雨の日はいつもと違う顔!? ~王子動物園~

日曜の王子動物園は突然の激しい雨に見舞われて・・・。

ちょっと遅い時間に出かけた動物園。馴染みの顔にちょっと挨拶するだけに寄ったのですが、入り口近くでバラバラと強い雨。他のお客は慌てて退散したり、団子になって雨宿りしたりしている中、雨の日の動物たちの様子が見られるっ! と嬉々として入園する馬鹿1名 :Dm

「助けて・・・」
ヤギたち
屋根の下から追い出された「すすむ」くん。
オトナたちが怖くて戻れない・・・もう涙目 :(m

小雨の中の動物園は何度か歩いたことがありますが、この日は叩きつけるような激しい雨。いちばん雨がきついときに、動きのありそうなヤギの広場を覗いてみると・・・雨が大嫌いなヤギたちは、屋根の下に逃げ込んだうえ、(飼育員さんになんとかしろと?)メェメェの大合唱。
ここ2~3ヶ月ほど柵の中に隔離されていた、子ヤギのすすむ(♂)&きょうこ(♀)は、雨宿り所から追い出されてしまいました。(他のヤギに追い回されるので隔離されてたのでしょうが、仲間と認められてないことが裏目に出たのか・・・)
さらに雨が強くなって飼育員さんも見かねたのか、いつもより早い時間に畜舎へ入れてもらい、体を拭かれて夕食をもらったようでした。
ヤギたちはこうして、全員避難。他にしまわれて :Dm たのは、エゾヒグマ、ウマグマ、ニホンツキノワグマの「濃いクマ」連合、そしてパンダ・・・だけかな?
そう、大雨だからといって、動物たちが片っ端からしまわれちゃうわけじゃないんです。

自主的に雨宿りしていたのは、ニホンジカやカンガルー(近縁種のワラビーはお散歩!?)、キリンたち(一頭だけ、平然とお外で雨水をナメナメしてたのはシンペイくん?)。レッサーパンダも屋根の下。
他の動物は、ほとんど普段と変わらないんです。
特にホッキョクグマは豪雨の中、いつもの敷き物状態、まるで意に介してません。雷が鳴って、一度立ち上がって観客を沸かせたけれど、また寝直し。まるで阪神○震災のときの私のようだ :(m

雨で元気になる動物たちも居ます。 

いつも寝ているカピバラたちも異様に元気 :Dm
カピバラ
雨、好きなの?

雨が大嫌いなヤギと同じウシ科のシタツンガも、なんとなくいつもより活き活きしてるように見えたけど・・・アフリカ出身でも湿地帯の動物なんだって。
一番激しかったのが、コツメカワウソ。普段にも増して、走る・泳ぐ・走る・泳ぐ・・・。
この日は、雨の強いうちに見て回れなかったところもあり、次の機会にはまだまだ違う顔を見せてもらえそうです。

天気が悪くなると敬遠されがちな動物園ですが、王子ではほとんどの動物がそのまま見られます。
一度、雨の日に出かけてみてはいかがでしょうか? :Dm

ヤギの目の秘密

さて、何でしょう? この、不思議な可愛い瞳の動物は・・・!?
円山ヤギ
2007/5/26 札幌市 円山動物園にて

ちなみに、普段はこんな目の動物です。
ヤギの目
・・・はい、ヤギですね :Dm

「ヤギはね、暗くなると目が円くなって可愛いんですよっ」
とは、あちこちの動物園で、ヤギ好きの飼育員さんの口からよく聞くお話です。
私も福山市立動物園の「夜の動物園」でたっぷり可愛いおめめを楽しんだことはあるのですが、こうして写真に撮ろうと思うと(開園時間の都合もあって)なかなか・・・。
円山では、ヒツジの毛刈り実演の都合か、空模様がよくなかったからか、この日はヤギたちも屋内に入れられていて、うーん、特に照明が暗いわけではないんですが、見事に目玉まんまるになってくれてました。
これが昼間に見られる動物園ってほとんどないので、円山、ポイント高し、です。

ヤギやヒツジはこの横長の目が怖い、怖いと言われるのですが、彼らは目の地の色が薄いので損をしているだけ、みたいです。
つぶらな瞳が人気のシカさんだってよく見ると・・・
釧路ワピチ
ほら、横長 :Dm こちらは釧路のワピチ(鹿)さんです。
草食の動物はほとんどこういう目をしているみたいですね。
他の動物たちも、ぜひ一度観察してみて下さい。

(追記)
うちのサイトでおそらく一番人気のこの記事ですが、モデルになってくれた
円山のヤギについて、悲しいお知らせがあります。
ヤギ・メンヨウに発生したヨーネ病の患畜の発生と今後の方針について
全頭殺処分ということなので、写真の子も免れないでしょう。
伝染病に対する処置として適切であると思いますので、悲しむばかりでなく、
動物の不思議を教えてくれた彼女たちに感謝の気持ちを捧げてあげてください。

多摩仔オオカミに関する考察?

