カモシカと空中ブランコ ~ 天王寺動物園ゴーラル

カモシカ追っかけ隊 第四弾、ついに登場、ゴーラルです。カモシカセンターで最後に会ってから、実に四ヶ月振り。移転の許可が下りなかったらしく、なかなか公開されなかったゴーラルたちのうち、先発として、スクスク(♂)とノンノン(♀)の二頭が天王寺動物園でお目見えとなりました。

喉元と足先の白いポイントが美しい、ゴーラル ≫大きな写真
スクスク
スクスクくん

以前の記事へのコメントでありがたい情報をいただき、3/26から天王寺でゴーラルの展示が開始されたことを知りました。しかも、真っ先に公開されたのがスクスクだと知って、狂喜 :Dm スグに会いに行かねばっ!
上司:「あー、土曜やねんけど、休日出勤してくれへん? で、振替休暇はいつに・・・」
伽狼:「(天気予報を調べる・・・) 明日休みますっ!!!
スクスクとは匂いを嗅ぎ合ったり、角でゴシゴシされたりした仲です。元気に跳ね回る姿が見たいっ!
そんなわけで、3/28(水)に緊急出動してきました、天王寺動物園。

しかし、熱い抱擁を交わす(=「金網越しに頭突きを食らう」とも言う)つもりだったのですが、ゴーラルたちの新居は、旧カモシカ舎旧々ヤギ舎?旧々々サル山。防風パネルと金網の二重構造に阻まれてしまったのでした。サル山時代の名残りか、何故か空中ブランコまであるし! (ゴーラルの跳躍力だとあのくらいの高さなら引っ掛かるんじゃないかと無駄に心配してみる)
この防風パネルは厄介で、写真を撮る場合は、北側の「物置兼飼育員さんの出入り口」からMFで狙わないと、コントラストがめためたに落ちた写真しか撮れません。北側も二重金網なんですけどね :(m

スクスクくん、居ましたっ!
愛嬌のあるあの姿は変わらず、さっそくお客さんから「可愛い~」の声が上がります。
世間はいつの間にやら春休み。人が増えるとスクスクは岩場で寝てしまいました。

まだまだ警戒した動きですが・・・
スクスク
カモシカにとっては過ごしやすそうな岩場です

飼育員さんに確認しましたが、天王寺に来たのはスクスクとノンノンの二頭のみ、残りのゴーラルとシャモアは来ていないという話でした。
飼育員さんが飼料の容器を運び入れて、すでに入れてあった葉付きの木の枝を調べて・・・別の飼育員の方に「食べてない」と報告 :xm まだ新しい環境に慣れてなくて、食が細いのか? 心配になります。
そこで、溜め糞チェック ((カモシカの仲間は決まった場所で排泄をします)) 、白っぽい糞の山と黒っぽい糞の山が裏手にありました。スクスクが糞の上にオシッコをしていたので黒い方はスクスクの糞・・・、白い方はノンノン? 糞があるということは、食事はしているということなのですが、糞が白いのは偏食しているかもしれないのでやはり心配です。

かなり警戒心の強いノンノン ≫大きな画像
ノンノン
早く慣れるといいんだけど・・・

ノンノンにも再会できました。日本カモシカセンターでは、スクスクの奥、ホンホンの隣に居た子です。角のカーブと右耳にある切り欠きで同定できます。 ((正体不明の「5種17頭最後の1頭」ですが、カモセンのゴーラルは四頭だったという情報もあり、ゴーラルではなかったようです。ヒマラヤタールだったら、もうマスコミにも出ないだろうし、追いかけようがないです。カモセンの看板にあった「スンスン」は、スクスクの母親。スクスクを産んでしばらくして死亡したようです。「リィリイ(♂)」と共に別園に引き取られる「ホンホン(♀)」はスクスクの姉みたいですね))
ノンノンは警戒心が強く、人の影から逃げ回るようにしています。慣れるまで走って追いかけたりしないようにしてあげてください。大阪はやはり騒がしいのか、ノンノンもスクスクも耳をクルクルさせています。特にノンノンは、近くにある子供の遊技場の騒音が気になるようです(あの位置はなんとかならないものか)。午前中は姿を見せていたノンノンですが、午後からはずっと・・・
ノンノン
引き篭もり状態。ここが定位置になってしまいませんように。結局ノンノンは食事をする姿も見られなかったので心配です。

さて、カモセンでは走り回っていたスクスクも、まだ慣れていないためか、動きがゆっくりで慎重です。人の手で育てられた子なので、お客の姿は平気だけど、音に対してビクビクしている様子。
お昼前からはずっと寝ていたようです(他の動物を見に行ってる間に動いていたかも)。大阪は暑いのかな? 夏場は厳しいかもしれませんね。
お客が減り始めた夕方4時頃から活動開始 :Dm 食事をする姿を見せてくれたので一安心、なのですが・・・落ち葉食うてるやん! 用意された餌よりそっちが好きなのか :(m (後で、用意された木の葉も食べてました。飼料は匂いを嗅いでるだけでしたが)
落ち葉を拾い食いしながらフラフラしているスクスク。目の前でゆっくり左右に動くものに対して足を踏み出してしまうカモシカの習性?(「勝手な思い込み」とも言う)を利用して、北側の出入り口まで誘導します。防風パネルがなくて声が通るあたりまで来てもらったところで、(人が通ると恥ずかしいので小声で)「スクスクッ!」と呼ぶと、耳がピクッと動いて・・・
スクスク
寄ってきてくれました!!  ≫大きな写真

ゴーゴくん ((ゴーゴ運動場は、現在工事中のためしばらくゴーゴには会えません。確か3/30あたりまでだったか・・・スクスクに集中しててよく見てなかった。)) とともに、天王寺の人気者になってくれ、スクスク。一見、地味なゴーラルだけど・・・空中ブランコでもしてみる?

