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(「炎 」の一部削除 - スキル・特技)
炎
(
ほのお
)
項目名
炎
読み
ほのお
分類
スキル・特技
公的データ
DQZの攻略本では、
特技
による火や炎・火炎などでの攻撃を指す属性名。
但し、本事典では「火炎」も「炎」も同意語としている。
呪文による火での攻撃は「
メラ系
」としている。
・・・にしても、なんでDQZの攻略本は「火炎」「炎」といった分かり辛い分類にしたのだろうか?
(囚人老兵)
火を使った
呪文
・特殊攻撃というのはRPGでは定番中の定番であり、
DQ
においても
DQ
1の頃から登場している。
<
DQ
における火炎系特殊攻撃の歴史>
(1)
DQ
1
DQ
シリーズ最初のダメージ
呪文
メラ・
ベギラマ
は炎の
呪文
であり(FC版
DQ
1,2の
ベギラマ
は電撃と言う説もある)、後に
ギラ系
呪文
に属することになる。また、
ドラゴ
ン・
スターキメラ
等は火炎を吐き出してダメージを与える行動パターンを持っていた。
この頃は攻撃属性と言う概念はまだ無かったと思われるが、
呪文
ダメージは
魔法の鎧
で半減され、火炎はこれでは軽減できないという設定があり、このころから
呪文
による火炎攻撃とそれ以外の火炎攻撃は別物ということになっていた。
(2)
DQ
2
最初の
イオ系
呪文
イオナズン
が登場。ちなみにこの
呪文
の元ネタはウィザードリィのTILTOWAITであると思われる。
ベギラマ
は
DQ
2においてのみ全体攻撃
呪文
であった。FC版においては電撃
呪文
ということになっていたが、SFC版では明らかに火炎
呪文
となっている(
DQ
3発売後の作品なので整合性を取るために変更したのだと思われる。)。
(3)
DQ
3
この作品にて
DQ
の
呪文
体系がほぼ完成し、現在(
DQ
8)に至っている。
DQ
3にて炎関連の
呪文
は、対単体用の
メラ系
・対1グループ用の
ギラ系
・対全体用の
イオ系
に分類された。
メラ系
は、
DQ
3から登場した系統の
呪文
であり、新登場したメラ・
メラミ
・
メラゾーマ
の3種類がこれに属している。
ギラ系
には、
DQ
1から登場しているギラ・
ベギラマ
に新登場の最上位
呪文
ベギラゴン
を加えた3種類が属している。
イオ系
には、
DQ
2で登場した最強ダメージ
呪文
イオナズン
に2つの下位
呪文
イオ・
イオラ
を加えた3種類が属している。
この分類は以後
DQ
8に至るまで全く変わっていない。しかし、この時は同属性とされていたこれら3系統の
呪文
は後に別属性となるのである。
なお、
ヒャド系
・
バギ系
・
デイン系
呪文
はそれぞれ別属性であり、これらと炎
呪文
系と合わせてダメージ
呪文
は4つの属性に分別されたことになる。
一方、特殊攻撃(
特技
)の火炎は、
DQ
3から威力別に数種類の段階を持つようになった。
DQ
3においては3段階であるが、段階によってメッセージは変わらなかった(FC版)。
また、
DQ
3から吹雪攻撃が登場しているが、これらは
DQ
3,4においては火炎攻撃と同一の物とみなして良いと思われる(
ドラゴ
ンメイル等、火炎耐性のある防具は吹雪耐性も持っており、
DQ
3,4のモンスターには火炎・吹雪耐性は設定されていない)。
(4)
DQ
4
呪文
については、
DQ
3をそのまま踏襲していると思われる(…、私は
DQ
4のやり込みが甘いので、これについてはイマイチ自信が無い)。
特技
の火炎についても
DQ
3とほぼ同様であるが、
DQ
4では
火の玉
・
高熱のガス
・
激しい炎
の3種類に明確に分類されるようになった。
(5)
DQ
5
DQ
5にてダメージ
呪文
・
特技
関連の設定が大幅に変更された。
