GW!3連釣-その壱-



Date; 1/May/1999
Place; 檜原湖
# of Bass; ***
Max size; *** cm
Av. size; *** cm

Report

それは4月のある日の夜、携帯が鳴った。
Kiyo:はい、もしもし
Aki:檜原湖のキャンプ場いつから開いてるって?去年はGWから開いてたらしいじゃん。
Kiyo:去年はシーズン過ぎてて、こばっちーしかいなかったからね。電話で聞いたら5月1日から開いてるってよ。2泊ぐらいする?
Aki:らじゃー。

というわけで、今年のスモーリー初めは3日連続企画!
大型の企画と言うことで、日頃疑問に思っていたけれど試せずにいたことを試してみよう!
(1)4ポンド以上のラインでは本当に釣果は落ちるのか?
初めてスモーリーを釣りに行ったときに受けたアドバイスで、ラインを細くしたら釣れるようになった。しかし、4ポンドではいかんせん「岩盤に擦れてラインブレイク」という事態が続出。今回は、いつもの「Super Herd 4 lb」にくわえて「ハードコアフロロプラス 6 lb」「Rock Fish 8 lb」を準備して戦いに挑んだ。
(2)フライでスモーリーを!
昨年Akiがイブニングライズ中にフライを使ってこばっちーいじめを楽しんでいた。フライフィッシングで淡水最強のファイターと言われたスモーリーの引き味を我々は楽しむことができるのか?今回はシンキングラインとストリーマー系のフライを準備して、いざ40 cm upに挑戦!

5月1日の朝。キャンプ場への渡しの時間まではまだ早いので、オカッパリを試みることに。私の選んだタックルは「Rock Fish 8 lb」(根掛かりやだからね)を巻いたスピニングにいつものエコギアスプリットショット。さっそく遊魚券を買いにボート屋へ。
Aki:遊魚券ください。○○キャンプ場に泊まるので、明日の分も2枚。
おっちゃん:○○のあたりはゴールデンウィーク中はダメじゃないかなぁ。ボートも100隻くらい出るし、なにせ魚入ってきてないから。
Kiyo&Aki:・・・・・。

魚入ってない?これはやばいです。我々の例年の作戦は、スポーニングのために浅場をうろつくスモーリーを浮き輪でゲット!なわけで、その浅場に入ってきてないとなるともうどうしようもない。
ホントに?と思いつつオカッパリでラン&ガン。うがぁ!ラインがリールから勝手に出ていくぅ!フロロの8ポンドは張りがありすぎて、スピニングでは扱えないっす。こういうときに隣で爆釣しているヤツがいると焦るんですが、今回はそれも無し。ほんとに魚の気配がない。周りのボーター見ても1匹もつれてない、これはやばい。

午後になり、キャンプ場へ渡してもらい、浮き輪で釣り始めても状況は変わらない。あたりには根雪が残る部分もあり、雪解け水のせいで水温は10℃以下、エコギアはうんともすんとも言わない。こんな時はラインの性能チェックどころではない(この渋さにたまらずいつもの4ポンド)。

1時間後。2人とも1時間釣れないと忍耐がもたない体になっている(笑)。おいらはフライのキャスティング練習始めるは、Akiはゲームボーイ魚探で「ここら辺は2メートルなのにこっから急に落ち込んでるぜぃ」などと言っている。

半ばやけっぱちになって、アルミボーターが行き来する有名ポイントに浮き輪で潜入、釣りをしていても聞こえてくるのは「釣れたぁ?」「釣れねぇ」の会話ばかり・・・。そんなとき、おいらのロッドに今までの岩盤とは違う感覚が!フィッシュ!オーラァー!ズビビビビ!パピョーンンンン・・(この効果音の間には、「こばっちーがフックオン」「あわせと同時に水面をスケーティング」「その勢いで空中に放り出されてオートリリース」というステップが含まれています)。「うわぁ!魚いたんだぁ。くぅぅっ。」とボーターの声。あれがそんなに羨ましいか?

そして、6時間におよぶ釣行の末、我々は涙をのむことに・・・。

その夜、作戦会議が開かれた。
Kiyo:ホント誰にも釣れてなかったねぇ。
Aki:魚いないよここには。
Kiyo:まあ、おいらは、しとめたけど(偉そうにぃ、バラシただけじゃん、しかもこばっちー)。提案がある。我々に残された時間は短い。ここで存在しないビッグスモーリーを追い続けるか?それとも一路南下して桃源郷で憂さ晴らしをするか?
Aki:のった!桃源郷で憂さ晴らし!!

ホントこいつらの頭の中って・・。普通さあ福島まで来たんだから、磐梯山登って、五色沼見て、とか観光するじゃん・・(笑)。

Kiyo:そこで問題がある。ゲイリーグラブと黄色いラインは持ってる?
Aki:無い・・。
Kiyo:どうも会津若松には「ポパイ」と「上州屋」があるらしい。
Aki:あいあいさぁ!
Kiyo:ところで明日の朝まずめはどうする?
Aki:目が覚めてどうしても行きたくなったら行けばいいじゃん。
Kiyo:そだね。

そして、夜はふけていった・・。
思わぬ波乱の展開、明日はどっちだ?


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