楽園遥かなり!




Date; 27/May/1996
Place; 相模川&津久井湖
# of Bass; 0
Max size; ***
Av. size; ***

Report
 「さざ波立つ激流の中でバスとグッドファイとを楽しみたい!」これが数年前にリバーバッシングの記事を読んでからの僕の願いである。「七月七日晴れ」の影響ですっかりフローターもふつうになってしまった今日この頃、新たなるバッシングスタイル(すでに古いって?)をめざして後輩長岡とともに相模川でウェーディング・リバーバッシングに挑戦した!
 オカッパリで攻めれるところを一通り攻めたがあたり一つ無いのでウェーディングを開始することにした。チェストハイウェーダーにライフジャケットと完全装備で入水、至る所にコイ師の吸い込み仕掛けが打ち込んであって目的地まで非常に大周りをしなければならなかった。やっとの思いでおいしそうな中州の裏側にたどり着くと、人!なんとウェーダーがいるではないか。そう、僕らはすでに二番せんじと化してしまったのだ。それにもめげず潮来の野池ならここでしょうって感じのオーバーハングを次々と攻めていくが魚の気配がない・・。すると遠くから「ウェーディングしてる奴がいるよ」という声が聞こえるのでそちらを見ると浮輪がふたつ、こちらこそ「川で浮輪してる奴がいるよ」である。すごい時代が来たもんだ・・。「そうだ、僕は流れの中で釣るために来たのだ」と我に返り、今度はひたすら来週からは鮎師が立ち並びそうなポイントを攻めてみる。本にはいろいろ書いてあるがこんなところからはバスがでてくる気がしない・・。ついに「川バス攻略」を断念して「フローターパラダイス探求の旅」にでることにした。誰か川バス攻略法をおしえてプリーズ。
 ここは以前からうわさに聞いて攻略を思い描いていたとある場所。噂通り両岸はオーバーハングにおおわれていてオカッパリ不能&ボート屋なしのフローターパラダイスのように見える。しかし、車で接近しようにも道がないのである。そこいら中をうろうろしてやっと見つけた車で進入可能な場所から水面までは獣道を100 m以上も歩かなくてはいけない。ウェーダーをはいて浮輪を持ってこれはちょっときつそう、「もう少し下調べしてから出直しましょうよ」という長岡の声に負けてしまった。次回にチャレンジである。
 ウェーディングもダメ、フローターもダメではもう僕らはただの人である。「ボーズはいやだー」の想いから、津久井湖でおかっぱることに決定。道志の流れ込みに着いてびっくり、いつもはワンドの場所が川になっている。本湖は遥か彼方にしか見えない。しかも、眼下のウグイとハヤがばちゃばちゃやってるせせらぎには10 mごとに人が立ち管理釣り場のようである。途中で合流していまはハヤをフライでしとめることに夢中の Aki を説得し本湖へ向かうことにした。しかし、本湖は人人人状態。とうにキャパシティーをオーバーしていた。車はそこら中に止められ、人は柵を乗り越えて釣りをする。こんな状態が長く続くわけはない、この空前の釣りブームはどの様な結末を迎えるのであろうか・・。こんな状況でバスが釣れるはずもなくあえなく撤退。ついに守り続けてきた「ボーズ無し記録」は途絶えてしまった。思い起こしてみれば今日一日バスが釣れたの一度も見なかったぞ!相模川水系は死んでしまったのか?


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