コンポステラ　占いのご相談（会報　コンポステラ　平成１２年７月号）

新古今和歌集から百首を
いただき私が新作した
本格的御神籤です.
御神示には定評があります。

平成１２年７月号(Vol.18)

　皆様、お久しぶりです。またまたコンポステラの発行が遅れてしまいました。私がホームページの改修工事をしていたためです。でも、おかげ様でとっても好評です。特におみくじ「ちゃっきり娘」は超好評で、当たると評判です。依頼者をとられるんじゃないかしら？？？　このコンポステラの巻頭文も全部読むことができますよ。時には自分で読み返してみて、ふ～ん、と思うことがあります。というわけで、皆様のご来場をお待ちしています。
　私も今年はついに！ついに！！４０歳ですよ。ははは……。年取って何が嬉しいのかしら？という怪訝な目を余所に、一人はしゃいでいますが、年を取るということは悪い事ではないですよね。顔も体もそりゃ２０代のほうが綺麗だったことは認めますが、でも精神的に未熟で、冷や汗ものですよ。それに比べりゃ３０代のほうがずっとマシです。ということは４０代はさらにマシになる可能性があるということではないですか！咲き誇る大輪の華のように４０代を過ごしたいですよね。

　ゲーテは言っています。
「はるかな世界と、広い生活を、
　長い年々の誠実な努力で、
　絶えず究め、絶えず探り、
　完了することはないが、しばしばまとめ、
　最も古いものを忠実に保持し、
　快く新しいものをとらえ、
　心は朗らかに、目的は清く、
　それで一段と進歩する。」と。

　この価値観の転換期にあたり、天変地異、世情不安定のニュースが新聞を賑わせています。でも人間が本来生まれてきた理由は、端的にいえば、魂の鍛錬、魂の成長、目的はただそれだけなのです。それだけが目的ならば、一体何を怖がる必要があるのでしょうか？困難から逃げないこと。めげそうになることもあるし、嫌な思いをすることもあります。何にもしたくないとこともあれば、なんでこんな事しなきゃならないのさと思うときも。放り出したくなるときも。でも、それが、魂の鍛錬、魂の成長につながるわけです。

　鍛錬といえば、中学一年の時の剣道の合宿がとても印象に残っています。朝はラジオ体操から始まって、朝食前に素振り３百回、８時から１０時まで勉強で、その後お昼まで練習、練習中は面をとれません。昼食を済ませるとお昼寝タイム。そして３時から５時まで練習。お風呂はなくて、プールで水浴びして汗を流し、やっと夕食にありつけたら７時から９時まで勉強。１時間の自由時間後、消灯・就寝。というスケジュールで、今でもこうやってすらすら書けるくらい、印象深かかったのです。最初は朝の素振りにすら付いて行けなかったのに、１週間を終わる頃にはなんとか付いていけるようになっていました。真面目にやってたら最終日の試合で初めて２位になれました。それからは普段の練習もラクチン。翌年の２月にはかなり大きな大会で初優勝をすることができました。

　私はいわれたとおりにバカ正直に練習をしていたのですが、２年生になって周りを見回す余裕ができて思ったのは、よく見ていると、適当に手を抜いたり、こっそりと休憩をとったりしている人が意外に多いことでした。レベルがあまり高くない処では、練習量がそのまま結果としてでます。勿論上級者になると必ずしも成績が練習量に比例するわけではないのでしょうが、少なくとも初心者にははっきりでます。でも人生でも同じじゃないですかね。霊的生き物としては初心者である私たち人間の場合、素直にバカ正直に鍛錬するのが、上達の一番の早道だと思うのです。
　そんな風に自分を励まして、きょうもまた、しぶしぶ頑張る和貴水です。「我々には理解できないことが少なくない。生き続けていけ、きっと分かって来るだろう。」ゲーテの言葉に従い、和貴水、死ぬまで生きさせて頂きます、なにしろ未熟者なもんで。どうせ全てをしることは無いでしょうけれども、できるだけ知るために。オカルティストの基本は「奉仕するために知りたいのです。」ただ、それだけです。