噂の多摩動物公園、5/13に生まれた仔オオカミ、生後約二週間目の様子です。
自分で歩き回るようになってから会いに行きたかったのだけど、出張のついでに寄れるとなれば、行かねばなるまい :Dm
うにさんの動物園始めました。の記事を確認させていただいてたので、朝から張り込めば仔オオカミに会えるだろうと踏んでいました。というか、ご本人にもお会いして、一緒に観察(監視?)。おかげさまでバッチリ撮れました。仔オオカミ。
今回は多摩用新兵器を投入しましたので、大幅にトリミングしてもぜんぜん平気。拡大画像は、ピクセル等倍でお送りしてみます :Dm

目が開いてます ≫等倍画像(でかいよ)
多摩仔オオカミ
このくらいだとまだよく見えてないそうですが

ガブッと ≫等倍画像(でかいよ)
多摩仔オオカミ
丸齧り(違う)

よいしょ ≫等倍画像(でかい、でかい)
多摩仔オオカミ
このくらいのときは首の後ろを咥えられないのだろうか?

1日に1回~数回、こうやって巣穴から仔オオカミを出してお披露目式? がされるそうなのですが、何のためにやってるんでしょう。
野生下では頻繁に巣穴の移動があるようですが(でも、もうちょっと仔が大きくなってからだと思うのだけど)、モロ(母オオカミ)は子供を連れ出して、また元の巣穴に戻してしまうので、目的はよくわかりません。
今日は一度だけ、仔オオカミの口からポタポタッと白い液体が落ちるのが見えたような気がする(写真には写ってませんでした :(m )ので、もしかしたら、授乳の手際がよくなくて、巣穴の中で体勢を整えられないために仔オオカミをいったん外に出してるのではないか、そうなってしまうほどいっぱい仔オオカミが生まれてるのではないか、などと考えています。

さて、棚ボタ的に仕事で北海道に行くことになり、その帰りに多摩へ。都合三日間で5つの動物園をハシゴするという滅茶苦茶な週末になってしまいました :Dm
本記事は速報ってことで。オオカミ写真はまだまだあるよ :Dm
あとは釧路と旭山と円山と羽村と・・・さすがに疲れたので続きは後日。

最近のクイーン嬢と王子動物園サポーター制度

去るゴールデンウィークのある日、大混雑は予想されたものの、クイーンの可愛い姿を来園者の皆様に見てもらおうと出かけました。
普段はクールなお姉さん(いえ、もう年齢的にはおばあちゃんですが)のクイーン、私が声をかければワンコのようにデレデレ状態になるのです。(ホントは誰でもできます。詳しいお話はまたいずれ :Dm )
この日は、朝イチの人が居ないときに一度挨拶をしてしまったためか、以前は寝ているところをわざわざ起きてくれて一緒にお客さんを沸かせたこともあるクイーンが・・・無反応 :(m 何度会いに行っても寝てばかり。

一瞬起きたところをパシャリ (2007/5/4) ≫大きな画像
クイーン

幸せそうな寝顔 :Dm ≫大きな画像
クイーン

今ではちょっと痩せて目つきの鋭いクイーンですが、
クイーン
昔はこんな可愛い子 ((クイーンのこの特筆すべき可愛さはオオカミ好きになら分かる・・・はずだっ)) でした。(クリックで拡大)

さて、クイーンを贔屓にしている私、王子のシンリンオオカミサポーターをやってます :Dm
≫王子サポーター制度 <詳しくはコチラ

設備の改善費や餌代などをちょっと負担して応援するというもので、特に動物たちからの見返りはない(当然だ)のですが、サポーター特典として、

  • 年間パスポートがもらえます
  • 機関紙「はばたき」が届きます
  • サポーターイベントに参加できます
  • 飼育員さんから年賀状がもらえます :Dm
  • 記念ポスターなんかももらえることがあります

何より、支援している動物に会いに行くのが楽しくなります。
そう、サポーター登録時に、どの動物を支援するか、選べるのです。
アフリカの人と思しき名前のご夫婦?が「シタツンガ」を支援していたり :Dm 故郷の動物なんでしょうね。

先日、サポーター更新の案内が来たのですが、個人での登録は200名ほどだそうで・・・。うーん、意外と少ない?
「動物のために何かしたいっ」って人には動物園のサポーターはおすすめです(類似の制度が関東の動物園にもあります)。現在の動物園は、種の保存・繁殖のための研究・啓蒙施設も兼ねており、活動の方向性がはっきりしていますから。
サポーターになるのは簡単。動物園の入り口で、「サポーターになりたいんですけど」と声をかけるだけでOK 事務所に連れて行かれて怪しげな書類にサインを・・・ 事務所で手続きをしてもらえます。(年間パスもらえるので入園券不要だったですよ、確か)
ちなみに、支援者一覧への名前の掲示は申込書で可否を選べるので、世を忍ぶ仮の姿で生きている方?もご安心ください。

福山市立動物園~コガタヤギの「ポポ」追悼

福山市立動物園の友の会の会報「さえずり」Vol.8 No.1にて、コガタヤギのポポ(♀)の訃報を知りました。悲しい報告ばかりにしたくないので、「ヤギの挨拶のお話」と併せてお伝えします。(※学術的な考察ではありませんので、ご注意 :Dm )

