ぽっ♪ぽっ♪ぽー♪



先週はトップ楽しんだけど、やはり浮き輪に乗りたい。
ということで、また地図とにらめっこ。
そしたら南に30分ぐらいの所にLake Waubeseちゅーのがある。
説明によると「ラージがいっぱいで誰にでもイージーに釣れます」ってこった。
もうひとつは、東に1時間ぐらいの所にあるRock Lake。
ここは名前の通りロッキーでスモーリーもそこそこ居るらしい。
この2つ行ってみますか。

まずはLake Waubese・・・。
スロープあるんですけどぉ、周りの駐車場にトレーラーの付いた車が30台近く停めてあるっす・・。
まあねぇ、街から車で30分だからお手軽でみんな使うのね。
こんなハイプレッシャーなところで浮き輪る気にはなれない。

次はRock Lake。
ここは周りが住宅地。
そしてボートがいっぱい、淡水浴者もいっぱい・・。

終わった・・。
よく考えたら、作戦が間違ってる。
ここはマディソンとミルウォーキーの間、
神奈川で言えば横浜と川崎の間でおいしいポイントを探そうとしていたのだ。
そんなところにプレッシャーが低い場所なんてあり得ない。
しかも、この国の釣り好きは大概ボーター。
日本だとボート屋のない場所なら一般人のおかっぱりより有利な立場の浮き輪。
しかし、この国では普通がボーター。
つまり、浮き輪野郎は、のろまな亀なのだ。
それならば、浮き輪が有利になるようなフィールドでやらなくてはいけない。
それは、こんな観光地ではなく、ウィスコンシンの丹沢湖や津久井湖だ。

そうと決まれば、北へ移動だ!
今日はいつもより北に行ってみよう。
タイムロスをしたのでサクサク行かねば。
うなれ!VTEC!!

あっちゅーまに、フォックスレイク。
(もうこのパターンよまれてるし、飽きられてると思うよ。)
俺もそう思う、ATOKにすら先読みされるからな(笑)。
・・・・。
一足違いで、アルミボーターがスロープから出ていくところ。
やばっ。
でも橋の下攻めずに奥地に行くかも知れないし、ちょっと見守ってみようか。
・・・。
いきなり橋の下攻めてるやんけ・・。

終わった、安全パイも無くなった。
こうなれば本気で北を検索だ。
といってもこのあたりはほとんど調べ尽くしたので、
またハイウェーに乗ってバッファローレイクの上まで大移動。

だめだ、どのレイクも水草に覆われていて、しかも田舎町の夏のレジャーの中心地だ・・。
田舎に行けばいいってもんじゃないのか?
困った、そんなことしてたらもう5時。

アパートを出発してから5時間も経つのに1キャストもしてないぞ・・。
どうする?
1.ボーターが居ないことを祈って再びフォックスレイク
2.ロングレイクで浮き輪

浮き輪乗りなら2を選ぶべきだが、先週の印象が強すぎる。
1→2だな。

というわけで、フォックスレイク。
ラッキー!ボーター帰ってるよ。

アシが無くなってる。
本湖側があいてる。
なんてこった、それなら本湖側でやればよかったじゃないか・・。
まあ、あいてると言っても猫の額程度なのだが。
それでも完全に繋がったわけで、魚はいくらでも行き来できる。
そうなれば必ず何かが変わってるはずだ。

久々に、本湖側いってみよう!
まずは、Dog-X。
さすがに出ないか?
おっ!
あーのらねー、コバッチーか?