DQ
4までは耐性=成功率であり、基本的にはオールオアナッシングの判定であった(耐性が高いモンスターでも命中すれば通常通りのダメージを与えられる)。
DQ
5以降、ダメージ
呪文
(
特技
)耐性は、0(耐性無し)・1(耐性あり)・2(強い耐性あり)・3(完全耐性)の4段階となり各系統ごとに設定されている。耐性0の場合は
呪文
・
特技
の威力がそのままダメージとなり、耐性3の場合は常にノーダメージとなる。
耐性1と2の場合、それぞれにある定数(それぞれR1,R2とする)が設定されており、
特技
呪文
の威力にその定数を乗じた値がダメージとなる。なお、この定数は作品ごとに変化し、さらに
特技
ごとに異なる場合もある。ただ、当然のことながら、0<R2<R1<1である。
そして、
DQ
5より
メラ系
・
ギラ系
・
イオ系
は全て別系統となり、ダメージ
呪文
(+
特技
)属性は4つから6つに増加した。
ちなみに、
DQ
5以降も
メラ系
と
ギラ系
の耐性の傾向はかなり似通っているが、
イオ系
についてはこれらとはかなり異なっており、全く別の属性となった感じである(
DQ
8あたりではむしろ
デイン系
に近い傾向がある)。
DQ
4までは明確に属性を持っていなかった火炎・吹雪であるが、
DQ
5では味方に使用できる者が加わり(というのが理由だと思う)、
呪文
と同様の属性を持たせることになった。
DQ
5においては、火炎系
特技
は全て
ギラ系
に、
吹雪系
特技
は
ヒャド系
に属している(例外:防具のダメージ軽減能力)。
火炎系
特技
は、
火の息
・火
炎の息
(燃え盛る火炎)・
激しい炎
・
灼熱
の炎(
灼熱
・
灼熱
炎)の4段階となり、以後
DQ
8に至るまで変化は無い。
なお、
DQ
5より登場した
特技
の稲妻であるが、これは何故か
イオ系
に属している(以後の作品でも変わらず)。
(6)
DQ
6
DQ
6にて、現在の
DQ
におけるダメージ属性体系は完成した。
火炎系
特技
が
ギラ系
から、
吹雪系
特技
が
ヒャド系
からそれぞれ独立し、別の属性となった。
さらに、
DQ
6から新たに加わった
岩石系
・突撃系(正式にはどう呼ぶのか不明)を加え10属性となり、以後
DQ
8に至るまでこれは変わっていない(
DQ
8には
メタル系
以外の全ての敵に100%のダメージを与える無属性の
特技
(
魅惑の眼差し
等)が存在するが、前述の10属性は変化無し。なお、
DQ
8の公式ガイドにはさらに多くの属性があるように書いてあるが私はこの10属性以外に属性は無いとほぼ確信している。例えば、シャイン系は
イオ系
、強打系は
岩石系
に統合できるはずである。)。
ちなみに、
DQ
6以降加わった火炎関連
特技
は…、
メラ系
:
ビッグバン
ギラ系
:
火炎斬り
(
ギラ系
+通常攻撃系)
イオ系
:
稲妻斬り
(
イオ系
+通常攻撃系)、
シャインスコール
、
シャイニング
ボウ、
シャイニング
アロー
火炎系:マダンテ、
煉獄火炎
等である。
(はぐりん)
私的意見
炎や吹雪が自由に使えるようになった(ドラン、
ドラゴ
ラムはちょっと不自由)5以降消費MP0の全体攻撃として7までは重宝された。しかし、あまりに強すぎたためか8では消費アイテムという制限をつけられ一気に使いづらくなる。これにより特に6と7で軽視されていた
呪文
が日の目を見ることとなる。
吹雪や真空、雷撃が登場するのがVだったので、TやUではモンスターの
特技
というと呪文と炎くらいしかなかった。
それでも炎を吐くモンスターはなんか特別な感じがしたものだ。
V以降は
特技
を使うモンスターが当たり前過ぎて新鮮味が無くなってしまった。
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