馴染みの子以外の訃報記事は──、なんて言ってるそばから、馴染みの子が
亡くなったという報せ・・・。
富山市ファミリーパークのシンリンオオカミ、ナナが、2/19朝、糖尿病による多臓器不全で
亡くなったそうです。
天気予報と出勤予定を睨みつつ、計画していた富山訪問ですが、実現せぬうちに
もうナナに会えなくなってしまいました。
富山へは何度か足を運んで、公開してない写真やエピソードなどもあるんですが、
しばらく放置しちゃうと、またその子の元気な姿を確認しに行かないと
記事が書けなくなっちゃう。ナナもそう。元気なうちに書いておけばよかった。
バカでごめんね、ナナ。
(2008/2/2 撮影のもの)

シンリンオオカミらしい姿の子でした。
2009/3/20に訪問したときの動画を編集しました。
ご覧になってください。

(2008/2/2 )同居のサスケとは常にラブラブ。
というか、朝一番に会いに行くと、尻尾ブンブンでサスケと一緒に
出迎えてくれて、その後、見せつけるかのようにいちゃいちゃするんですよね、
この二頭。(それから、ナナさんは奥に引っ込んでまったりする)
富山のオオカミは、お客さんによって、挨拶してくれたり、してくれなかったり
します。こちらがコミュニケーションを取ろうとしているか、を感じ取って
いるんじゃないかと思うんですけどね。
このいちゃいちゃは、絶対、こっちの視線を意識してやってます
(2009/3/20 撮影のもの)

こちらはサスケ。尻尾ブンブンで愛想がいいのだけど、近寄るとウーッと
うなるのは、自分が一番強いと思っているからなのだそうです。
でも、ナナには頭があがらなかったサスケ。

2009/3/20のごっくんタイムのときの写真。
この冬に入ったくらいで、これまでずっとナナ優勢だった食事タイムの
順位が逆転して、サスケが馬肉を独り占めするようになったとのこと。
(でも、その分、夕食減らされるんだよ!)
普段はそれでもナナ優位だったようですが、体力の衰えが始まっていた
のでしょう。

怒ってみせるけど、最後はサスケに押し切られてしまう馬肉タイム

2000年4月27日生まれ、とされていますが、飼育員さんの話では、
本当はもっと年をとっているんじゃないか、ということでした。
富山は、色んな動物の誕生日が公開されているので嬉しいのですが、
いくつかは、「推定」ということになるようです。
しかし、オオカミが糖尿病ってなんだか不思議ですね。
さて、ナナは2005年に出産した後は、オオカミを飼育しようという動物園が
少なく引き取り先が無くなるため、薬による繁殖制限をかけられ、
子供たちの全国各地での繁殖がなかなか思わしくない状況になっても、
今度は高齢(と推測される)のため、繁殖はさせないことになりました。
サスケとのペアはとても子育て上手だった、という話なので、
非常に残念です。
ともあれ、じわじわと向上しつつある、今の日本のシンリンオオカミ人気の基盤を
作った功労狼であることは間違いありません。
心から、追悼の意を表したいと思います。

おしりかじりオオカミ。飼育員のK原さん、逃げて~!
いや、馬肉がもらえるか探っているところですね。
サスケは、ジャックやジェイの父親だな~、と思えるような、ちょっと
お調子者で間抜けなところがあるのですが、ナナは頭がいいオオカミだった
そうです。
洞穴のできる前のごっくんタイムは、エサ(馬肉とか鶏頭とか)を投げ入れる
方式だったのですが、ここで、「エサを投げるフリをする」実験を
披露する飼育員さん(S石さん)。(っと、すぐ記事にすればよかったんですが、
ちょっとうろ覚えで、以下、間違ってるかもしれません)
サスケは釣られてしまう(というか熱狂してる)。そして、ナナは・・・やっぱり、
エサが飛んでいく方向(と距離)へ走っていくのですが、
エサが無いことは分かってて、一応確かめに行く、んだそうです。
確認ができたら、落ちているはずのものを一切探そうとせずに戻ってくるという、
ナナの賢さを証明するシーンでした。
このとき、飼育員さんがしてくれた話には、「オオカミは生のニワトリを与えた
ときに、一切血を落とさずに食べてしまう」なんてのもあります。
一度、見てみたいですね。
ところで、報道されている、シンリンオオカミ「最後の母」という表現ですが、
実際には、2009/4/30に群馬のキュー(ナナの子)がゼットンくんとの間に
三子を産んでいますので、誤りですね。
群馬の繁殖センターには富山のスタッフの方々も期待をかけていましたし、
もうちょっと慎重に調べて記事にして欲しいなー。



































