クイーンにお別れをして以来、行ってなかった王子動物園。
サポーターの更新の時期が来たので久々の訪問です。
(これは去年の写真です)
王子のサポーター制度はサポートする動物を選べるので、今後オオカミの飼育の予定が
あれば・・・と思ったのですが、
オオカミファンにはちょっと残念なお報せ。
王子では、今のところ、新しいオオカミを飼育する計画はないそうです。
今の獣舎は、過去から改築をしてきたけど、やはり狭いので(※昔に比べると、
動物たちの住環境に対する認識も変わってきてます)かわいそうだし、
今後改築の計画があれば、そのときに検討します、といったお話を聞きました。
これで王子には犬科の動物が居なくなってしまったわけですが・・・。
あのスペースで暮らせる動物となると・・・、タヌキかなぁ。
(職員さんの口から「犬科・・・」って言葉がちらっと出たので、小型の犬科でも・・・
という思惑があるのではないかという、勝手な想像です)
しばらく行ってない間に、王子も少しずつ様変わりしています。
オオカミ舎と並びの小獣舎がガラス張りになり、見やすくなりました。
そして、シタツンガ舎には・・・・・
(2009/7/27) 王子動物園
シタツンガの「アラシ(♂)」くん (千葉時代は「ノブ」くん)
ジャ○ーズ系(?)の美男牛 :Dm
怖がり、ということですが、だいぶ王子に慣れたようで、呼んだら近くまで来てくれましたよ
(でもまだ、他の子みたいに舐めるとこまでは来ません)
前に居た♂に比べると、首の周りのフッサり感が少ないのはまだ若いからでしょうか。
こちらは若い方の♀、「アスカ」
足元を見てください。池を作ってもらってます。
年配の「サツキ(♀)」 ちょっと前より毛艶が良くなってるようで、一安心。
シタツンガは湿原に住む動物なので、水が好き。
池が手前に配置されてるので、お客さんの前によく出てくるようになったと思います
(水に足が浸かってるときは安心しているように見えます)。
けっこう動きが緩慢な動物です。環境を利用して敵から逃れるタイプの草食獣
だと思うので、手前に何本か植木でもあるともっとノビノビ暮らせるんじゃ
ないかなぁ(葉っぱ、食べちゃいますけどね)。
何故か、奥のミニサイズの池に追いやられてるアラシくん :(m レディーファースト?
ペロペロ舐めて、頭をこすり付けるのはウシ科の挨拶。
以前からシタツンガに(特にアスカに)舐めてもらってるのですが、
塩分を求めてるわけではなくて :Dm しっかり「挨拶」されてたみたいです。
ほっぺを掻いてやると気持ちよさそうにして、手を止めると頭をすり付けてきます。
うーん、ヤギの挨拶と同じだ。
アフリカの奥地に住んでる野性動物が人間とコミュニケーションを取れるのは、
不思議で楽しいことです。
今回は去年に続き、シタツンガのサポーターになりました(オオカミはやめて一口だけ)。
「ディオ」ちゃんの居なくなったシマウマ舎。「凪斗(なぎと ♂)」くんがのんびり過ごしてます。
王子に来てからけっこう経つんですが、ヨシズがかけられて慣らし中です。
ディオちゃんの事故の詳細はよく分からないまま(聞かないまま)なんですが、
この様子を見ると、お客さんの行動に驚いてどこかに激突したんじゃないかと思われます。
考えられるのは、まずカメラのフラッシュ、物を叩く音、騒ぎ声、そしてカメラのシャッター音の
可能性もあります。お客さんが立てる音には、動物園の動物は慣れてもらうしかないわけですが、
カメラは・・・防げるはずですよね。
フラッシュが平気と断言できる動物は、言葉を交わせる人間だけです。
私はフラッシュ浴びせられると不快ですけどね :Dm
動物は(特に狩られる立場の生き物は)とことん弱点を見せません。
平然としているように見えても、どう感じていることか・・・。
個体差もありますし、フラッシュに驚く動物が少なからず居る以上、
動物園ではフラッシュ不要、とするくらいでいいと思います。
シャッター音については、意識している人は少ないんじゃないかと思いますが、
一眼タイプのシャッター音は動物を驚かせます(特に高周波に対して人間より
敏感な動物が多いそうです)。動物が緊張しているサインは人間には分かりにくく、
見落としがちになりますが、近距離から撮影する場合は、
相手に撮影者の姿を認識させて、かつ、様子を見ながらストレスを感じさせないよう
配慮してあげましょう。
サブローが亡くなって一人ぼっちのシロサイ「ナナコ(♀)」の様子も見てきました。
ひとまず、歩き回っていて、元気そうでした。