逢いたい・・。

Date; 23/Jun/1996
Place; 桧原湖
# of Bass; 3
Max size; 30 cm
Av. size; 25 cm

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　ガンガンガン、スー、ミィー、ガンガンガン、スー、ミィー・・・、またこの夢か・・。もうかれこれ５日連続でこの夢で朝6時に目が覚めている。「もう一度スモーリーに逢いたい」そんな思いが頭を駆けめぐる。そして、川上さんの「桧原なら景色もいいし行ってもいいな」という一言が引き金を引いてしまった。そんなわけで今週も私は桧原湖にいます。
　先週はポイントまでハゼ王丸によって送迎してもらったのだが、今回はFUNCsで出撃のためその手は使えない。そのポイントへフローターでたどり着くには１時間近くこぎ続けなければならない。陸路からの接近も考えたが、車をおける場所から約１キロ以上歩かなければならない。フローターセットを持ってのこの距離の移動はやはり大変そうだ。結局、我々はボート屋のエンジン船による送迎（有料）という手段でポイントにたどり着いた。「暖かい」それが第一印象であった。先週はトレーナーを２枚重ね着していたのに、今週はデニムシャツを腕まくりするほどなのである。「やばい・・」暖かくなったらスモーリーは湖の奥深くに行ってしまう・・。先週のパターンで攻めてみるがあたりが全くない。そんな中、先週は不参加だったAkiが岸際で38 cmをヒット。朝から岸際でエサ釣りをしている小学生たちにもぽつりぽつり釣れているようである。岸際を攻めながらも先週のパターンを捨てきれない私にはあたりすらない。先週のパターンなど無いAkiが岸際でヒットを重ねるがサイズダウンしているようだ。「やはりダメか」そう思ったとたん連日の睡眠不足がたたって眠くなってきた。岸際にキャストしたままロッドを持って寝ていると、「こんこんこん朝ですよー」またあの夢か？いや僕は桧原湖にいるんだよね？スモーリー？ コンコンコン、ツゥーこの引きはスモーリーだ！やっと来ました30 cm弱のスモーリー。どうも風に流されてゆっくり移動している程度の動きにしかでないようだ。
同じ場所で「ぼくすもーりゅまうしゅばしゅでちゅ」って感じの小スモーリーをゲット。ポイントを移動して攻めていたら、何か付いてるんだけどゆらゆらよってくるなーと思っていたら、手前7 m付近までよってきたところで猛然と潜りはじめた。またもや30 cm弱のスモーリーである。しかし、こいつのファイトはなかなか楽しめた。飲まれかけていたフックをやっとの思いではずして「だいじょぶか？また逢おうぜ」とリリース（あっ！ガーン、写真撮り忘れてしまった）。その後はあまりの眠さに「湖上のビック・グーフィーボバー」と化して岸に打ちつけられていた僕にはスモーリーは微笑んでくれなかった。

　結局、Akiが７匹（max 38 cm）、Sudachiが４匹（max 33 cm）、長岡が４匹（max 37 cm）、フローターバッシング初挑戦の川上さんも２匹（max25 cm）＋50 cmばらし（本人談・・・）とそれなりには釣れたが40 cmを越えるスモーリーには逢うことができなかった。逢いたくてー♪切なくてー♪我が愛しのビッグスモーリーはどこに行ってしまったのか？逢いたいよぉー。

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