チェスキー・クルムロフからウィーンへは、予定通りのルートと言えば一応予定通りのルートをとれたのですが、列車1本でと思っていた区間が、バスや列車を乗り換え、乗り換え、予定外の道中。。。。。。。チェコからオーストリアへは国境越えです。
地名の読み方は間違っているかもしれません。チェコはチェコ語、オーストリアはドイツ語です。それぞれ独特の記号があり、アルファベット26文字だけでは表現できません。カタカナで書いてみましたが、読み方が違うかもしれません。ご了承下さい。読み方をご存じの方がいて、間違っているところにお気づきならば、是非、お知らせ下さい。お願いします。
|
チェスキー・クルムロフからウィーンへ向かうルートとして、旅行会社では次のルートを紹介してくれました。 ルート1: チェスキー・クルムロフ 8:15 -> 60分から65分で チェスケー・ブディヨヴィツェトーマス・クックの時刻表を見ていると、もうひとつ別のルートが見えてきます。チェスケー・ブディヨヴィツェまでは、選択肢はありませんが、そこからリンツへ向かうルートです。 ルート2: チェスキー・クルムロフ 8:15 -> 60分から65分で チェスケー・ブディヨヴィツェそこで、基本的にはルート2で行くとし、代案としてルート1も可能と言う予定にしました。 |
チェスキー・クルムロフの駅舎 |
チェスキー・クルムロフのホームと駅舎 |
さて、出発の朝、ホテルでタクシーを呼んでもらい駅へ。駅では、8月だというのに、息が白くなります。セーターを着ていても少し肌寒さを感じます。乗った列車はなんと暖房がしてあり、窓は曇っています。ここまで寒いとはちょっと予想外でしたが、車内は暖かく快適です。チェスキー・クルムロフからチェスケー・ブディヨヴィツェへは、来たルートを戻って行きます。 来る時は、チェスケー・ブディヨヴィツェからはバスでしたので、チェスケー・ブディヨヴィツェ直前でバスに乗り換えるだろうと予測していました。列車は順調に進み、時間的にもちょうどこの駅でバスに乗り換えだろうと思われる駅に到着しましたが、列車に乗っている人にはいっこうに降りる気配がありません。あれれ、直通で行けるようになったのかな? そうこうしているうちに車掌が早く降りろと、窓の外から合図しています。やはりここで乗り換えでした。乗っていた車両の誰もが下りようとしなかったとは。。。。。。。。。 予定通り(?)バスに乗り換えてチェスケー・ブディヨヴィツェに到着です。まずリンツに向かうための列車の発車時刻の確認です。時刻表示板を見ると、な、なんと、「BUS」と書いてあります。え〜、またバス! そこで、一応、ルート1のチェスケー・ヴェレニツェの列車を確認してみると、こちらは発車のプラットフォームの番線が書いてあります。ムムムム。。。。。少しそちらに魅力を感じましたが、バスと言っても、チェスキー・クルムロフへ向かった時のように、またすぐに列車に乗り換えるのだろうと想像し、また、リンツからウィーンへの特急の旅の魅力もあり、とにかくルート2で、ということでバスの出発場所へ。 バスは何台かが並んでいて、大きな荷物は、荷物車に預けます。荷物と別々になるのは少々心配でしたが、荷物を荷物車に預け、先頭のバスに乗り込みました。やがてバスは荷物車を先頭に隊列を組んで出発です。結局、荷物車1台と5台くらいのバスだったようです。チェスキー・クルムロフへ向かう時とは違って、隊列です。やはり利用者の多いルートなのでしょうか。 最初の駅は誰も乗り降りがなく、駅の前をぐるっと回ってまた道路へ。すぐに列車へ乗り換えかと思っていたのですが、バスの隊列はかなりのスピードでどんどん先へ先と進んでいきます。かなりの距離を進んだ後、やがてある駅に到着。ここには列車も止まっており何人かの人がバスを降りていきます。ここで乗り換えかと思いましたが、どうやらリンツ方面へ行く人は、まだ乗り換えではないようです。