さらばマディソン(アメリカ編最終回)



Kiyo:「ヒデキ釣りでもどうじゃ?」
ヒデキ:「釣りって、世の中、凍ってますよ?」
Kiyo:「気付いたらそんな季節になっておったか・・・。じゃあ汁粉でもどうじゃ?」
ヒデキ:「汁粉って何ですかいきなり?」
Kiyo:「いや断られたときは汁粉って決まっておるのじゃ。」
ヒデキ:「汁粉はないですけど、ミツワで買ってきた材料で雑煮なら出来ますよ。」
Kiyo:「雑煮うまいのぉ。ヒデキ、俺はアメリカ人じゃないんだ、日本から来た釣りバカなんだ・・・。ビックリしただろう?」
ヒデキ:「いやいまさらなにを?そんなこと誰でも知ってますって。」
Kiyo:「いやいや、ここは「アメリカ人だろうと、日本人だろうとKiyoはKiyoに変わりないじゃないの。たとえ釣りバカでも・・・。」って言うところじゃよ。」
ヒデキ:「なんですか?そりゃ??」
Kiyo:「去りゆくエイリアンの決まり文句じゃ(笑)。俺はこの夏から仕事で、大好きな釣りすらも放りだし、命をかけて、サイボーン、ナチュレ、ナチュレゲネットンと戦っていたんだ。ついに四天王の1つナチュレゲネットンを倒したものの俺の体はもうボロボロになってしまった。俺にはもうメーター級のマスキーと戦う体力は残されていない。俺はもう星に帰らなければならないんだ!1月9日マディソンの西の空に明けの明星が輝く頃、1つの光が西へと飛んでいく。それが俺なんだよ。さようならヒデキ!」
ヒデキ:「Kiyoさん・・・。」

1月9日、マディソン空港
思えば、長いようで短い3年間だった・・・。
右も左も言葉すらもわからないこの土地で、最初のバスをゲットするのもおぼつかなかったエイリアンが最後は地元のヤツらも滅多につかめないメーター級のパイクをあげるまでに成長するとはな。
俺より1年先にハマからこの国に渡った大魔神にあこがれてこの地を踏んだ俺も、少しは22番に近づけたかな・・・。
さらばマディソン!いいことばかりじゃなかったけど、いい街だったぜ。
俺はこの地で戦ったことを一生忘れない・・・。
(注:怪しいのでこういうことを空港でつぶやくのはやめましょう(笑)。)

1月15日、日本のとある街
ふぅ、またこの国にださい空気を吸いに帰ってきちまったぜ。
この国も3年ぶりか・・・。
俺が追いかけた22番もこの国に帰ってきちまうとは皮肉なもんだぜ・・・。
でもな、ボクニダッテキミタチニハマケナイヤマトダマシイガアルンダゼ・・・。
(注:怪しいのでこういうことを空港でつぶやくのはやめましょう(笑)。)

ふぃふぃふぃん、ふぃっしゅ♪
ふぃふぃふぃん、ふぃっしゅ♪
ふふふんふんふんふんふー♪
私は釣りバカです♪
名前はKiyoです♪
幸せをもたらすあの魚を探し求めて、浮き輪に乗ってます♪
ラージマウスは、トップに出るあの迫力♪
スモーリーは、あのビート♪
パイクの首振り♪
幸せを求めてあなたの住む町に行くかも知れません♪

Kiyoはどこへたどり着いたのか?

新シリ−ズに、こうご期待!

Go Kiyo's Fishing World! BB

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