次はエコギアで・・。
ふぃっしゅ!
やっぱここが一番だよ、プレッシャー低いし、魚いっぱい居るし。

まあサイズはちびだけどバスゲットだ。

続かんな・・。

いつもの方いってみるか。
よし、あれにすっかな。
Pop-X!
こないだ何気なくこっちのルアー屋のサイト見てたら、メガバス売ってんのよ。
しかも、ごく普通に。
まあ、ここ数年の日本が異常なだけなんだけどさ、昔はちゃんと他のルアーと一緒にぶら下がってたよ。
レジ横に飾ってあったり、竿買わないと買えなかったりしなかったよ。
だから、初期のメガプラグはもってるんだけど、釣具屋に足繁く通うわけでもないので、
Pop-Xは日本の釣具屋で見たこと無かったわけさ。
それが、何でもなく売ってたので思わず買ってしまった。
色はスモーリー。

さてスイムチェックだ。
ふーん、宣伝文句通りだな。
軽くトゥイッチするとカップからうまく水が抜けて移動距離とウォブリング幅の狭いドッグウォークをする。
しかも、何回かに1回、平打ったりもする。
すごくよくできてるな、これ。
がぼっ!
あーあ、こりゃまたすごい。
1投目でバス引っ張り出しちゃったよ。

さすがに、先週みたくは続かんか。

橋の下攻めてみるか。
とはいえ、もう行き止まりじゃないからアシ際狙いは出来ないわけで、橋の壁にエコギアをキャスト。
ふんっ!
みーぃ!!!
けっこう走るな?

やっといいサイズ。

後が続かず。
まあ魚はそこそこ居るみたいだけど居場所は変化した感じだな。
ん?足下に魚影、でかいぞこれ・・。
コイか?
エコギアほれ!
反応しないね。
コイかな?
ねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねちねち・・・・・・。
(かー日本人はたち悪いね)
よし!
口使いたくなったね!
口はデカかったけどバスなのか?
とにかく今期最高サイズは間違い無しだこりゃ。
おーひく。
おーーーーーー。
カシッ!
・・・・・・
またロッドが橋殴って、ばれちまった。
バーブレスでこれやるとイチコロ。
立ち位置、学んでないな。
すんげー悔しい。

時間は6時さてどうする?
1.ロングレイクへ移動
2.狭いながらもここで浮き輪

あんだけのサイズが居るんだ、ここだよここ(笑)。

というわけで、浮き輪で出陣。
スロープ出て橋周り攻めるけど反応無し。
そりゃそうだ、さっきさんざんおかっぱったんだから(笑)。

さて本湖に浮き輪、初陣じゃ!
おかっぱりで攻め残してるアシ際をPop-Xで・・・、攻めれんわ。
トレブルフックが藻を拾っちまう。
こんな所はブタさん以外無理だ。
反応無いね。

ではエコギア。
おー浮き輪で久々のよいファイトじゃ!
ほれ!

さすがフォックスレイク、さすが浮き輪、さすがエコギア。

そのあとこばっちーを3本追加。
でも、それ以上にバラシが多い。
ヒットさせても藻に絡まれて外れちまう。
バーブレスの悲しいさが。

しょうがないので、ゲイリーに切り替える。
ノーシンカーでボリュームもあるから、藻の奥深くには入っていかない。
そして、ヒット直後にロッドを一気に上にあげてリールも全開で巻いてバスを水面に引きずり出す。
かなり強引だがこれならとれる、逆に言うとこのやり方しかとれんよ。
こつがわかれば、こんなもん。
サイズは小さいけどけっこう数とれた。

ちょっと見て。
こいつ卵もってる。
先週あたりからそんな気はしてたんだけど、こりゃ間違いなく卵だ。
ここのは年2回スポーンするタイプか。
そりゃー増えるわけだ。
こりゃー爆釣の予感だ(笑)。