ほとんどの人はバスに乗ったままです。下りていって戻される人もいます。少々不安でしたが、やはりリンツ方面の人はまだ乗っていなければならないようです。すぐに出発と思いきや、いつまでたっても発車しません。どうなっているんだろうと思っていると、運転手が社内のテレビのスイッチをON(テレビがあると言ってもバスはちょっとボロイ)。テレビは良く映らないようで、結局、観光ビデオを流してくれます。まあビデオを見ながら気長に待つしかありません。 結局小一時間くらい待ったでしょうか、おもむろに出発です。駅前を出たとたん、今度はやおらノロノロ運転です。そのうち渋滞で動かなくなりました。見晴らしがよいので、先の方に道路工事をしているのが見えます。完全に道路をふさいでいるのか、上りも下りも長い渋滞になっています。こうなったら仕方がないと、あきらめムードになっていると、間もなく渋滞の先頭の方が動き出し、あっさり工事現場を通過です。しかし、この先、どこまで、どれだけバスに乗って行くんだろう? すると、間もなく、バスは太い道を外れ、狭い道を進むことに。やがてなにやら駅らしき建物の裏に到着です。先ほど長い時間泊まっていた駅からさほど遠くない駅です。ロータリーや駅前広場というものはなく、バスが止まっていると他の車は通過できないような道にバスは止まって、どうやらバスはここまでです。 |
列車はまわりになんにもない田舎の風景を走っていましたが、やがて幹線道路が平行するようになりました。 リンツまで11Kmの看板が見えます。もう一息となりました。これでやっと到着かと思っていると、なにやら社内放送が。。。 何を言っているのかわかりませんが、いや〜な予感。この列車はリンツまで行かないのかも? 近くの人が下りる準備を始めています。次の駅で降りなければならないの? 列車が駅に入っていくと、バスが止まっているのが見えます。バスに乗り換え? どうやら皆さん降りるようです。やっぱりバスへ乗り換えでした。列車から荷物を持って降りると、親切なことにバスの運転手がやって来て荷物を持ってくれます。大助かりです。 バスはすぐに出発となり、ドナウ川を越え、リンツ市内へ。リンツ駅の正面口近くに停車です。何度も何度も乗り換え、やっと到着です。 |
当初の見込みチェスキー・クルムロフ ->(列車)-> チェスケー・ブディヨヴィツェ ->(列車)-> リンツ結局 チェスキー・クルムロフ ->(列車)->(バス)-> チェスケー・ブディヨヴィツェ ->(バス)->(列車)->(列車)->(バス)-> リンツ何度も乗り換える行程でした。いやはや。 チェスケー・ブディヨヴィツェの駅の辺りや車窓からのいい景色があったら写真を撮ろうと考えていましたが、そんな余裕は全くありませんでした。。。。。。 |
でも、まだ、ここで移動の行程は終わりではありません。これからウィーンへ向かわなければなりません。予定より随分遅れてのリンツ到着です。 リンツからウィーンへは、ICかEC、1本です。とにかく、時刻表示板で、列車の時刻を確かめることに。すると、すぐにICが来ます。その直後にECもあります。さっさとホームに行けば、ICに乗れそうです。 リンツ駅を眺めたり写真を撮ったりという気持ちもあったのですが、ウィーン到着が遅くなるのもちょっとつらいですし、この先、何があるかもわかりませんので、さっさとウィーンへ向かうことに。 |
ウィーン西駅到着直前 一瞬、シェーンブルン宮殿が見えます。 奥からグロリエッテ、宮殿、 その手前、見づらいですが、 少しだけ見えている赤いのが列車です。 TBS系のTV番組の「世界遺産」でも この場所から撮影していました。 |
左の写真の道路を、 シェーンブルン宮殿から眺めたものが 下の写真です。 道路を越える鉄道線上には ドイツから来たICEでしょうか、 わずかに見えます。 |
定刻通りウィーン西駅に到着するIC545 |
ウィーン西駅の到着時刻案内板 |