全部見せます?スモーリー特大号!-後編-



Date; 8/Jun/1997
Place; 桧原湖
# of Bass; 4
Max size; 41 cm
Av. size; 37 cm


Report
 午前3時、目覚まし時計の音が鳴る。目は覚めていた、寒さのため?それはある。しかし、ホントはこれから始まる真剣勝負に対する気合いのため・・かな?日の出は3時半、きっとボート屋が開く&水温の上昇が始まる6時までが勝負っす。今日の装備は昨日に加えてジャージをもう一枚着込んでいざ出発!めざすポイントは昨日のワンド、ここに一点張りっす。陸路、遊歩道を浮輪を持って移動。予定通り3時半にポイント到着。水温は14.7℃、この温度ならいける?さあ、ゴールデンタイムパート2の開始っす。去年の最大魚をしとめたのもこの時間、気合い入りまくりっす。昨日37cmをしとめたシャローにキャスト&ずる引き、「フィッシュ!」。ガンガンガン、スー、ミィー、来たよ来ましたよ、これだこれ、このためにわざわざ神奈川からきてんだから。「オー引く」、ドラグゆるめ気味にしてファイトを満喫する。上がってきたのは35cmの元気なスモーリー。

今度は、こちらもシャローでエコギアずる引きの鈴木さんにヒット、えらい水面でばしゃばしゃやるスモーリーだなと思ったら、なんとニゴイ・・。神宮さんのページで見て居ることは知ってたけど、釣れちゃうのね(笑)。
しかし、数分後にはしっかりグッドファイターのスモーリーを上げて、同点。さすがっす。
日が高くなってだんだん釣れる気配が無くなってきたか?と思っていたら来ましたよ!こいつは良く跳ねる。ニゴイ?ラージ?いえいえ、スモールでした。ガンガンガン、スー、ミィー、ちゃんともぐります(笑)。こいつも35cm。
まだまだいける!と思っていたら「遊魚券の確認です」の声とともにエンジン船がつっこんでくる・・・。おいおい、そこで今おいらがヒットしてたの見てたでしょ・・・。何?「昨日は間違えちゃったけど、浮輪は1000円ね。700円はオカッパリと同船者だけね」おいおい、そんなのありかよ!遊魚料が釣り方によって違うところなんて聞いたことねーよ、まったく・・。

しばらくして、鈴木さんにヒット!こいつは引いてる。「でかいっす。40cmはあるでしょそれ?」「あっ」・・・、手元まで寄せてフックをつかんだところでオートリリース。でも、これはOKっすよ、認定!
 またしばらく時間が空いて、今度はシャローからのドロップオフを攻めるとガツン!「フィッシュ!」こいつはいい引きだ!フロータースティックが足下に引き寄せられる、浮輪が回される、スモーリーはこうでなくっちゃ(笑)。ファイトを充分に楽しみながら、弱るのを待って釣り上げると本日最大の41cm。ご満悦。

そうこうしてると、6時になってしまった。あたりは引き船でやってきた、ボート、ボート、ボート。そして岸には、オカッパリ、オカッパリ。山中湖かここは?とたんに釣れない。そうなると釣れてる釣り人は自慢モードへ(笑)。すれ違うボートと「今日はどうですか?」(ナイス質問っす!)「41cm混じりの3本ですね。どうですか?」「だめっす」(優越感!)。そんな感じで何人かと話してると、NBCのワッペンをつけた明らかに気合いの入った人が。「どうですか?」とこちらから声をかけてみる。「しぶいっす」。「昨日はどうでしたか?」、「昨日はトーナメントをやってたんだけど、キーパー4本かな」さすが、「他の人たちは?」「全然出てなかったですよ」。どうも昨日、今日とパターンは成功している方のようだ。よくよく話を聞いてみると、彼は千葉から来ていて桧原湖に通って5年目だそうだ。釣れそうもない時間帯なのでお互いのヒットパターンについて情報交換していると、結構違ったパターンで釣っていることがわかった。条件さえ合えばラバジーやスピナベを使ってもっと太いラインでも来るそうだ、勉強になります。ワームのカラーも違うのだけど、共通しているのはナチュラルと言うこと。そして、スモーリーを意識して釣っていること。これは結構重要ですよ。ラージと同じと考えてると釣れない。

いつのまにか周りにいたボート軍団もこの場を見切り、いずこへと。そうするとまた釣れてくるもんですね。鈴木さんにヒット!これは引いてる。でかく映ってるなこれ。でも39cmだそうです。

そして、30分後にもう一本!35cmくらいかな?あれ?これで逆転?

時間は9時半を過ぎて水温は徐々に上がってきている。もうダメかと思ったら、来ましたよ!ちゃんと引く。最後のファイトと思い、3分ぐらいじっくり時間をかけて上げる。またまた35cm!これで同点。ついでにこれが、おいらの浮輪で100匹目のバスです。
さあいよいよ釣れなくなってしまった、1時間ぐらいあたりは無い。シャローの水温は17℃。帰路は長いし、今しかないでしょう「同点の法則」っす。これは、「終了を合意するときには同点がいい」と「帰路が長いときは同点がいい」というもの。つまり、同点のときにはどちらもまだやるとは言い張らない、そして同点ならば帰路の会話が気まずいフインキには成らないと言う非常に重要な法則っす(笑)。

結局、今回の釣りを振り返ってみると、2日で2人で12匹(うちキーパー11匹)、バラシ&ラインブレイク無し。サイズや数はいまいちだったものの、捕れる魚は確実に捕ったという釣り人冥利に尽きる結果だったかな?サイズばかりは運だしね?

今回の総額は2人で約25000円、1匹2000円は安いか高いか?
おいらは満足。

次はあなたが釣る番です(笑)。


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