探索!福井山中巨バス郷



Date; 21/June/1998
Place; 武周ヶ池&竜が鼻ダム
# of Bass; 0
Max size; ** cm
Av. size; ** cm


Report

おいらは職業柄年に1,2回国内外での会議に出席する事がある。そんなときの楽しみは、もちろん「土地土地のバス(魚)」でしょう。しかし、岡山、神戸、名古屋、コスタリカ、フロリダとろくな釣果がないっす。今回こそはそうならないようにと思い作戦を練っていたら、出張先である福井のバサーを浮き輪のMLで見つけてしまいました(笑)。早速DMしたら福井情報を教えていただけました。諜報部員Mさんには感謝です。ウェブというのは本当に便利なものです。

仕事を終えて閉店間際のレンタカー屋に駆け込みシビックをゲット。早速、目的地の「武周ヶ池」へと向かう・・・。はずだったのだがおいらは今どこにいるのだろう??いきなり迷子っす(笑)。というのも福井は城下町で道が「**通り」などという標識で示してある。しかも、レンタカー屋でコピーした地図にはそれらの道が「県道*号」と書いてあるのだ、しかも縮尺がむちゃくちゃ荒い・・。たまらず酒屋のおじさんに聞くと「あんた反対側にきちょるよぉ」「・・・」。だめだこりゃ。おじさんに詳しく道を聞き、やり直し。コンビニでもう少し細かい地図を手に入れる。しかし、地図と標識の道の名前は相変わらず一致しない、ついでに地図で目標にした交差点に交差店名の標識がない・・。福井の人たちってどうやって道を理解しているのだろう???

やっとの思いで武周ヶ池へ続く峠の入り口までたどり着いた。聞いてはいたがここからはホントに狭い道である。対向車が来たら待避所まで下がらなければ行けない。そんな状況になったら、愛車がローバーミニなのにレンタカーのシビックに乗ってる今のおいらにゃ為すすべがない。とにかく進むのみである。なにをそんなに焦っているのかって?「日本対クロアチア戦」ですよ。ゆっくり聞きたいじゃないですか。そんなこんなで、武周ヶ池までなんとかたどり着きサッカーを聞いていると、「あーっ!なんで入れられちゃうかなぁ」状況はよくわからんが負けらしい・・。

サッカーも終わってとりあえず池を見てみようと水辺まで行くと、なんとリザーバー。ただの野池かと思っていたのに・・。両岸は切り立った斜面で植物が繁茂している。フラットな部分はダムサイト側の200 m程度。水深は?夜なので解らない。とりあえず寝ましょ(笑)。

朝!明るくなってきたのでとりあえず足場の良いダムサイト側を攻めてみる。しかし、荷物をコンパクトにするためにとフロータースティック(5フィートなのに2ピース)を持ってきたのがまずかった。ここぞと言うところに届かない。普段はそんなに浮き輪とかに頼った釣りをしてたのね・・。オカッパリができなくなってます(笑)。

どうも魚はいるようなんだけど反応がない、あたりにラインやルアーゴミがあるところを見ると相当たたかれている感じ。こんないい感じの釣り場なんだからゴミはちゃんと持ち帰りましょう!ここは他の釣りのゴミよりルアー関係が目立ったなぁ、残念。しかも、見えるのはスポーニングベッドの跡とこばっちーとコギルのみ。おいらがここを選んだ理由はそう「60 cm級の巨バスねらい」である。普段桃源郷で数は出しているので桃源郷ではできないビッグゲームをしに来たのだ。


こばっちーはいらない。そう独り言を言い上流へと歩き進んだ。そんなときにこの看板。「まむし」が出るんだぁ・・・。心の中では、「ずんずんずんずん、川口ひろしがぁ♪」とメロディが、まさにそんな道のりなのである。そんなとき、前方のワンド状のがけの下にウエーダーを発見!「舟釣り、水遊び」禁止のこの池では最強の方法であろう、藪こぎにも便利だ、まむしにも噛まれまい(笑)。

だけど、おいらにはウエーダー無い♪
浮いて遊べる浮き輪もない♪
あああーああ、あああーああ・・・。


などと口ずさみながらさらに上流に向かっていくと滝の音が。ここが諜報部員Mさんの言っていたところだなと思い、水面を見ると、いますねぇーバス。しかも40 cm超級のスクールですよ。状況としては、津久井湖の道志川の流れ込みのようです(といってもほとんどの人解りませんね、ごめんなさい)。しかし、降りれそうな場所はあるものの足場がないのである、さらにバックスペースも・・。何度「降りてしまえ!」と思ったかは解らないが、もう一人の自分が「帰りの新幹線に乗せてもらえないカッコに成るぞ」とブレーキをかけた。帰れないのは困る(笑)。

さらに上流に行ったが渓流と化してしまい降りれそうなところもなかった。あきらめムードで引き返しさっきの場所を冷静に見てみると、バスも確かにいるがでかいのはコイのようにも見える。「そうだコイだ。だからあきらめるんだ。」と自分に言い聞かせながら歩いていると先ほどのウエーダーが上陸していたので少し話してみた。そこから得た情報では、1,今日はおとといの雨でひどく増水している、2,こんな状況ではウエーダー以外釣りにならない、3,浮き輪は禁止だが以前大阪から掟破りのアベックが来て爆釣して帰ったそうな。全部解ります。だってシュチュエーションからしたらここ福井版桃源郷だもの・・。

「福井でもウルトラボーズ」そんな見出しがおいらの頭を巡り始めた。これは、もう1つの数釣りならこっちですねと教えられた「竜が鼻ダム」へ行くしかないでしょう。場所的には正反対の方向にあるので実質1時間程度しか釣りはできないが、ボーズを回避するためにはこれしかないでしょう。


「竜が鼻ダム」は福井版丹沢湖と言った感じです。しかし、しかしですよ。教えてもらっていたスロープは今日は草刈り作業でとても釣りなんてできる状況じゃありません・・。他に降りられる場所を探したのですがどこも「新幹線に乗れないカッコ」に成りそうだったので結局断念しました。諜報部員Mさん達っていつもこんな過酷な釣りしてるのね・・。

PS. モリガエルの卵を見つけました。まさに秘境!

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