デート

デート
著・七梨
今日は、智子と一緒にボーリング。 「う〜ん、遅いな〜。」 「ごめ〜ん、藤田く〜ん。」 題:デート(おいおいそのままやな〜) 「遅いぞ、智子・・・。あっ!」 「気付いたな〜。用意に手間取ってしまてな。今日は三つ編といて  みたんやけど・・・似合うかな?」 「・・・・。」 「んっ?藤田君どうしたんや、『ぼー』っとして。」 「はっ、いや見とれてて。」「いややわ〜藤田君。」 「よし、入ろうぜ。」「うん。今日はゆっくり楽しもな。」 ボーリング場に入っていく2人。名前を書いてっと・・・。 「今日は空いてからすぐできるな。」「そやな。」 藤田様、藤田様・・・。 「おっ言ってるそばから、ちょっと行ってくるな。」「うん。」 「7番レーンか、智子〜・・・。」 「おっかわいいね〜一緒にこれから、遊びに行かない?」 『なんだあいつは。』 「うち、彼待ってるから。」 「おっ関西弁いいね〜。ね〜いいじゃん行こうぜ。」 「おい。」「藤田君。」「なんだよお前。」 「その娘は、俺を待ってるんだ。そこをどいてくれるか。行こうぜ。」 「チッ・・・。」 「ありがとうな、藤田君。」 「ああ、いいよそれぐらい。7番レーンだってよ。」 7番レーンに着いた。俺はボールを選ぶ。智子も選んでいた。 「おっしゃ、うちこれにしよ〜っと。」 「おっ選び終わったな。それじゃあ、やろっか。」 「うん。」 ゴロゴロ・・・ガッシャ〜ン。 「あ〜んまた藤田君、ストライク〜。上手いな〜。」 ゴロゴロ・・・ガッシャ〜ン。 「ああっ、またやってもうた。ここレーン悪いんとちゃうか。」 「智子、もう少しさ右の方を狙って投げてみな。」 「えっ?うん、やってみるわ。」 ゴロゴロ・・・ガッシャ〜ン。 「や、やった〜。見て見て藤田君、ストライクや〜。」 喜んで抱き着く智子。 「やったな〜智子〜。」一緒に喜ぶ俺。 そんなこんなで3ゲーム終わって 「さてと、そろそろ帰ろっか?」 「そやな、ほんま今日は楽しかったな。それにしても藤田君、めちゃめちゃ  上手いやんボーリング。2ゲーム目200こえてるやん。」 「そっか〜。でも智子ものみこみ早いじゃねーか。『少し右の方を狙って投げてみな』  って言っただけなのに、そのあとターキーきめたじゃねーか。」 「いや〜藤田君の教え方が上手いんや。そのおかげで、今日は楽しかったわ〜。  ほんまありがとう。」 その後、俺は智子と晩飯食べに行き、駅まで送って帰った。 『また一緒に行こな』と最後に智子は言って帰った。

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