<ダークソード> |
暗き予言の始まり | FORGING THE DARKSWORD | 1987 | 89/3/16 |
魔法がすべてを統べる世界シムハラン。この地にみなぎる《生命》の力を借り、人々はみな魔法の恩恵を受け、暮らしている。魔法に頼らず道具を用いることは、禁断の技とされるほどに、シムハランでの魔法の力は大きい。だが時として、魔力を持たない子供が誕生することがある。そうした者は《死者》と呼ばれ、闇に葬り去られる宿命なのだ。そして今、若き《死者》ジョーラムをめぐり、シムハラン全土を揺り動かす運命の歯車が動き始めた!《暗黒の剣》がもたらすものは、果たして世界の破滅か?それとも希望だろうか? |
暗黒の剣の誕生 | FORGING THE DARKSWORD | 1987 | 89/6/3 |
魔法がすべてを司る世界シムハラン。そこでは、魔法に頼らず道具を使うことは悪とされ、それを試みたものは追放される運命にある。だが、いつのまにか、追放された者たちは《辺境》と呼ばれる地を越え、独自の村を作り上げていた。魔力を持たず生まれた主人公ジョーラムは、シムハランを逃れ、追放者たちの里に身を投じる。だが、国王に継ぐ権力者であるだい僧正ヴァンヤは、何を意図してか、追手として背徳の触媒師サリオンを差し向けた―。 人々の宿命の糸がよりあわされるなか、《暗黒の剣》を鍛えんとするジョーラムの暗い野望は、今まさに満たされる! |
暗黒の王子 | DOOM OF THE DARKSWORD | 1988 | 89/9/1 |
魔力をむさぼりつくし、呪文を無力にしてしまう《暗黒の剣》―魔法がすべてを統べる世界シムハランにおいて、この剣を持つ者は絶大な力を持つことになる。 暗き野望に燃える主人公ジョーラムは、ついにこの《暗黒の剣》を鍛え上げることに成功した。《車輪の一族》の里から、そして大僧正ヴァンヤの手から逃れたジョーラムたちは、魔法の都メリロンへと向かう。背教の触媒師サリオン、親友のモシア、得体の知れないシムキンを連れてのこの旅は、宿命ともいうべき人物との出会いをもたらすのだった。運命の輪はゆっくりと、しかし誰にも止められない回転を続ける―。 |
光と闇の都市 | DOOM OF THE DARKSWORD | 1988 | 90/4/28 |
魔法の世界シムハラン。そしてそれを統べる者たちの住む都市メリロン―。華やかな魔法のわざに支えられたこの都での、恋する乙女グエンドリンとの宿命的な出会い、王との息詰まる会見―魔法の力を持たない〈死人〉であるジョーラムにとって、なにもかもがめくるめく体験だった。 だが、光が輝けば輝くほど、影は暗くなる。メリロンもその例にもれず、闇の部分では想像を絶する陰謀がうごめいていたのだ。いまあきらかになった、ジョーラムの出生の秘密とは?細く長い運命の糸は、逆らえない力で彼にからみつき、はなそうとしない! |
死者たちの挑戦 | TRIUMPH OF THE DARKSWORD | 1988 | 90/10/5 |
《辺境》にたちこめる霧を越え、黒髪の男は《黄泉の国》から帰ってきた―魔法世界シムハランの破滅を携え、ひそやかに、誰にも知られぬままに。 一方、この世界の二大勢力であるメリロンとシャラカンの確執は進み、今では一触即発の状態にまでなっていた。もはや避けるすべもなくなった魔法戦争をひかえ、両国のあいだは緊張の一途をたどるが―。 人々の夢、欲望、願い、そして愛―それらを顧みることもなく、運命の環はひたすら巨大な円を描き、いままさに閉じようとしている!果たして予言は成就するのか!? |
暗黒の剣の勝利 | TRIUMPH OF THE DARKSWORD | 1988 | 91/3/6 |
魔法世界シムハラン―その滅亡を告げる予言を成就する条件は、いまやすべてそろった。あらゆる魔法を無力化する《暗黒の剣》、そして《死して生まれた》王子ジョーラム。ふたつがそろったとき、世界の暗黒が始まるのだ。 そしてその一方、かつてシムハランを石もて追われた妖術師メンジュの暗躍は続く。遠征軍指揮官ポリス少佐を脅迫し、指揮権を奪い取ったメンジュは、限りない野望のもと、《暗黒の剣》を手にいれんと画策をめぐらすのだ。 はたして魔法世界の運命はどうなるのか?ジョーラムは宿命のくびきから逃れることができるのだろうか? |
<熱砂の大陸> |
放浪神の御心 | THE WILL OF WANDERER | 1988 | 93/3/1 |
灼熱の地パグラ砂漠―だが、そこにも人々の生活は息づいていた。過酷な人生ではあったが、それでも砂漠の民たちは、自らの神を信じ、おのが生を営み続ける。さながら砂嵐に耐えつつ、時が来たれば花を結ぶ〈使徒の薔薇〉という名のサボテンのごとく。 一方、高く遠いところでは、永きにわたり神々がたがいの確執を深めていた。やがて諍いは神々の範疇を離れ、人間たちのもとに及ぶ。反目しあう二つの部族、アカール族の王子カールダンとフラナ族の王女ゾーラの婚姻を命ずる、神の託宣という形をとって。 |