サラリーマンの歌    

                                         (1982)
    目覚ましが鳴る六時半  新聞を読むひまもなく
    息をきらして駅まで  乗り遅れたら遅刻だ
    どうしてこんなに忙しい  どうしてこんなにひまがない
    イライラしてるひまも  本当はない
    ひと区切りつく三時半  煙草吸ってるひまもなく
    黒い電話が鳴り出す  これは文句か苦情か
    どうしてこんなに忙しい  どうしてこんなにひまがない
    イライラしてるひまも  本当はない
    夜は男のつきあい  クダを巻いてるひまもなく
    時計を見れば十二時  待っていてくれ終電
    どうしてこんなに忙しい  どうしてこんなにひまがない
    イライラしてるひまも  本当はない
    歌など歌うひまも  本当はない


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