ドラマティック桃源郷



Date; 3/May/1997
Place; 桃源郷
# of Bass; 12
Max size; 38 cm
Av. size; 35 cm


Report
 今回はAkiと二人で浮輪で桃源郷攻略である。黄金週間の予定が合う日は5月3日しか無い。しかし、天気予報は曇りのち一時雨、雨、降水確率は70%から20%まで二転三転。「午前中だけでも晴れるだろうし、所詮50%ってのは残り50%はふらないってことでしょ?」似たようなせりふをどっかで言ったような(確か、今年の初浮輪)・・。
 悲劇はいきなりやってきた。私の浮輪を膨らまし終わり、Akiのを膨らましている途中、突然電動ポンプが・・。それも「スペアは長岡が持ってるんだよね」とか話してる最中に。途方に暮れる二人・・。ホントにダメかと思っちゃいましたよ。なんとか原因がシガーライターとの接触が悪いことであることを解明し、バッテリ直結で対処!みなさんポンプのスペアは忘れずに(あんたもね・・・)。
 さあ、悲劇の次は幸せの桃源郷でしょう!まずは前回と同じようにゲイリーグラブのノーシンカーフリーフォールで絶壁の縁を攻めていく。あれ?出ない。やっとAkiに一匹。先を越された、ちょっと悔しい(ちょっとじゃないだろ!)。グラブを白にカラーチェンジしたとたん、来ましたよ!3キャスト3連続ヒット!(1ばらし・・)。かなりうれしい、しかし続かない・・。ちなみに水温(表面温度)は19.2℃(サーモスキャナー役立ってますよカシオさん。これいいですねえ、特に浮輪には)。
 そんなこんなしていると、Akiがベストカラーを見つけだしたらしい。それは、グリーン。彼の通ったあとにはこばっちーすらのこらない(笑)。僕の白との差は歴然で、午前10時の時点でAki12匹、私4匹・・。「これ使ってみ!」と手渡されたグラブをキャストすると、いきなりヒット!確かに違う。それにしても、ここのバスは活きがいい。こんなすごいファイとするのには、なかなかお目にかかれない。ジャンプするは、足に向かってつっこんでくるは、水面に顔を出せばエラあらいしまくるは、ホントにすごい。そして、歯も異常に鋭い。だから、リッピングは命がけ(笑)、つかんだとたん私の親指は彼等の歯のノコギリ攻撃を食らう羽目に、指ぼろぼろです(ちょっと痛いけど、かなりうれしい)。
 しかし、楽しい時間はそう長くは続かない。雨です雨、それも上陸場所から一番遠く離れたこの場所で。ウインドブレーカーでしのぎながら、上陸場所へ釣りながら帰ることに。気温が下がったぶん水温が高く感じられてきた(実際の表面温度は18.7℃と下がってるのですが)。ゴミの際にキャストしたグラブに水面を割ってバスがアタックしてきた。ぼよよよよーん。やってしまった、また早あわせ・・。トップに切り替え?と思いグラビンバスで活性をチェックしてみたが、もう出る気配はない。フォーリングに切り替えると食ってくる。結局いままでの攻め方を続行することに。Akiからもらったグラブのおかげで、ポンポンポンと5匹上げる(かなりごきげん)、Akiも負けじと6匹追加(彼もちょーごきげん)。
 ごきげんになるとほっと一息つきたくなるもので、ちょうどいいシャローがあったのでトイレ上陸。赤土のシャローをぺたぺたと戻ってきて再び入水。膝まで浸かったところで地面をキーック!本日最大の悲劇はその次の瞬間やってきた。右足が軽い・・。赤土の上を歩いていて紐がゆるんでいたらしい。本来フローティングのはずの足ヒレが浮いてこない、なぜ?泥にでも刺さっているのかと探してみたが、結局見つからず。上陸場所から遥か離れた地点で、片足になってしまった(最悪)。しかし、人間努力をすればなんとかなるものである。両足同時にドルフィンキックをするとか、右足を2回漕いだら左足を軽く漕ぐ、などすると結構問題なく動けるものである。そうなればこっちのもの釣りに復帰(笑)。
 結局、雨の中片足で漕ぎ続けた私の釣果は12匹、Akiの釣果は25匹。ダブルスコアーである、完敗です。すごく悔しいけど、ゴールデンウィークに平均35センチのグッドファイター達を12匹相手にできただけでも幸せじゃん?と自分を慰める自分がそこにいた。おー、親指いてー。


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