フローター道 -お買いもの編-



このページでは、フローターフィッシングに必要なものを説明して行くよーん!
買うときのコツなんかもちゃんと書いてある(はず)。
結構あるけど気合いを入れていこう!
(1999年4月3日更新)

フローター本体

これは基本的にはトラック用のチューブにナイロンのカバーがついたものが原点。チューブを塩ビやウレタンにした軽量チューブタイプもある。さらに、形状をUやV字型にする事で水流抵抗を下げているモデルもある。UやV字型は乗り降りも容易になるので、より安全に入水することが可能で入水ポイントのバリエーションも増える。このほかにもH型のフレームに2つの気室を付けたポンツーンタイプなどもある。各機種で、サブ気室サイドポケットエプロンサスペンダーロッドフォルダーシートの構造などに違いがある。各装備の付き具合が値段に反映するので、説明を読んで必要なものだけがついているのを買おう!値段は¥10000-100000。

それぞれの特徴は、
O型
長所
安定性はこれが一番。特にトラックチューブはどんな軽量チューブよりも強い。丸いだけあって回転も容易にできる。コンパクト。
短所
乗り降りが不便。トラックチューブモデルは重い。直進時の水流抵抗が大きい。

U&V型
長所
乗り降りが容易。軽い。直進時の水流抵抗がO型に比べて少ない(H型よりは多い)。
短所
前のチューブのない方向に体重をかけると少々不安定。O型よりも大きい。軽量チューブなのでトラックチューブに比べるとエア漏れの危険性が高い。

H型
長所
乗り降りが容易。直進時の水流抵抗が少ない。シートが水上にあり脚の水に浸かる部分が減るので寒いときは楽。
短所
回転しにくい。収納時、H型のフレームががさばるし重い。O型よりも大きい。軽量チューブなのでトラックチューブに比べるとエア漏れの危険性が高い。シートが水上にあるため視点が他のモデルと比べると高くなり浮き輪の最大の楽しみである「目の前でのファイト」の楽しさが減る。

おいらは最初にO型、現在V型を使用しているが、入水場所が確保できるなら移動距離が少ない野池ではO型、その他の移動距離が多い場所ではV型を使用するのがベストと考えている。


ウエーダー

いわゆるゴム長ってやつです。釣具屋さんに売ってるウエーダーには、「ブーツタイプ?(太股までのやつ)」「ウエストハイ(腰までのやつ)」「チェストハイ(胸までのやつ)」の3種類の長さがある。フローターに使えるのはチェストハイタイプ。ウエストハイだとずぶぬれになるので注意!(写真を見よ!チェストハイだがぎりぎりまで濡れてるっしょ)。素材も大きく分けると「ネオプレーン(ジャージ)」「ナイロン」「ゴアテックス」の3種類。ネオプレーンは防寒性に優れているがちょっと脱ぎにくいかな。ナイロンは防寒性はぺけ(中に着込めばOK?)だけど脱着が楽だし安い!夏だけならこれがいいかも。ナイロンの通気性をよくしたのがゴアテックスと考えてくれ。これは高いのが欠点!さらに、自慢の通気性も水中ではあまり威力を発揮しないだろうし、他の素材に比べて切れやすい。あと重要なのはつま先の形状、「ブーツタイプ(靴が付いてる)」「ストッキングタイプ」に二分できる。これはあとに述べるアシヒレとの相性で決まってくるので注意!紐で結ぶタイプのアシヒレならブーツタイプがあっている、ストッキングだとウェーディングシューズなどを着用しないと脱げる可能性大!足を突っ込むタイプのアシヒレの中にはブーツの形状によって入らないものがある。そうそう、間違っても磯用のスパイクの付いたやつは買っちゃダメよーん。ちなみにおいらは、最初はネオプレーンのストッキングウエーダーに自作のウエーディングシューズをはいて使っていた。安物ウエーダーに穴があいたので、今度はブーツタイプのネオプレーンを購入した。ストッキング、ブーツ双方を使ってみた感想としては、どちらとも一長一短がある。ブーツタイプの方が着たり脱いだりしやすいのだが、がさばる、足ヒレが脱げやすい等の欠点もあるのだ。値段は¥5000-30000。そうそう、ウエーダーの腰の所をベルトで止めるとだぼつかなくなって便利、万が一水没したときにも水が一気に入らなくてすむ? それから極寒バッシングの時はネオプレーンのストッキングタイプの上からさらにネオプレーンのブーツタイプをはくと全然寒くないっす(関取の気ぐるみみたいだけれど・・)。


