チェスケー・ブディヨヴィツェは、実は有名なあるものと関係のある町です。この町にはブドヴァル醸造所があります。ここで造れるビールがブドバイザー・ブドヴァルです。このブドバイザー、英語読みするとバドワイザーです。そう、あの有名なアメリカのビール、バドワイザーはこのブディヨヴィツェのビールに由来しているのです。 |
元祖バドワイザー |
アメリカのバドワイザー |
おもちゃの バドワイザー運搬車 |
さて、チェスキー・クルムロフへは、このチェスケー・ブディヨヴィツェで乗り換えです。たぶんにローカル線で、レールバス(鉄道の好きな人しかわからないかもしれませんね。上のターボル駅の写真で写っているような車両で1両か何両かの連結で簡易に運行できる車両)のような列車なのでしょう。 ホームに降り立ち、乗り換えはどのホーム? 荷物車から降りてきた鉄道の人に「チェスキー・クロムロフへ行くのは何番線か?」とたずねると、「ボース」と答えてくれました。ボースって? ・・・・?? なんなんだ? そこで、「ボース」と聞き返すと「ボース」。??? しょうがない、良くわからないので、この場はサンキューと言って、駅のコンコースへ行って時刻板を見てみることにしました。そこで答えがわかりました。プラットフォームの欄に、「BUS」とあります。他の行き先がプラットフォームの番線の数字が示されているのに、チェスキー・クルムロフのところだけは「BUS」です。最初はわからなかったのですが、そのうちにバスと合点。念のため、インフォメーションへ行ってたずねると、紙に時刻を書いた紙を渡しながらバスだと教えてくれます。そこでだめ押し念のため、日本語発音で「バス?」と聞くと、やはりバスです。どこ? どこから乗るの? どうやら、駅舎の前らしい。(ホームからバスが出るわけはないか) 結局、駅舎の前からバスが出るようで、バスの運転席のところには列車番号が出ています。確かにこのバスのようですが、不安だったので運転手に「私はチェスキー・クルムロフへ行きたい」と主張、するとスーツケースをバスの荷物入れに入れてくれたので、とにかくそのバスに乗り込んで待つことに。 |
バスはボロい路線バスという感じですが、日本では走っていないレベルのボロさで、席も狭いのですが、まあ、じっと我慢です。バスは3台、連なって出発。補助席も使って、満員です。このままチェスキー・クルムロフまで行くのかなあ? 降りるところはわかるのだろうか? などなど、ちょっと心配もありましたが、チェスキー・クルムロフまではそれなりに時間がかかりますので、今焦ってもしょうがないので、とりあえずは、バス旅を味わうことに。結局、ほどなく、どこの駅かはわかりませんが、列車が待っている駅に到着。そこで列車へ乗り換えです。予想通りのレールバスです。それが5両(4両だったかも)連なった列車だったので、途中の駅止まりや、乗った車両で行く先が違うと困るので、行く先を確認し乗車。このレールバスもまたちょっとボロい感じで、座席も簡単なもので、ゆったり快適というものではありませんが、それでも、流れる車窓(あんまり速くないが)を楽しみながらそれなりに快適。ディーゼルエンジンらしい音を出しながら、快調に走って行きます。 |