てなわけで、カモシカ追っかけレポートでした。
皆さんもゴーラルたちに会いに行ってあげてください。
「天王寺は遠くて行けんわい」って方のために、後日、写真や動画を掲載する予定です。

「記念」って始まりのイメージがあるけれど

御在所 ゴーラル「リィリイ」(♂)
お食事中
御在所の日本カモシカセンターも、残すところあと・・・土日祝日を3つ残すのみとなってしまいました。
伽狼が紹介すると、なんだか山の頂上にあって行き難い場所に思われるかもしれませんが、電車→バス→ロープウェイでお気軽に出掛けられるので、是非、訪れてください。

さて、前回の写真のゴーラルくん、名前は「スクスク」 元気な子です。お客と遊んでくれます(喧嘩の練習とも言う?)
カモシカ(※ゴーラルもカモシカの仲間です)って、岩場でじっと佇んでいるイメージがあるのだけど、動けばけっこう激しい動物なんですね。ニホンカモシカの「チビタン」もお客が走ると追いかけて、金網に頭をガシャンガシャンとぶつけたりするのですが、これは怒っているのか? コミュニケーションを取ろうとしているのか? 判別付きかねます。
前後の行動を見る限りでは敵対している感じはしないのですが。

ところで、前回もロープウェイ乗り場で楽しい調子で案内をしていた職員さん、地元の人との会話に耳を傾けていると・・・、カモシカセンター所長の「森さん」ではないですか!
なんか全身から人柄の良さがあふれ出してるような人でした。
漏れ聞こえた話では、カモシカたちの引き取り先は手続きとか色々やってる最中ってことで、あらかた決まっているようなニュアンスだったのですが、まだ決まってない子も居るのかな。行き先、知りたいですねぇ。
最後の休みあたり(26日かな?)は、セレモニー的なものでもしようかみたいな話も。
ま、また行ってしまいそうだ・・・。

カモシカセンターでは、現在、閉館記念(記念・・・なの?)切手&下じきセットを販売しています。1500円。逃すともう手に入らないですよ~(何を営業してる)
カモシカについて詳しく解説された「かもしかずかん」ってのがあるのですが、すでに完売してしまったとのことでした。館内に一冊置いてあるし、剥製の展示の横についてる解説が、その冊子のコピーになっているので、一度ご覧になってください。

御在所岳初冠雪

御在所 ゴーラル(♂) 尻尾フサフサ
足跡つけちゃおう
またカモシカを求めて行ってきました、御在所岳。
夜間に登って、夜明けとともに誰も居ない登山道を野生のカモシカ探して下りる計画です。結果から言うと「居なかった」んですが。
やっぱ真剣に野生動物に会おうと思ったら、フィールド調査から入らないと。あと、微妙に悪天候だったのもマイナス要因だったかな。

四日市の天気予報は晴れだったのですが、山のあたりだけは雲に包まれて、それでも夜中のうちは雲が飛ばされて満天の星空が広がったりもしていたんです。
御在所は夜間登山に向かない山で、そもそも夜に登ろうなんて誰も考えない?
前回、比較的足場のいい裏道(表道、中道とかがあっての裏道。便宜上の名前なので体を表してるわけじゃないです)を下見しておいたので、特に問題なく山上に着いたのですが、ものすごい突風が吹き荒れて、薄い雲が早送りシーンのように流れていきます。
眼下の街の明かりも美しく、他に登山者が居ないのが惜しいくらいなのだけど、過酷な環境ですね。ベンチででも寝っ転がろうとサバイバルシート(アルミの薄いの。全身にかぶると通気性ゼロで蒸れるほどに暑い)を持っていったのですが、これ、製品がリニューアルしていて・・・全身を包めないサイズになってる!!
山頂は氷点下で泣きそうになりました(いや、楽しんでましたけどね)。野生動物はこんな環境で生活してるんだなぁ、と思ったり、さすがにカモシカでもこんな暴風のさ中に岩場に立ったりはしないかぁ、とも思ったり。
空が明るくなり始めた頃に、とりあえずカモシカ目撃情報の多そうな中道を下山。
岩場だらけのちょっと危険なコースですが、朝焼けの中、眼下に広がる(たぶん)伊勢湾と(たぶん)四日市の情景が美しく、低山としては最高の景観だねぇと思っているうちに・・・アラレのようなものがパラパラと降ってきました。そして、下るにつれ、小雨に変わり、降ったり降り止んだり。
下山後、カモシカセンターを訪れるために、ロープウェイ乗り場へ。
そのうち雨も止むだろうと思っていたら・・・、
「強風のため、ロープウェイの運行開始時刻がいつになるかわかりません」
「山頂は、雪が降っています
え~~~~っ?

私が下山してからずっと降っていたのか、ようやく動いたロープウェイで再び辿りついた山上は、真っ白になって、さらに延々と吹雪いてました。
カモシカたちは・・・、雪などおかまいなく、普段とまったく同じように行動してました。
閉園間近で、もう雪の中のカモシカの姿は見られないかと思ってましたが、思わぬ収穫。ただ、雪は降り止むことはなく、エネルギー切れでガタガタ震えながら撮影しましたが、うーん、だめ。フィルムカメラも持っていったけど、使ってる余裕なし、耐えられない! 山上レストランでおソバ食いたい!←?

中途半端で引き上げました。月末までに、もう一回行くぞ。