北下の横堀、右:主郭北東下の横堀


左:主郭南東下の横堀、右:同左


左:主郭南下の横堀、右:同左


左:主郭南西下、右:主郭から北下の横堀を望む



 公園として整備されているが、主郭回りの横堀や郭群は芝生となっているので、凹凸を十分に楽しむことができる。駐車場は北東麓の墓地の脇に3台くらい停められるスペースがあるが、行った際はお彼岸で駐車が難しかった。





愛宕山城


左:南端付近の堀切、右:愛宕神社


左:北西端の土塁と堀切、右:堀切


左:土塁、右:周縁部、明確な平坦地ではない



 陣城であるため、山頂平坦地も周縁部が下がり、北西端と南端にそれぞれ堀切と土塁、土塁が残っているだけである。北西端には飛び出した門のようなものがあるが、藪で上手く写真が撮れなかった。
 また、神社の南西麓にある駐車場は広いのだが、そこに至るまでの道が狭い。通行量も多い為、運転に不慣れな人は注意。





新庄城


左:東端にある神社、右:神社の西の郭


左:その西上の郭、右:更にその西上の郭の土塁


左:東側の最高所、右:同左の南下の堀切



 東半分の最高所までは何とかたどり着けたが、それより先には進めなかった。




 以上で本日の予定分が終了。まだ昼だったので、明日の分と予備を取り崩すことに。最短距離である国道429号線を西進。青垣町の手前の峠で道が狭くなり離合不能になるのだが、運良く離合する羽目にはならなかった。




山垣城


左:足立遠政の墓、階段上の左手に登り口、右:取りつきにある堀切


左:南側の郭、右:同左南下の郭


左:二重堀切、右:祠のある郭


左:主郭南下の郭、右:主郭



 20年近く前、神戸在住時に一度来た筈なのだが、何も覚えていない。南西麓にある足立遠政の墓(一般の墓でなく、その西隣にある墓所)の左脇に登り口がある。道も良く、整備もされている。縄張は比較的単調だが、上下のメリハリが効いている。




 午後1時を回ったので昼食に。周辺にレストランらしきものも見つからず、道の駅に寄ってみるが混雑していて無理だった。仕方ないので某コンビニで飯。おにぎり2つにファミチキ、野菜ジュース。




朝日城


左:東斜面の縦堀、右:縦堀を上から


左:主郭、右:主郭南端の土塁?櫓台?


左:南端の堀切、右:同左を横から


左:主郭の北下の郭群、右:この土塁の先は宅地開発で全滅



 登り口が非常に分かりにくい。寺の建物の裏手に溝を渡る丸太橋が架かっており、そこから取りつく。道らしきものは無いので直登。城の北半分が宅地造成でごっそりと無くなっている。残っている範囲は藪に埋もれつつあるが、何とか回れた。図面には東斜面に大量の畝状縦堀が描かれているが、あまり明瞭ではなかった。





野村城


左:北西隅の土塁を南から、右:南西隅の土塁を東から


左:南面の堀跡と南東隅の土塁、右:東面の土塁を南から


左:南東隅の土塁を東から、右:東面の土塁を南から



 内側は畑になっているが、ほぼ北、東、南の三面の土塁が残っている。土塁はそれほど高くない。





国領館


左:南面の土塁、右:同左の西側


左:西面の土塁、右:西面の堀




国土地理院の航空写真(1975年、CKK758-C15B-6)

 南面と西面に土塁が残り、西側に堀らしい凹地もある。




 それでも時間が余ったので、丹波篠山城で復元された大書院でも見に行こうかと言う話になったのだが、実際に行ってみると観光客で溢れていた為、諦める。




大淵館


左:西面の土塁、右:南面の土塁と堀を南西から


左:南東から、右:東面の堀



 四周の土塁と堀の一部が残っているが、民家なのでまともに見れるのは南面の土塁と堀を外から眺めるだけである。




 以上で本日の作戦終了。

 疲労も溜まっていたことから、手っ取り早く高速道路で宿のある福知山へ戻ろうとしたのだが、丹波篠山口ICに向かう途中で大渋滞に遭う。このままだと雪隠詰めになってしまうので、急遽Uターンし、下道で福知山へと向かう。最初からそうしておけばよかった。


 今夜こそスーパー飯、かと思ったのだけどKさんが乗り気でなく近くの居酒屋へ。2人で8000円程。その後、横を通った際に行列が出来ていたラーメン屋へ。どんなものかと思ったら、天下一品のようなラーメンだった。そして飲んだ後のラーメンは太る。




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