本湖側の攻めれるところは攻め終わったので、下流側に移動。
行きがけの駄賃で、橋の中で攻めてみるといいサイズが出ました(笑)。


さて、日も傾いてきたので、Pop-X。
いろいろ動きを試してみればみるほど、すごいぞこれ。
1つでペンシルの動きからポッパーの動きまで全てこなす。
トップ1つだけもっていくとしたらこれだってぐらいすごい。
がぼっ!
よし!のった!
ばれた・・。
何回かこんなことを繰り返す。
なぜじゃ?なぜばれるのじゃ?
水中を見に行くと藻がある。
こいつに絡まれて外れるようだ。
トレブルフックのままだけに、よけいにかかりやすい。
Dog-Xとかはダブルフックにしてあるんで少しはましだったんだけど。

そんなこんなしてると、親子連れ2組の車が現れた。
「釣れってっか?」
「今日は良いねぇ。15匹ぐらい釣れてるよ。」
などと話しながら、Pop-Xをトゥイッチ。
ガボーン!
ふんっ!
「ね、釣れるでしょ?」
気持ちいい、先週もギャラリー付きだったけど、今週は目の前で話しながら。
かっこよすぎる、ビデオのようだ(笑)。
なにせ今の俺には魔法がかかっている。
カッコいいのだが、さすがにこの状況では写真は恥ずかしくて撮れない。

「Fish! Again!!」
しかもいいサイズだ、写真撮りたいよー(涙)。
それにしても、Pop-Xすごすぎるぞ、左右の藻の中からバスをおびき出してくる。
人の目の前で2連発だぜ、おい。

「僕も向こうで釣っちゃうぞー!」
子供は元気だ。
しかし、すまん。
そこはさっき俺が何度と無く攻め倒したところだ。

ほれまた出た。
親子にばれないように写真写真(笑)。
うっフラッシュ光っちまった・・。


魔法じゃ、魔法のようじゃ、サイズはそこそこだが、いくらでも出てくるぞ!

がぼーん!
なんじゃぁ?
うわわわわわー、浮き輪がひきずられるぅ。
何がかかってんだ?
水面にくいに来たからコイじゃないとは思うけど・・。
引きもコイの引きとは違う。
うわっ反転した!
長い!
長い・・、バスじゃないな。
長いもの、
1.パイク
2.古代君
3.ナマズ
引きからして、パイクでもない、たのむナマズであってくれ。
だって、手袋もってないよ・・。

がーん、顔を出したのは古代君、しかも硬いところにPop-Xがバッチリ。
サイズは、50 cm超えてそう。
どうする?
わー暴れるな、あまったフックで浮き輪が切れる。
ラインは切れないと思うけど、早くどうにかしないとヤバいな。
オートリリース出来ないよね?
だめだゆるめても外れない。
おそるおそるPop-Xを掴んでみる。
うわわわわ暴れるな、いててててフック刺さったやんけ。
素手じゃ無理だ。
ラジペン入れてあったけかな?どこだどこだよ??
みあたんねぇーよ!
もう錯乱状態。
リッピングできんのか?
おっ以外に歯無いじゃん!
いででででで!
上あごが鋭いやんけ、はぁ口開いてくれて助かった。
しかし、指は血まみれ・・。
かー絶望的な状況。
やがてラインブレイクしてPop-Xは湖の藻くずとなるのか・・。
あっ、あるじゃねーかよ、ラジペンあった。
やけくそで、Pop-X掴んでラジペンでフックを返して、よし外れた。
ふぅー。
あっ、写真忘れた。
そんな余裕無かったって。
冷静になって考えてみると、エラんとこ掴めばよかったんだよ。
まあとにかく助かった。
あんなのがトップに出るとは思ってもいなかった。
心の準備が出来てなかっただけにパニックだった。
パイクだったらどうなるんだ?浮き輪はどうなるんだ?
引きはあんなモンじゃないぞ・・。

その後も、バンバンPop-Xに襲いかかって来るんだけど、
古代君とパイクの影がちらついて、怖い怖い。
幸い全部バスだった。

日が暮れた。
それにしても、Pop-X恐るべし。

Date; Augst/3/2002
Place; フォックスレイク
# of Bass; 26
Max size; 41 cm
Av. size; 31 cm

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