バス次郎の捕食



 バス次郎は基本的にエサを飲み込むだけで、歯で噛むようなことはしないんですよ。だから、どうやっても口に入らない獲物は食べれないんだなぁこれが。たとえば、バス次郎の口より一回り大きいザリガニとの決闘では、一週間の死闘を繰り返すも口に入らず、結局ザリガニがストレスで死んでしまいました(かわいそうなマッカチン)。しかし、どうにかして口に入るものには無茶な挑み方をします。たとえば、バス次郎がまだ10 cm位の頃の話なんですけどねぇ、彼は勇猛果敢に15 cmのドジョウに襲いかかったんですよ。次の瞬間、「バスの口からドジョウの尻尾が生えた状態!」になり、一日かけて彼はそれを消化しきったのです(なんて根性なんでしょうか・・)。このときも、けして彼は獲物を噛み切りませんでした。12 cmのプラグで12 cmのバスが釣れたときに、ついついバス次郎の姿が頭に浮かびます・・。
 エサキンの場合は、飲み込む方向が悪いと奥に送り込もうとして口をあいたときに飛び出してきちゃう(結構まぬけなんですよ)。そんなことを繰り返していると、エサキンが弱ってくる。そうするととたんにバス次郎は興味を失っちゃう、見向きもしません。バス次郎の捕食対象はあくまで「元気に動く奴」なんです(何てぜーたくな奴!)。バス次郎のこんな動作を見ているから、「バスは一回体当たりして獲物を弱らせて食べる」とか「弱った魚をイミテートしたルアーでつれる」とか聞くと「ホント??」って感じっす。あと、エサキンを飲み込むときにエサキンのうろこがはげるんですけど、これがラメラメって感じで水中に舞うんですよ。「このフォーミュラーに入ったラメがバスの食欲を刺激する!」って村田基が言ってたけど、彼もバス飼ってるだけに言うことが違いますねぇ。
 バス次郎はキンギョ5匹程度で満腹感を覚えるようです。しかし、そのような状況でもキンギョが「フラッシュ」ってな感じで、たまらない動きをするとついお口を使ってしまいます。でも次の瞬間「満腹だった」と言うことに気付くらしく、口を開けてリリースします(おまぬけさんですねぇ)。そんなことを繰り返しているとまたキンギョが弱ってしまうのですが・・。

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