上野駅(東北本線、常磐線、山手線他)



設計者名:鉄道省
施工者名:鹿島組
建築年:昭和7(1932)年
構造階数:鉄筋コンクリート造り
所在地:東京都台東区上野7






外観は装飾を省いており、機能的な新しい駅の顔をしています。当初は大量の人や物に対応するために、正面入口は上が入口、下が出口となっていたそうです。けれど、正面入口内部の空間はゆったりとしてホール天井が美しく、駅員さんも特に親切な人が多いような気がします。急ぐ足を止めて天井を眺めていると、石川啄木が「ふるさとの訛りなつかし・・・」と詠ったことなどを思い出します。都会的な駅でありながら、上野駅ははるか故郷を離れて東京に来た人たちを包み込む穏やかさももっているようです。



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