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From: Kazuaki Rokusawa
Subject: Camping Gear: Mat (Re: Summary[CAMP with motorcycle])
Date: Tue, 13 Jun 1995 04:19:06 GMT

既に「まとめ」がポストされていますが、『マット』について
僕のコメントを書いておきます。
尚、このコメントは某MLにポストしたものの改訂版です。

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テント内部には全面にテントマット (通称「銀マット」) をひきます。
このマットは、ウレタン (?) にアルミを蒸着させた (?) もので、
(おもての) 色は銀、厚さは 2mm、大きさ 2m×1m くらいです。
(色、厚さ、大きさには何種類かあります。)

このマットによって地面の寒さ/凸凹がかなり遮断できますが、
この上に直接シュラフをひいて寝るのは少々辛いです。
そこで通常はテントマットの上に個人用マットをひいて寝ます。
テントマットは共同装備、エアマットとかは個人装備になります。

個人用マットは、だいたい以下の 3種類に分けられると思います。

A. ウレタンマット
B. 単純なエアマット
C. 中にウレタンのようなものが入っているエアマット

それぞれについては以下の関係があると_僕は_思っています。

価格:  高い   C >> B > A 安い
大きさ:大きい A >  C > B 小さい
重さ:  重い   B >  C > A 軽い
寝心地:よい   C >> B > A 悪い

(「大きさ」は畳んだ時のものです。)

A. は「安い」ことが売りものでしょう。*基本的に*「安いので少々
心地悪くても我慢しよう」というものだと僕は思っています。
収納スタイルとして「折り畳む」ものと「丸める」ものがあります。
風呂場で使うマットも代用品になりますが、マット内の穴が
つながっているので、濡れると穴の中に入り込んだ水がなかなか
抜けず困ることがあるようです。
『リッジレスト』は A.の高級品になると思います。

B. は空気が対流して冷えてしまうため、思ったほど暖かくありません。
また (往年の) ゴム引きのやつは意外と重いです。
穴があくとただの布切れになる恐れもあります。
疲れている時は空気を吹き込むのが多少は辛いかもしれません。
空気をいっぱいに入れると、寝た時 体がはずんでしまい心地よく
ありません。吹き込む空気を適当に減らすのがコツです。

モンベルの『コンパクトマットレス』(M,L があります) はチューブが
6本もつながっており、穴があいてしまっても被害は穴のあいた
チューブだけで済みます。またチューブに入れる空気の量を加減する
ことによって、好みの凹凸を作ることができます。カタログを見ると、
両端のチューブは空気を多めに、中よりのチューブは少なめにした
例がイラスト入りで載っています。

C. は、価格が高い以外はほぼ完璧ではないかと思います。
パンクしてもかなり断熱効果があるようです。
ひろげておくと吹き込まなくても自然に空気が入っていきます。
僕も使っています。
これまで製品として『サーマレスト』以外は知りませんでしたが、
最近?モンベルが『アルパインマット(M,L)』『キャンピングマット』
『キャンピングマットワイド』という製品を出しました。
値段は『サーマレスト』より安いです。

六沢 一昭 @ 基本的には僕は山屋です。(^_^)

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