カフェーの女給さん
素材:着物は和調のプリント布、エプロンは綿ローン
JUNE:昔のカフェーは喫茶店とはすこしちがって、お酒も飲めるようなところで、進んだ文化的な場所でもあったの。その頃の女給さんたちは着物の上からエプロンをしていたそうです。こんな感じかしら? 少しあとの時代(昭和10年代?)の伊藤整の小説「典子の生きかた」の典子さんは、喫茶店で働くのですが、そこではふだんは着物の典子さんが、仕事の時は長いサテンのドレスを着るようになっています。カフェーや喫茶店は、ファッションの上でも先端をいくところだったのね。
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