2007/1/20 のポポ(♀)
ポポ
 2月4日 破傷風菌による感染症で死去

福山にはポポを含めて4頭のヤギ(コガタヤギ)が居ました。呼べばワイワイと寄ってくる「ドレミ」(♀)、「おんぷ」(♀)の親子と違って、ポポは慎重派で人間にあまり関心を示さないタイプなので、福山のヤギと遊んだことのある人でも割と印象の薄い子だと思います。ただ、1年ほど前から動物園にヤギの姿を追いかけるようになった私、ポポにはヤギ同士のコミュニケーションの取り方を色々観察させてもらったこともあり、想い出に残る1頭です。
彼女のおかげで、ヤギの気持ちが分かってきたような気がします。

ドレミ(左)に挨拶中のポポ(右)
ポポ&ドレミ
ドレミもお返しでペロペロ

ヤギは額(ひたい)と舌でコミュニケーションを取ります(他にもあるんだけど、それは、京都のヤギたちを紹介するときに・・・ :Dm )。ヤギは喧嘩をするときに角と角を──というよりは「額と額」をぶつけ合いますから、ヤギに額を押し当てられるとちょっと戸惑ってしまいます。動物がコミュニケーションを取るときに使う器官というのは、攻撃に使われる器官としばしば同じであったりするわけで、例えばイヌ科なら口を使う、ネコ科なら兄弟などと戯れるときに腕を使う(ネコの武器は牙ではなくてパンチです)傾向が強いように思いませんか? 動物が独自に発達させた器官というのは、それを使うことが楽しかったり、気持ちよかったり・・・使いたくなるように出来てるんですよ。それが正反対の用途に使われることはそう不思議ではないことかも知れません。
動物園に居るヤギが人に敵意を持つことはまずないですから、ヤギに額をスッと寄せられたら、親しみを込めた挨拶と捉えていいと思います。
(ヤギ同士だと、小競り合いに発展したりしますが、何がトリガーになってそうなるのかはよく分かりません :xm )

ポポに最初に会ったときは、ひたすらペロペロと手を舐められました。二度目に会ったときは、他のヤギも時々やるように、「舌でペロペロ舐めてから額を数回軽く擦り付ける」の繰り返し。この違いの発生はどういうことか、と考えると、どうも相手との位置関係によるもののようです(柵越しに撫でていたり。一度目はポポの足場が不安定だったり)。
ヤギは人間を相手にしていても、ヤギに対するようなコミュニケーションを取ろうとするのですが、体型が違う(&人間側はヤギのやり方を知らない)ため、すれ違いが発生します。
王子のソラ(この子も福山出身)を例にすると・・・(多々、脚色が入りますが :Dm )、
まず、ほっぺを撫でてやります。これはヤギにとっては相手の顔に額を擦り付ける挨拶と同じことになるのかもしれません。撫でられながらソラは、「なんかヤギっぽくないけど、挨拶されてるみたい。さぁ、どうやって挨拶を返そうか」なんて考えてるように見えます。
撫で終わった後、ソラが取る行動は千差万別。脇の下や腕の間(要は胸)にちょうどいいスペースがあると、頭をぐいっと寄せて来ます。目の前に手があれば舐めることもあります。角度がよければ額を擦り付けてみます。どうにも位置がやりづらいようなら、相手が離れたらしばらくついて歩いて、気にかけてることをアピールします。
こうやって色々なことが分かってきた(つもり?かも)のは、ヒントをくれたポポのおかげ(羽村のヤギに初めて「ペロペロ→頭擦り付け」をされて、意味が分からず悩んでたところに出会ったのがポポでした)。一見、無愛想に見えるヤギたちの反応の中に、優しい気持ちが詰まっていること、知ることができました。

ポポGallery

なめらかアルバム形式です。マウスのボタンで左右にドラッグできます。
 サムネイル右上の三角をクリックすると大きな画像が開きます。)

ポポの冥福を祈ります。天国でもおっとりマイペースで暮らしてね :Dm  

さて、ポポの死因は、破傷風ということでした。これは現代では人間にとっては全く恐ろしい病気ではなくなったのですが、動物は初期症状の判断が難しいため、なかなか救うことが難しいようです。福山では予防のためのワクチン接種を始めたそうです。 珍しい病気のため、前例がなくてはなかなか対処できない(予算もあるだろうし)もののようで、私たち観覧者ができることは・・・うーん、動物園に通って応援するくらいしかありません(福山では施設拡充のため?の募金をしていますので、是非、ご協力を)。
会報「さえずり」は園内のエミュー舎近くに掲示されています(季刊誌なので、3ヶ月くらいは貼ってあるのかな)。ポポの治療の経緯や、意外なキリンの削蹄の話など、興味深い記事が載っていますので、一度ご覧になってみてください。
≫福山市立動物園 公式サイト 地元民でもなければちょっと遠いんですけどね :(m