第6章 ウィーンへ、EC・バルトーク号 |
時間があれば、まだまだ訪れたいところがあるハンガリーですが、旅程のある旅、次の目的地、ウィーンへ向かいます。ウィーンへのルートは、空路、陸路、ドナウ川を使う水路とありますが、鉄道ならば国際特急で約3時間です。チェコからウィーンへ鉄路で入った時は大変な思いをしました(チェコ、オーストリア 気まま旅を参照下さい)が、今回は国際列車も走る幹線1本でスムースなはずです。 ブダペストには主要な駅としては、東駅、西駅、南駅の3駅があります。 |
東駅 |
西駅 |
南駅 |
南駅構内 |
南駅のやはりインターナショナル・インフォメーションで、ウィーンへ行きたいのだが、というと、今度は、9時20分と12時50分とのこと。この駅だということがわかり、一安心です。駅は違いましたが、時刻はトーマスクックの時刻表と少し違うだけです(それぞれ8分遅くなっています。東駅からと南駅からの違いでしょうか)。 予約が必要という情報もあったので、予約が必要かもたずねると、どういう切符を持っているのかと聞かれたので、東欧レールパスだと答えると、「グッド・パス」予約はいらないとのこと。朝の列車はホテルからの出発を考えると慣れない地で少しあわただしいのと、後の列車でも午後4時頃にはウィーンに着くので、予定通り後の列車に乗ることにして、南駅を後にしました。 |
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南駅構内 |
さあ、いよいよウィーンへ向かう日です。少し早めに南駅へ。案内板を気にしながら、しばし待つことに。案内板は、本数が少ないのか、乗る予定の列車よりも後の列車の案内が出ています。そうこうしているうちに、すべての番線で、目的の列車の後の時間の列車の案内ばかりになってしまいました。あれれ、乗る予定の列車はどうなっちゃったの? 少し不安になってきました。。。。。。 窓口へ行って確かめねば。着いた時にはガラガラだった窓口には列が出来ています。順番が近づいた時に、窓口の中に、リスト・フランツ号 9:20 ○○線、バルトーク・ベラ号 12:50 ○○線と紙に書いてあるのに気づきました。外に掲示しておけよ。案内板に表示してよ。とりあえず、発車時刻と番線がわかり、一安心です。このとき初めて、乗る列車がバルトーク号であることを知りました。バルトークはハンガリーを代表する作曲家です。ほお、そういう列車なんだ。ちょっと感激です。(帰国後トーマスクックの時刻表を良く良く見ると、備考欄の記号説明のところにリスト号、バルトーク号と書いてあります。気づかなかっただけでした。しかし駅については特に注釈はありませんでした。) |
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発車時間が近づくと、ホームが混んできました。うわー、すごい混雑だ。座れるのか?やがて機関車に引かれて列車が入ってきました。機関車の次が1等車です(出発する時は最後尾。2両ついています)。東欧レールパスは1等車用です。取り急ぎ1等車のコンパートメントに。1等車はあの混雑がうそのようにガラガラで、あまり人は乗っていません。これで無事ウィーンへ向かうことが出来ます。やれやれ。 |
入線したバルトーク号 この1等車は最後尾に なります |
列車編成表 上から4つ目が バルトーク号、 その上はリスト号 |
バルトーク号の列車編成 表の先頭部分をアップ |
列車は定刻に南駅を出発です。ゆったりした室内、新品ではありませんが、こぎれいです。空調も満足。快適な旅で、気分は世界の車窓です。車窓には時折、ひまわり畑が出現したりして目を楽しませてくれます。ハンガリー・オーストリアの国境では、車内で出入国です。係官が来てパスポートにスタンプを押し終了です。オーストリアに入ると車窓には、風力発電の風車が何度も何度も現れます。ずいぶん多くあるんだなあと関心。 |
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列車は快調に走り、定刻にウィーン西駅へ。ウィーン西駅近くでは、一瞬ですが予想通りシェーンブルン宮殿を見ることもできました。世界の車窓を楽しむ快適な旅でした。 |
ブダペスト南駅と ミュンヘン中央駅を結ぶ バルトーク・ベラ号 |
ウィーン西駅到着時の 機関車 |
ウィーン出発時 先頭に立つ機関車 |
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この後バルトーク号は、ザルツブルク、インスブルックを経由してミュンヘンへ向かいます。 |
今晩の食事は、和食を計画しています。昨年大変満足し、ひそかに楽しみにしていたお寿司を食べに行くことに。そして明日は、世界遺産・セメリンク鉄道に乗ります。 |
第6章 ウィーンへ、ECバルトーク号
第7章 世界遺産・セメリンク鉄道 へ
(作成中です。乞うご期待。)
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