ライフジャケット

これを着けずにフローターやってる奴たまに見るけど、死にたいのかねー。だって考えてみてくださいな、撃沈してウエーダーに水が入った状態で誰が泳げるんですか?だからこれは必ず着けよう!でも、間違ってもこれだけで釣りすんなよ!これはまさにピンキリの商品で「レンタルボート用」から「バスプロ用」までいろいろある。選ぶコツは「肩の部分の切れ込み」と「ポケット」かな、デザインは好きなの買ってくれ。サイズはウエーダーはくこと考えて選んでね。「肩の切れ込み」が入ってると抜群にキャストしやすい。「ポケット」は位置が問題。ライフジャケットはボート用にデザインされているのでウエストの位置と胸の位置にポケットがあるが、ウエストの所はフローターだとずぶぬれになるので注意!どっかのメーカーでフローターのこと考えたライフジャケットつくってねーかなー。おいらのは初代がスコーピオンのだけど切れ込みは○だがポケットは×(胸ポケがない)。2代目はシマノ磯釣り用の背中が開いてて通気性のいいやつだけどたまに浮き輪に跳ね返った水で背中が濡れる。ムズカシイネ(笑)。値段は¥2000-20000。


アシヒレ

これがフローターの動力源。これには「紐で結ぶタイプ」と「穴につっこんで固定するタイプ」がある。紐タイプはブーツ状ウエーダーの方が安定するし、つっこむタイプはブーツの形状を選ぶ、最悪ストッキングウエーダーじゃないとダメ。これは夏にディスカウント店で買うとちょっと安いが、フローターをやろう!と思うのがたいがい春だったりする。ふつうはこれでこいで後ろに進むが、前に進める画期的なアシヒレもある。僕のは紐タイプ。「一見とれ易そうだが、まだ外れたことはない。」と書いていたが、それは昔の話。ブーツタイプとは相性が悪いようで、3回も外れた。足ヒレが外れると本当に進まない。僕の足ヒレは浮くタイプだったのでどうにかなったが(Akiありがとう)、沈むタイプだったらと思うとぞっとする。みなさんも足ヒレはちゃんと閉めよう!と書いていたがついになくしてしまった。そのとき、両足そろえてドルフィンキックや足ヒレのないほうを2倍かくなど努力すれば進むことも判明したぞ!穴が開いていて蹴り戻すときの水流抵抗が軽減できる「フローターフィン」も購入してみたがでかすぎるため、漕ぐのにけっこう力が必要で疲れる。最近は使ってないなぁ・・。値段は¥3800-7000。


ポンプ

トラックチューブ用なら電動ポンプ。足踏みポンプでもいいが、そのあと釣りを楽しむことを考えると電動が便利。電動なら膨らましてる間にタックルの準備ができる。大勢で行くなら車の台数分だけあるとすっげー速いよ。一定の気圧以上は入らなくできるやつとか細かな特徴はいろいろあるけど好きなの買ってよ。値段はオートバックスとかで¥2000-3000。
軽量チューブなら断然「ダブルアクションポンプ」が速い!こいつは優れものでホースの位置を付け替えることにより空気を抜くこともできる。これがあると片づけもらくちん!値段は2000円ぐらいからあるよ。


虫抜き&パンク修理セット

虫抜きってなに?そうでしょうそうでしょう、普段聞かないよねこんなの。虫ゴムを抜く道具だから虫抜き。これがないとフローターから空気を抜けません(軽量チューブはコックがはずれるので抜ける)。フローターチューブのキャップの反対側がこれになってるのもある。きっと世界で一人ぐらいはこれを知らずにフローターやって途方に暮れた奴がいるに違いない。パンク修理セットはパッチを張るタイプね。間違ってもタイヤパンドなんか買っちゃダメよ、二度と膨らませなくなるから。値段は両方ともオートバックスとかで¥500くらい。

ここまでそろえればとりあえず釣りはできるぞ!


帽子&偏光グラス

フローターは日差しをもろに受けるから帽子がないと死ぬ。偏光グラスは、フローターには魚探なんて積めない(積んでる人いました・・)からその代わり。これがあると、フローターってポイントにすっげー近づけるから魚が見えちゃったりする。


タックルボックス

小さなやつをサイドポケットに入れておいてもいいんだけど、それだとスピナーベーイトやクランクベイト(使うの?)が入らなかったりする。そこで僕は、エプロンにジャストサイズなのを買ってスピナベが入るように改造しマジックテープでエプロンに固定して使っていた。2代目の浮き輪にしてからはポケットがでかいので何でもそこに入れてます・・。


食べ物&飲み物

フローターはトイレが大変だからあんま水分とらない方がいいんだけど(ビール飲んでるくせに)、真夏とか水がないと脱水症状になっちゃうからね。ほんとすごく汗かくんだから。食べ物はちょっとおなかすいたとき用。これらは漂流したときに役立つかも?


手袋

これはフローターに限らないんだけど、ぶっといライン使ってる人は根がかったとき素手で引っ張ると手が切れるので注意!手袋を使おう。グリップスワニーもいいけど、作業用革手袋の方がお手頃。値段は¥1500-7000。


ウインドブレーカー

薄手のコンパクトにしまえるやつがフローター向き。突然の北風やちょっとした雨ならこれでOK!でも雨降ってきたら無理せず上陸しよう。フローターは池の避雷針。


これで完璧!でもロッドとリールを忘れんなよ!


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