雪の境目 安芸・備後遠征 3日目

平成25年1月11日〜14日




鎮海山城から、あの作品の舞台を




○1月13日

西条盆地から竹原にかけて。



鏡山城


左:北の駐車場方向から、右:遊歩道から竪堀と城山を見上げる


左:東の尾根から山を、右:東の堀切群


左:東の畝状竪堀(南)、右:同左の続き


左:東の堀切群をバックから、右:東南下の郭


左:大手門跡、右:南斜面の畝状竪堀


左:南斜面の畝状竪堀、右:本丸から南下を


左:本丸から北下を、右:本丸の東下の郭


左:本丸、右:本丸の井戸跡とされている穴


左:本丸を最高所から、右:同左から西を


左:本丸と南斜面、右:西の堀切群を見下ろす


左:西の堀切群、右:同左から本丸方向を見上げる


左:西の堀切群の北斜面の畝状竪堀、右:その更に東


左:北西に伸びた尾根と井戸跡、右:北斜面の大きな竪堀


左:北斜面から本丸を見上げる、右:北斜面の大きな竪堀、その2


左:北斜面の畝状竪堀、右:東の堀切群の北斜面の竪堀、奥に遊歩道


左:東下の郭、右:同左から本丸方向を


左:東の堀切群を見下ろす、右:北東の(仮称)東出丸の石垣



登るのは2度目。前回は雨で撤退。
前に登ったのは秋だったが、今回は真冬なので地形が良く見え、印象が全く違った。

登りやすさと見所の多さでは、県でも随一かもしれない。

本丸に直径2mくらいの穴があり、井戸跡と書かれているのだが、こんな場所に穴を掘っても、余程深く掘らない限り水が出るわけが無く、防空監視哨の聴音壕か何かの跡ではないかと見ている。
他にも最高所の平坦面に掘られた穴を井戸としている城は結構多く、その辺の可能性も踏まえて再調査して欲しいものである。(実際に香川県の雨滝山の穴は防空監視哨のもの)





御薗宇城


左:南から、右:南面の石垣(恐らく後世のものか?)


左:南方向、右:中心方向を


左:中央の平坦部、右:西面


左:北の大土塁?の上、右:大土塁?の中


左:西側の大土塁から中央部を、右:とんど用の竹を切り出した場所、土塁はこのくらいの幅


左:大土塁と平坦部とを、右:平坦部から大土塁を


平坦部から東側の大土塁を



県道351号線沿い。白市の町からは北西に2.5kmくらい離れている。
幅10mくらいの郭というか大きな土塁が馬蹄形を成している。この土塁部は竹藪になっており、地形は把握し難い。北側に行くと一段高くなっているようだが、良くわからない。
中央の平坦部は、地域のイベントに使われているようで運動場のように整備されていた。この日は丁度とんど祭りで、中央に竹が組まれ、また大鍋でおでんを作っていた。

すぐ近くまで車で上がれるが、上記のようにとんどの準備で車が停められなかったので、少し南側に置いて歩いた。





頭崎城


左:神社、右:南東の郭方向


左:南東の郭、右:本丸の南面


左:本丸南面の石垣、右:本丸


左:西の丸の入り口付近、右:同左西下の畝状竪堀


左:煙硝の段、右:同左から西条方向を



2度目。前回よりは荒れているような印象。
折角城域が広いのだから、色々と歩けるように整備して欲しい。

北西から林道(土)が来ているが、話を聞くと途中急カーブがあるらしい。軽トラでないと難しいかもしれない。





白山城


左:街中の看板から山を、右:登山道、登れない事は無いが藪漕ぎに近い


左:山頂の三角点、右:南西の郭


左:墓所の近くの水場(右)と防空壕(左)、右:同左の防空壕の中


左:水場の北西裏にある方形窪地、右:同左内の防空壕(左右2ヵ所)


左:方形窪地の北面の土塁と切られた通路、右:光政寺(左)と登山道入り口(奥)



2度目。前回、登った記憶が無かったのだが、実は登っていた。
藪漕ぎに近く、登るなら冬でないと辛い。このままということは、私有地で整備は難しいのか。

前回は気付かなかったが、麓の墓所の近くに水場があり、その横に防空壕が残っていた。その北西裏には10m四方の方形窪地があり、水場からの防空壕の出口と、もう一箇所穴が開いていた。北面も土塁になっており、出入口らしい溝が切ってある。
造りからして防空監視哨の建物でもあったのかと思われるのだが、県警の記録にある民間の防空監視哨の配置場所には、西条と河内はあっても白市が無く、可能性としては薄い。陸軍直轄の防空監視哨かもしれないが、資料が無いので何とも言えない。




白市で昼食。ビーフシチューをいただく。なかなかに美味しかった。
ついでにその家のおじいさんに先ほどの遺構の話を聞いてみたが、初耳とのこと。





御土居館


左:河内高校跡の碑、右:同左の東側


左:西側の土塁?の上に建つ祠、右:城跡は二分されている


左:東半分、右:同左付近から見た白山城

ここも一応2度目。場所は覚えていなかったが、駐車場近くに案内図があり、そこに「御土居」と書かれていたので思い出しながら行って見た。
平坦地以外、これといったものは無い。





木原城


左:墓所への参道、元は堀切か、右:同左から東へ伸びる堀切


左:参道続き、西端の堀切、右:墓所


左:墓所の東奥、完全に藪、右:西端の堀切、北側


左:分岐して、東へ少し入っている堀切、右:西端の堀切、北側


左:振り返る(右が分岐、左が参道方向)、右:西端の堀切で切られた斜面

白山城の南西1kmほど(白山城の地図を参照)。
西側は墓地になっており、多少とも入りやすいが(それでも車道から少し山に入らなければならない)、墓地から東側は藪になっており、また民家の裏手であることから入りづらくなっている。
ただ墓地の参道にもなっている西端の堀切は良く残っている。





木村城


左:山を東から、右:登り口の看板にあった縄張図(右が北)


左:南斜面の遊歩道下の畝状竪堀、右:馬返し、上が東の郭


左:馬返し上の井戸跡、右:同左付近から馬返しを


左:東の郭の石垣、右:東の郭


左:東の郭の東下、右:東の郭を西側から


左:一つ西上の郭、フェンスは井戸跡、右:同左から本丸方向を


左:井戸跡、右:本丸の東下の平坦地から本丸方向を


左:本丸の石垣、右:本丸の平坦部


左:本丸西下の郭、右:東下の郭


左:本城山(右奥)方向を、右:館跡(左奥)と本城山(右奥切れた辺り)


左:館跡の石垣、右:北西面の石垣


左:南隅の櫓跡、右:南東面の石垣



竹原へ南下する国道432号線の脇にある。
遊歩道はあるが、山は比較的小さい割に結構険しい。
畝状竪堀は幾つかあるものの、平坦地は不明瞭である。
城山の尾根続きの南東に城山という山があるのだが、ここには城マークがついていない。位置から詰の城でもおかしくないと思われるのだが。

北西の本城山の麓には、館跡がある。





鎮海山城


左:山頂、右:山頂


左:北西の尾根、平坦地や堀切のようなものは見当たらない、右:南西方面



竹原の町の東上にある。
眺めは良いが、堀切などの防御施設どころか平坦地は殆ど無く、とても城には思えない。メインは他にあるのか?






福山へ移動し宿泊。

店を求めて徘徊するも決めあぐねてしまい、お好み焼き屋っぽい鉄板屋で夕食。





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