石見出雲遠征 その2
令和4年 9月23日〜25日
ヤマジノホトトギス(土居城)
2022年9月24日
午前7時にホテルを出発する。
山陰道を通って東へ進む…のだが、無料区間だけで収めようととして1つ手前のインターで降りたのだが、道が悪く宍道要害山城にたどり着くまで15分以上余計にかかってしまう。その上、すでに有料区間に入ってしまっており、高速料金も取られるという体たらく。
2日目(国土地理院の地図を基に作成)
宍道要害山城
左:主郭、右:主郭から北下の郭を
左:北下の郭、右:同左の北側
左:主郭にあった謎の石造物、右:同左
左:謎の石造物、右:同左
要害山児童公園として整備されているが、こんなところに子供は来るのか?という不気味な雰囲気がしている。主郭にある忠魂碑の直ぐ横に、大きな岩をくりぬいて造られた謎の構造物がある。宍道町には戦時中に防空監視哨が置かれていたことから、防空監視哨の遺構か?と思ったのだが、調べてみると少なくともここではなさそうである。
玉造要害山城
左:北西端の郭、右:その上の帯郭と土塁
左:その東続きにある畝状縦堀、右:その1つ上の帯郭
左:北斜面、右:主郭
左:主郭の南にある櫓台、右:その南下の堀切
左:主郭南西下にある井戸、右:更にその南西下の堀切
左:主郭の北東下の郭、右:その更に北東下の郭
玉作湯神社の裏山にある。神社には大勢の参拝客が居たのだけど、城の方は既に竹藪に飲み込まれており、当然我々以外に人は居ない。辛うじて遊歩道跡が残っていて、これをたどって山頂まで行く。
高低差のメリハリも効き、堀切や縦堀も残っているのだけど、竹藪が酷すぎて全てを回ることが出来ない。温泉客や神社参拝者には興味のない場所なのかもしれないが、これはもったいない。
真山城
左:堀切?、右:郭?
左:郭、右:郭
左:台座のある郭、右:台座
左:尼子勝久の碑のある郭、右:南西を望む
登山道が整備されているが、土質が赤土?で滑りやすい。城は基本的に陣城なので縄張りがシンプルである。遊歩道以外は藪化していて、縄張図に描かれていても入れない場所も多い。途中の郭に台座だけが建っているが、主郭にあった尼子勝久の碑が元々建っていた場所かもしれない。
白鹿城
左:縦堀?、右:堀切
左:大井戸のある郭、右:大井戸
左:東西に広い郭、右:同左中央部の祠
左:東西に広い郭の東側、右:その南東下の郭
左:本丸の南下の郭、右:本丸
左:本丸の東下の郭、右:南西にある大黒丸
比高差の最も少ない西側から登る。整備はされてたようなのだが、それから年数が経過して朽ち果てつつあるような雰囲気を醸し出している。少なくとも夏に登る所ではない。
真山城よりかは技巧があるものの、それ程凝った縄張でもない。南麓からぐるっと一周するのが良かったのだろうが、やるとしても冬に行きたい。
本宮山城へ向かう途中で昼食を、ということになっていたのだけど、案外と見つからない。たまたま見つけたラーメン屋に入ったが、結果的にはそこが最終ポイントだった。生姜ラーメンをいただく。
本宮山城
左:西側、右:東側
左:東側の建物の跡、右:南東方向を望む
山頂まで車道がついているが、東側からのアプローチは道が悪い(特に山頂の東下付近)。案内看板を見ると、西側からの道が推奨されているようだ。
平坦地のみ。南東尾根の郭群は亀畑山城と呼ばれている。
土居城
左:主郭南東下の縦堀、右:主郭南西下の縦堀
左:主郭西下の縦堀、右:主郭の東下の堀切
左:主郭、右:主郭にある穴
左:主郭北東縁の土塁、右:東の郭
左:堀切、右が東の郭、左上が主郭、右:東の郭の北下の堀切
大野小学校の北、西光寺の裏手。一部が墓所になっている。適切な駐車スペースが無く、大野小学校の北の道路に路駐した。西光寺の駐車場は寺の東隣りにあるがそれ程広くなく、そこへ至る道は北東側から来ていた。
東西に2つの郭があり、その周囲に堀が巡らされている。特に主郭南下の畝状縦堀が見どころ。全体的に藪になっている。西光寺の住職の話によると、下草刈りを依頼しようとしているものの、2年待ちの状態だそうだ。
また主郭に穴がある。防空監視哨関連かとも思ったが、調べてみるとこの付近には防空監視哨は無い。井戸、というよりも物焼き用に掘った穴かもしれない。
平田城
左:南西端の郭、右:その東上の郭
左:主郭、右:同左から南を望む
左:主郭の北下の堀?、右:同左の東側
左:主郭の北下の郭、右:その東下の郭
愛宕山公園として整備されているが、主郭の周辺の幾つかの郭が残っているだけである。公園の駐車場には沢山の車が並び、子供連れ客で賑わっていたが、城跡となっている範囲では誰一人として見かけなかった。主郭ですらも草が茂っており、確かにこれだと子供には辛い。
宇龍城
左:主郭に建つ社、右:主郭の東側
左:土塁、右:主郭南東下の神社
日御碕の東。宇龍漁港の西にある。山頂に建つ社までは道があるが、社の周囲は藪。土塁の確認も難しい。
日御碕から出雲市へと戻るが、途中国道9号線バイパスで渋滞に遭う。
旧海軍大社基地跡
左:北東側、ソーラーパネルが建つ、右:同左の東側、滑走路が剥される直前
左:南西側、住宅の分譲工事が進行中、右:南西端の滑走路
左:滑走路のコンクリート、右:南東側
終戦直後の航空写真(USA-R514-4-49、国土地理院)
基地跡の保存運動が失敗し、一部で太陽光パネルが敷かれていることは知っていたが、それ以外の場所でも滑走路のコンクリが既に剥がされて宅地化が進められていた。一部だけでも残せなかったのかと思うが、最後は金の話なのでどうしようもない。
駐車スペースは無いので、2ヶ所あるコンビニに停めさせてもらうしかない。
空港近くのホテルにチェックイン。
近くの巴寿司で夕食。揚げ物、焼き物、寿司、どれも美味しかった。しかも、あれだけ飲み食いして1人5000円。近所にこういう店があればなぁ。
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