Large or Small?


Date; 15&16/Jun/1996
Place; 桧原湖
# of Bass; 4
Max size; 44 cm
Av. size; 15 cm

Report
 今回はプロショップヘイズのスモーリー(スモールマウスバス)ミーティング in 桧原湖に参加しました。場所は福島県桧原湖、集合時間の4時にはみなさんお揃いでした。ヘイズの王さん、そして取材に来ていたBasserの野村さんに挨拶をすまして(お二人ともメールでは面識があるのですが、会うのは初めて)、フローターの準備にかかる。しかし、すごい。何がすごいって14艇のフローターが一斉に準備する光景ってのもすごいが、みなさんの装備がこりゃまたすごい。ほとんどの方がポンツーンタイプのフローター、そしてロッドを竹槍のようにさして、おまけに魚探付きの人まで・・。ビビリながらも釣り開始。フライを岸際にキャストしてピックアップしようとした瞬間、来ました初獲物!スモール、でもサイズもスモール・・(ついでに写真とろうとしてカメラを渡してる間に逃げられてしまった・・)。ハゼ王丸で2人ずつもっと釣れるポイントにピストン輸送(すごい、やることが違う・・)の後、みなさん思い思いの場所に散らばっていく。王さんの「島まわりのブレイクにノーシンカーワームがいいですよ」というアドバイスをもとに、攻めるもあたりがない。フライにチェンジしてストラクチャーまわりに落とすも反応なし(野池ならこれでバスかギルがでるのに・・)。いったいスモーリーはどこにいるの?
 Basserの撮影のために桟橋に集合(これが実際見てみると結構大変、ごくろうさまでした野村さん&カメラマンさん)。そこで聞こえた会話の中に「おれ、スパイダー卷いてたんだけど、ピーって白く見えちゃってこれじゃーダメだと思ってナイロンに卷き変えたらやっとでたよ」というのが。ガーン、わたしスモールをなめてました(だって、16LBのPEライン卷いてるんだもん・・)。このあと、少しは見えにくいフライライン(0Xじゃあ・・)の先にちびワーム鱒針をつけてキャストするも反応がない。ポイント移動の時にラインを出しっぱなしにしてこいでいたらヒット!しかし、ジャンプ一発ばらし、30cmのスモーリーは湖の彼方へ・・。もしや、この方法はアメリカのメールフレンドがいっていた「キックトロール」では?その後も猿のようにキックトロールするも3連続ばらし、どうもラインを長く出しているためにあわせが完全に入ってないようだ・・。突然の雨に午前の部は終了。午後も晴れ間におかっぱるが、釣果無し・・。みなさんは1日で2桁は余裕でいってるらしい・・・。
 宿泊先のドナルドペンションで夕食をすませたあとに、釣り方の話になったのでいろいろと聞いてみました。タックルについては、スピニングでできるだけ細いラインを卷いた方がいいそうです(がーん、愛用のスピニングロッドは友人宅に置きっぱなし、今持っているのはコンポジットのみ)。ルアーもできるだけ小さいもので、ワームはノーシンカーがいいようです。ポイントはスモーリーはストラクチャーにタイトには付かないのでブレイク等のおおざっぱな所を狙った方がいいようです。アクションはちょースローリトリーブ。僕のルアータックルは全然あってなかったわけです。フライタックルはすこしはあってたみたいな気がする・・。急いで、ペンションのルアーコーナーで5LBのラインとバスグラブを購入し、4時起床の約束をして眠りにつく。
 「うーん、さむい(さすがとーほぐ)、あかるい!今何時?がーん4時半」王さんは?いなーい・・。遅れをとった・・。いそいで桧原湖に向かいフローターの準備をして王さんを見つけ昨日のポイントに。ボートの中で「キヨさん達釣れてないから・・、シークレットルアーあげます。」とルアーX(シークレットだから公開できません)を渡してくれた。ありがとう王さん!もして、島まわりを攻めていた長岡についにヒット!がばらし・・。 しかし、同じ場所にもう一度キャストしたらでました!35cmのスモーリー、すっげーひいてました。そして、しばらくして同じ場所から長岡が25cmを釣り上げて「こっちにいますよー」。一目散にそちらに向かい、数キャスト後、来ましたルアーの初スモーリー。でも小さい20cm位です。王さん長岡ありがとう。そんな間に、長岡が今度は岸とは反対側にキャスト&ヒット。33cmぐらいのスモール、でもそこって何かあるの?と思いながら僕も反対側にキャスト。数回リールを卷いたところでガツーン、うりゃー、ミミミミィー、なんじゃこりゃー?スモール?必死にリーリングするもなかなかよってこない、コンポジットロッドに5LBラインでは無茶もできない。ガンガンガン、スー、ミィー、ガンガンガン、スー、ミィー・・・(これがスモールのほんとの引きか、すごいすごすぎる)。どれぐらい時間が経ったのだろう?やっとよってきたと思ったら、こんどは僕の足に向かって猛烈に走ってきた「でかい・・」。ガンガンガン、スー、目の前で8の時を描きながら猛烈にファイトする。ジャンプ一発!(ジャンプもこりゃまたすごい)「はずれてくれるな」ただそう祈るのみである。ついにゲット!44cmのスモールマウスバスである。みてみるとフックがかかっているのは唇にほんの少しだけ(危ないところだった)。口はスモールだけどサイズはラージなスモールマウスバス、こいつの引きは人生変えちゃいました(王さん長岡様ほんとーにどうもありがとうございます。この魚はあなた方に釣らしていただいたようなものです)。その後も長岡わたしとも30cmクラスを追加して朝食へ(約2時間で3匹、昨日の一日って・・)。帰り際に湖を見ると人だらけ、「スモールは低温域の魚だから朝まずめが勝負」と言う王さんの言葉に、これ以上やっても我々の釣果はのびないと判断し(だって、ルアーXなくしちゃったしぃ、明日つらそうだしぃ・・)帰路につく。
教訓:何事にも先達は必要だ!


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