デコポン栽培記



2000年7月2日オープン
不定期ですが時々更新して行きます。
最終更新は、2003年9月21日です。
(こう積み上げてくると、新しいものが上の方が良かったですね。自分でもこんなに積み上げるとは思いませんでしたので。。。)
クリックすると大きくなる写真もあります。



デコポンは清見(きよみ)とポンカンを交配した柑橘類で、3月、4月に市場に出回ります。袋がうすく、袋ごと食べられます。個人的な味覚でのコメントですが、ミカンに比べて酸味が少なく糖度の高さを感じます。種がないと説明がありましたが、ある時、偶然にも種に出会い、珍しかったので興味本位から土に埋めてみました。特に期待をしていなかったので、そのまま放っておきましたが、気づいたら芽が出ていました。その後は、順調に大きくなっています。一人前になるのでしょうか。

その後も毎年何個もデコポンを食べていますが、種に出会ったのは、この一つが最初で最後です。(やっぱり珍しい?)

※2003年7月追記:2003年の春先に食べたデコポンには種がありました。大きめの種を2つまいたら、すぐに発芽し、現在成長中です。


1998年6月17日

発芽直後の様子です。
種のわりには、しっかりとしたものが出てきました。
たぶんこの何日か前には発芽していたのでしょう。

いつ種を土に埋めたのかは忘れてしまいました。
3月から4月に市場に出回るようですから、たぶんその頃でしょう。
(土に埋めてみたのも、ものは試しというくらいの気持ちからです。それが、こんなホームページを作るような展開になるとは。)



1998年6月28日

上の写真から11日後です。
葉の数が増えてきました。




右の写真は4ヶ月近くたった10月11日の様子です。
ゆっくり育っています。ぐんぐん育つという感じではありません。






1998年10月11日





デコポンはの両親は清見とポンカンです。
「デコのある清見ポンカン」が縮まって「デコポン」となったそうです。

デコポン
  

清見

ポンカン

実は、「デコポン」とは商標名で、品種名は「不知火」(しらぬい)といいます。
不知火と言う地名からもわかるように元々は熊本の特産です。
商標名ですから、他のところではこの名前が使えず、
愛媛産はヒメポン、広島産はキヨポン、鹿児島産は ラ・ミポリンと言っています。
なお、現在はデコポンという名称は広く一般に使えるようになっているそうです。

ちなみに、清見は温州みかんにオレンジを交配したものです。
ポンカンは、インドのスンダラ地方が原産の亜熱帯柑橘です。

デコポンも清見もポンカンも、食感、味が似ています。
何れも袋ごと食べられて、甘みが強いのですが、
この中ではポンカンがやや甘みの点で劣ると言った感じです。
清見は皮がちょっとむきづらいですが(中身と分離しにくい)、
一番ジューシーだと思います。ポンカンはむきやすいです。
皮がむきやすく、甘みがある、そしてそれなりにジューシー、
それが両親の良いとこ取りのデコポンかなと思います。

私の場合、デコポンは冒頭で述べたように種に出会ったのは1回限りですが、
清見はまだ種に出会ったことがありません。
(それほど沢山食べているわけでもないのですが)
ですが、ポンカンにはかなり種があります。






1999年7月1日


1年ちょっとがたった時の写真です。
葉が多くなってきましたが、まだまだ小さいです。
植木鉢の大きさは外形で開口部の直径が約10センチ、高さが約10センチです。






育て方は、私には全くわかりません。
適当に育ているというのが現状です。
写真のように、植木鉢に普通の園芸の土で植わっています。
夏場は水やりを忘れずに、冬場は室内(日当たりのある場所)に入れて、水は控えめにしています。
春から夏はたまに小さい丸い固形の肥料をやる程度です。
この辺に詳しい方がおられればアドバイスをいただきたいです。

デジカメ導入。これより下の写真はデジカメで撮影したものです。
普及版のデジカメで、一眼レフのような微妙な撮影は出来ないので、写真の出来がいまいちですが、
写真の掲載がスピーディになると思います。




2000年6月11日
ある時突然、成長点に小さい葉っぱがいくつもザワザワと出てきて、それが大きくなります。また暫く沈黙して、ある時突然、と言うのを繰り返しています。(葉が一つずつ増えていくという感じではありません)

