帝撃内約書

<帝撃構想編>

『帝国華撃団』  通称・帝撃
         蒸気機関を基本とした発展都市、
         帝都を守るために米田一基によって組織された。
         陸軍から独立して起動する事を許された独自の部隊。
         過去三度に渡る害悪からの防衛に成功している。

『光武』     帝撃が敵に立ち向かうために用意した人型蒸気機関。
         操縦者には多大な霊力が必要である。
         人員補充により現在では九名確保されている。
         発展系として、『光武』『神武』『光武・改』『天武』、
         巴里開発の『光武F』『光武F2』があるのだが、
         今回の物語は第一作目直後の第二作目が舞台なので、
         『光武・改』を中心に取り扱っている。         

超努級空中戦艦
『ミカサ』    帝撃の最終兵器。
         光武を敵地に送ることが目的ではなく、あくまで
         『ミカサ』本体による敵地殲滅を目指して造られた。
         全長は約8千キロメートル。
         帝撃の地下で秘密裏に開発されていた。
         第1作目のラスボスである叉丹の居城、聖魔城に飛来、
         霊子砲に突撃したのがこれ。
         
『キマネトロン』 第2作目にて紅蘭が、花組内での連絡のやりとりを強化するために造った、
         蒸気式携帯通信装置。
         大きさはツートンバック程度。
         本作では発展系がすでに流用されていたと仮定。
         (花やしき人員使用の蒸気携帯キマネトロンなど)

『花組』     帝撃の主力部隊。
         主に戦闘が目的。
         大神一郎、マリア=タチバナ、神崎すみれ、桐島カンナ、
         アイリス、李紅蘭、真宮寺さくら、レニ=ミルフィシュトラーゼ、
         ソレッタ=織姫の九名で構成され、
         総司令は米田一基、副指令に藤枝かえでである。
         この総司令というのは花組だけではなく、
         他の部隊も含めての指令というわけで、総司令である。
         副指令、藤枝かえでは実姉あやめ他界のため、
         第二作目にて後任した。
         
『月組』     帝撃の諜報部隊。
         捜査や調査といった、情報収集を目的とした部隊。
         構成人数は多いが、正確な数字はでてない。
         隊長は、大神一郎の海軍同期にして親友の加山雄一である。

『風組』     帝撃の輸送部隊。
         帝撃内の兵器運搬を目的としているが、
         兵器管理としての立場も強い。
         移動兵器ほとんどがこの部隊に属している。
         隊長及び構成人数は不明。
         ただし、劇場としての帝劇に勤める高村椿、
         榊原由里、藤井かすみといった、普段はあまり風組として
         公表していないメンバーが配属しているところから、
         実は多いと目される。

『他の部隊』   呪術を行い、結界を張るといった比較的大人数の呪術者部隊『夢組』と
         男性で構成される『薔薇組』。他に『雪組』などが確認されているが、
         他にも存在しているものと思われる。

『銀座支部』   『銀座支部』には帝撃の本拠地があり、
『浅草支部』   害悪からの目をあざむく目的で劇場としてつかわれている。
『花やしき支部』 しかし、その地下には『光武』七機を収納できる地下格納庫と
         あらゆる事実を予想可能な電気演算機がある。
         『浅草支部』は未確認。
         『花やしき支部』は主に兵器開発が目的の施設が作られ、
         機械への対応力は『銀座支部』を上回る。
         李紅蘭が最初に配属された場所であり、
         光武が造れたのもここ。
         財力源は神崎すみれの実家、神崎重工である。

『帝都防御壁』  帝撃構想の一つとして、
         米田一基が担当する都市機能の一つ。
         対降魔にしても十分能力を発揮できる防御壁で、
         第二作目で活躍していた。
         本作はその製造が始まっていたと仮定。

『賢人機関』   帝撃構想の最上位組織。
         現場の総司令米田一基を制することができる、
         唯一の機関で、主に組織構成などを担当する。
         出撃権は米田に一任しているようだが、
         その権利すら剥奪する事ができる大きな存在。

『帝国陸軍』   帝国華撃団と同じ、軍部。
         帝撃が海軍に所属しているのにくらべ、
         独自の機動性を許されている陸軍は、
         隣国との戦闘など、対人での戦闘能力が優れている。
         以前、米田が所属していた部隊も陸軍で、
         名を陸軍対降魔部隊。
         力で制しようという考えが強く、
         幕府復活とまではいかなくても、
         旧世代の考えを持っていると言ってもいい。
         海軍とははっきりいって仲が悪い。 


<人物編>
(前作をお読みの方は未読でも大丈夫です)   

『城田貫吉』   黒髪で、短髪。
         いつもけだるそうな、無気力な男。
         年齢は二十歳半ば。
         キーワードは『タバコ』

         以前、叉丹との激戦の中、李紅蘭の代わりとして、
         花やしき支部の監督を務めた男。
         決戦兵器『神武』開発にも携わった男として、
         研究部所を任される責任者となる。
         しかし、その無気力な性根が災いし、
         どうも慣れないでいる。
         紅蘭への告白経験有り。


『管野日真和』  黒髪で長髪。
         髪を片方で束ねている。
         好奇心旺盛で、いつも何かしている。
         年齢は十代後半。
         キーワードは『不幸な女』

         本当は経験の浅い、入隊直後の新人だったが、
         叉丹との戦いによる人員不足解消のため、
         城田貫吉の部下になる。
         現在ではその高い記憶力と容姿が認められ、
         通信局に配置される。
         もとが立派な作業員になりたかった彼女だが、
         仕方無しと通信局へ。
         今度は合わない上司に苦戦をしいている。
         城田への告白経験あり。


『李紅蘭』    詳しくは書かない。
         天才。
         有能。
         三つ編み。
         めがね。
         悲劇の過去あり。