「バスチャレンジャー」をご存じですか?最近、マスコミ等でも取り上げられているので、ご存じの方もいるはず。それを通販のチラシで見つけたので思わず買ってしまいました。チラシでは英語版だったのに届いたものを見てびっくり、日本語?版です(笑)。まあ見てやってください、このパッケージ。いかにも夜店のくじ引きの賞品がお似合いのこれ。そして、横の説明書きには「フィッシュが釣れるとロッドがシャックしますよ。」と・・、何語だこれ?(ちなみにmade in chinaです)。その調子で、説明書も「魚が釣られる取っ手を回して魚を引いて戻すことができます。その際、引っ張られて断つことにならないようにラインの緊張が大きすぎるかどうかをご注意下さい」とたたみかけてくる。なんのこっちゃ?英語で書いてくれた方がわかる・・。近々、バンダイが日本語版を出すらしいので、こいつは飛んだレアものになるかも・・。
 さて、話は本題に。これは、アメリカ的な日本人にはなかなか思いつくことのできないすばらしく単純なバーチャリアリティーです。ルアー(なぜか、エサやフライまで混ざってる)を選んだら腕を振ってキャストです。これは、コントローラのボタンを押すだけのゲームでは味わうことのできない仮想現実。クローズドフェイス(いかにもアメリカですね)のキャスト感覚をほぼ再現できてます。唯一の違いは、キャストの最後に振り下ろした腕を少し上げてフォローを入れてしまうと飛ばないこと。そして、ハンドルを巻いてルアーをデプスファインダーに映るフィッシュの前へ。ウィーン!、「よし、フィッシュ!」と叫びながら左腕を天高く振り上げましょう(笑)。フィッシュが釣れてロッドがシャックしましたか?(笑)。あとはラインを切られないようにドラグを調節しながらバイブするロッドを握りしめ、猿のようにハンドルを回して下さい。ただ、これだけのことなのだけれど、本当に良くできている。機能的には、おいらが子どもの頃はやったゲームウオッチとトントンなはずなのに、外道やチビバスまじりにランカーがあがってきて、とてつもなく楽しい。このゲームがいかにバーチャかという証に、このゲームを釣り人以外に渡しても10分で飽きてしまうのに対して釣り人に渡すと1時間以上離さない(笑)。どうか、あなたも駅で「フィッシュ!」と叫びながらハンドルを巻く人を見かけても暖かい目で見守って上げて下さい。そしてあなたも・・。
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