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![]() ![]() ハート様。北斗の拳随一のカリスマ拳法家であり、唯一呼び捨てが許されない立派なお方である。(英語でもMr.Heartと記す。) ハート様は、KING(シン)配下の四天王筆頭でありながら、弱い者の味方をする“とってもいい人”である。サザンクロスのバーなどを見回り、部下達の悪行を見かけると遠慮なく粛清する公平な面を持ち合わせている。そのためハート様直属の部下も自然と規律正しくなっていったのである。 そんなハート様もKINGの配下というだけで「あの男」の被害者になった。その男の名はケンシロウ。しかしハート様はそんじょそこらの漢とは違った。北斗神拳も経絡秘孔などというものも、届く前にゴムのような特異体質でやわらかぁぁく(優しく)包み込み、無力化してしまうのだ!! ![]() いわゆる「拳法殺し」のハート様を前にしては北斗神拳もヘナチョコ拳法同然で、バットにさえ「あの拳法が通用しなけりゃケンはただの男」と評される屈辱を与えてやった。おかげでケンシロウは新しい奥技「北斗柔破斬」を開発しなければならなかった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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![]() ![]() | ![]() ![]() 「困ったことがあったらなんでもいうといい(ニコ!)」 一点の曇りもないありがたいお言葉である。労働者にとっては雇用主の鑑であり、是非とも見習って欲しい立派な姿勢だ。ハート様のおかげで労働者たちは安心して働けたのである。このありがたいお言葉に感激した悪党は改心し、「一生ついていきます!」と、進んでハート様の部下となった。実際原作ではハート様の部下は悪事を働いていない。 |
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![]() ![]() | ![]() ![]() こんな立派なお方でも欠点の一つもある。自分の血を見ると『狂乱の屠殺人』になってしまうのだ。ハート様のご機嫌の良い時であっても、テーブルの上にガラスの破片を残しておくなど…決してないように気をつける必要がある。 一見凶行のようにも見えるが、サザンクロスの風紀委員的役割を果たしている日頃の善行から、キングにも目をつぶられている。軍隊において最も大切なのは規律である。そんなハート様を失ったことでサザンクロスはおろか、関東地方の治安が乱れたことは言うまでもない。 ![]() ![]() |
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![]() ![]() | ![]() ![]() ハート様の正規兵になるには、見習い期間を経なければならない。ハート様の名を汚しては、上司であるキングの名も汚すことになってしまう。ハート様の粋な計らいである。アニメ版ではハート様の部下が悪事を働いているようだが、それは何かの間違いである。 この男のように問題を起こした場合は正規兵にしないばかりか、失格の烙印として割れたハートを刻印して、危険人物であることを呼びかけていた。結局、この男は懲りずに人身売買で生計を立てるなど最後まで更生するつもりはなかったようだ。記憶を失っていたケンシロウに始末されたが、天国のハート様は、きっとご自身で処断したかったはずだ。 |
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![]() ![]() | ![]() ![]() シンの組織は原作では「KING(シン)」を筆頭に、「Queen(ユリア)」、「四天王Jack(ハート様、クラブ、ダイヤ、スペード)」等の幹部で構成されている。(ちなみにアニメ版ではキャストで「ハートJ」と最後に「J」がついている。) 四天王には特別の計らいで、頭の入れ墨のマークの上に幹部の印として「Kマーク」の刻印を許されている。彼ら四天王以外に入れ墨としての「Kマーク」はついていないのだが、唯一例外が存在する。それがハート様の部下である。 ハート様の部下は原作では一人しか登場しない。実際一人ということはあり得ないのだが、前述の通りハート様の部下の基準は厳しいので絶対数においても少なかったのだろう。では、唯一登場するハート様の部下にはなぜ「Kマーク」があったのだろうか? |
ハート様は四天王の筆頭で対ケンシロウ戦の秘密兵器でもあり、人望もあったので、シンからの信頼は絶大なものだった。軍隊を例にして考えてみよう。 ハート様の地位は中将クラスで佐官(少佐〜大佐)の副官帯同が許されていたとする。シンが大将(もしくは元帥)、ハート様中将、クラブ少将、ダイヤ准将、スペード大佐、ハート様の部下は少佐。慣例として佐官の副官が中将以上に許されていたとすれば、少将以下に佐官の副官がつくことはなく、仮に少将のダイヤに副官がいても大尉止まりということになる。 つまり、「Kマーク」はKING軍の佐官以上の幹部に許されるものと考えたほうがいい。他に登場しないのは、原作におけるKINGの組織の小ささとストーリー進行の早さが原因で、実際には他にも数人いたはずである。ちなみに部下の中には入れ墨のマークすらない連中もいるが、おそらく兵卒か見習い兵だろう。もしかして入れ墨マークがあるのは尉官(准尉〜大尉)以上なのかもしれない。アニメ版では矛盾解消のためか、組織の規模は大幅に変更されている。 では入れ墨以外はどうだろうか。スペードに帯同していたクラブ配下の鉄仮面男、スペードの敗北を伝える鉄仮面男の鉄仮面にそれぞれ「Kマーク」がある。だが、二人とも素顔を見ると入れ墨としての「Kマーク」が入っているわけではないので、やはり尉官クラス以下と考えられる。単に鉄仮面にだけKING軍の印として「Kマーク」が入れられていたものと考えるのが自然だろうか。または、鉄仮面に「Kマーク」がない場合もあるので、何かしらの勲章として入れられたものか、個人的趣味で刻んだものと考えてもいいかもしれない。 |
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![]() ![]() | ![]() ![]() ハート様はとにかくでかい。実際どれくらいの大きさなのだろうか。遠近法を考慮すると左の図が最も比較に適している。「北斗の拳SPECIAL」による公式身長が明らかなケンシロウの顔の大きさを基準に考えてみよう。 ハート様とケンシロウはケンシロウの顔で約6個分の身長差がある。ケンシロウの顔はさほど大きいほうではないので、日本人に多いとされる24cmとここで仮定してみる。よって…6x24cm=144cmの差があり、ケンシロウの身長は公式データで185cmなので329cmとなる。公式データでのフドウは220cmなので、なんとフドウよりも1mも大きいことになる!! |
しかし、これはいくらなんでもおかしい。ということで、フドウの身長についても再考してみると、ラオウとの戦いのシーンで顔3個分、膝を少し曲げていることを考慮したとするとラオウの顔4個分の差になるので、ラオウの顔が少し大きめで28cmあるとするとラオウ210cm+112cmで322cmとなる。おそらく1m間違えて書いてしまったのだろう。 ラオウの公式身長である210cmは十分に闘気を込めあった※ケンシロウとの最後の直接対決を基準に考えてもおかしくないので、ケンシロウ、フドウ、ラオウ、ハート様の身長はこれで確定と言ってよい。※北斗の拳の世界では闘気を込めることによって巨大化することができる。(そう見えるだけという説も) ![]() |