2000年5月28日

ちょうど2年がたった頃の写真です。
形がだいぶ崩れてきてしまいました。
暫く自然に育てて行くつもりですが、そろそろ植木鉢をかえてやろうと思っています。








2000年7月9日
2000年7月9日
植木鉢をかえてやりました。



2000年7月9日




一回り大きな鉢になって、ぐんぐん育っていきます。       
夏の気温と日差しが好きなようです。       

2000年8月6日
  

2000年8月20日
2週間でもずいぶん大きくなりま 

2000年8月27日



2000年秋
寒くなってくると成長はストップです。

2000年〜2001年冬
成長は完全にストップしています。一部の葉は色あせて元気がなくなって来てしまいました。でも、葉が落ちるまでは行っていません。

2001年春
冬を無事に越し、成長する気配が見えます。

2001年夏
今年の夏で、1998年の発芽から3年が過ぎました。この夏は今までで一番成長し、樹高は約90cmとなりました。

2001年秋
寒くなってくると成長はストップです。

2001年〜2002年冬
冬は部屋の中で越冬です。何の変化も見られません。ですが、冬でも2、3日おきの水やりは欠かせません。水やりを怠ると、葉が丸まってきてしまいます。慌てて水をやると、わりとすぐに元に戻ります。生きているんですねえ。

2002年春
今年の春はいつもより暖かくなるのが早く、桜の花も例年になく早く咲いたりしています。冬の間は何の変化もなかったデコポンですが、これからまた成長するのが期待されます。4月13日、一回り大きな鉢に引越しました。これから屋外での生活です。

2002年夏
今年の夏で発芽から4年が過ぎたことになります。やはり夏になると成長しだします。いつものように、ある時突然、成長点に小さい葉っぱがいくつもザワザワと出てきて、それが大きくなります。そしてしばらく沈黙。その後、突然またザワザワと、と言う具合です。今はかなりの数の枝分かれをしていますので、あちらこちらで一気にザワザワが始まります。


デコポン・クッキーです。
熊本土産で、いただきました。

でこぽん飲料もあります。
こちらは、近所のスーパーで
入手しました。
今年の夏は、暑い日が多い夏でした。
デコポンは、やはり暑いのが好きなのでしょうか、今までになく大きな葉になりながら、更に成長しました。
2002年秋
寒くなってくると成長はストップです。晩秋の寒い日に、室内へ移動です。

2002年〜2003年冬
冬は室内まで日がさしてきます。今年は日当たりが良かったせいか、冬だというのに、突然、ぐんぐん爆発的に成長しました。立派な茎で約30cmも伸びました、葉もにぎやかです。この時期にこんなに成長して大丈夫かしら? 調子が狂ってダメになられたら困ります。ちょっと心配ですが、今のところかなり元気です。

2003年春
春になって日が高くなると、日差しは室内に入ってこなくなります。そのせいか、デコポンは成長もしなくなりました。静かです。今年は5月の連休終盤に屋外へ出ました。しかし、数日後、強風にあおられて転倒。そしてその翌日も強風で再度転倒。その際、2ヶ所骨折してしまいました。せっかく育ったのに。。。。。 とりあえず、添え木をして室内で養生です。
しばらくの養生後、転倒しないように鉢におもりをつけてまた屋外へ。日差しも大切な栄養です。結局、骨折した1ヶ所は、つながるのをあきらめました。結構な長さ(30cmくらい、全体の大きさから見るとかなりの割合です)がダメになってしまったので残念です。挿し木にでもできないかとチャレンジしましたが、結局、ダメでした。もう1ヶ所はなんとかつながっているようです。骨折した上に結構長い枝(50cmくらいで骨折の20cmくらい上で2本に分かれている)があるのですが、添え木をした時よりも少し上向きになってきたようです。栄養が回っているようで、とりあえずつながってはいるようです。
2003年夏
この夏で発芽から満5年です。一回り大きな鉢に引っ越しました。大きな鉢になり、土が多くなって重くなり、少しくらい強めの風が吹いても転倒するような感じはありませんでしたが、台風の強風には耐えきれずに転倒してしまいました。植え替えたばかりだったので、すっかり鉢から飛びだしてしまいましたので、また植え直しです。枝が折れることもなく、今回は無事でした。
今年は梅雨明けが遅く、しかも梅雨明けしてもぐずついた天気の日が多く、日照不足、冷夏です。夏になってもしばらくは沈黙したままで成長の気配がありませんでしたが、梅雨明けで日照があり温度も上がる日が少しはあったからでしょうか、ある時、至る所から例によってモシャモシャと芽が吹き出しました。しかし、あちらこちらで小さな葉がモシャモシャとなっただけで、特に大きな成長はありませんでした。やはり、夏らしくない天候のせいでしょうか、この夏はあまり元気ではありません。





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