おめでとう!

おめでとう!
著・七梨
登場人物:ある意味、主要メンバー全員(少ししかでないけど) メインキャラ:保科智子、神岸あかり、藤田浩之 9月10日の放課後 「よ〜し今日は早く帰ってと・・・。」タッタッタッタ・・・。 「あっ藤田君、今日一緒に帰らへん?」 「わりー今急いでるんだ、そうだ今日7時に家に来てくれ。じゃあなー。」 タッタッタッタ・・・。 「藤田君・・・、なんやねんあれ・・・。今日はうちの・・・。」 校門を出て、いつもの公園を走りぬけている所で 「浩之ちゃん、いよいよ今日だね。」同じ様にあかりが走ってきて言う。 「ああっ。だから急いで帰ってるんだよ。あかりお前も急げよ!」 「うん。あ〜待ってよ〜。」 「っと、あかり今日の事みんなに言ってあるだろな?」「あ、うん。ちゃんと言って あるよ。」 「よし、じゃあ急ぐぞ。時間がねえ。」 急いで帰る俺達、その理由は・・・。 ガチャ・・・バタン。ダッダッダ・・・。「よ〜し急いで飾り付けをしないとな。」 ピンポ〜ン、ガチャ「浩之ちゃ〜ん。」「入れあかり。」「おじゃましま〜す。」 「あかり分かってると思うけど、お前は何か料理を作ってくれ。」 「あっうん分かってる。あとレミィがおいしいケーキ屋さん知ってるって言ってたか ら、ケーキはレミィに頼んどいたよ。」「サンキューあかり。早く用意してしまおう ぜ!」「うん。」 そして俺達はある準備を進めていった。企画したのは俺。今日は・・・。 準備が進んでいく。途中で、マルチやセリオも手伝いに来てくれて準備は予定より早 く終わった。そして・・・。 「お、終わったー。」「終わったね。」「終わりましたね。」「これでよろしいです ね。」 「あとはケーキだけだな。」「そうだね。」 ピンポ〜ン、ガチャ「グッイーブニング、浩之。」 「おおレミィ、早く上がれ。それとケーキありがとな。」 「ここのケーキおいしいよ〜。」 7時10分前ピンポ〜ン、ガチャ「こんばんわ〜、藤田先輩。」×2 「・・・・。」「こわっぱ〜!」「浩之、こんばんわ。」「ヒ〜ロ、来てあげたわ よ。感謝しなさい。」「あっ藤田君こんばんわ。」「こんばんわー浩之。」 「おー来たな、葵ちゃん、琴音ちゃん、芹香先輩と読んでねーぞじーさん、綾香に志 保、雛山、雅史(順番どうり)。」 「みんなよく来てくれた。さあ上がってくれ。じーさんはこなくてよかったのに・・ ・。」 「なんか言ったか、こわっぱ!」「いいえ、なんにも。」 葵「はい、おじゃまします。」琴音「お、おじゃまします。」芹香「おじゃましま す。(小声)」 綾香「上がるわね、浩之。」志保「おじゃましま〜す。」雛山「そうするね。」雅史 「うん。」 居間にとおして、「よしみんな7時なったら、委員長来るから予定どうりにな。」 みんな手に手にクラッカー。 そして7時!ピンポ〜ン、ガチャ「藤田君、こんな時間になんや?」 「おお来たな委員長、さあさあ早くこっちに。」 居間の方に誘う俺。そして! 「パ〜ン、パ〜ン・・・。」クラッカーが鳴る。「!?。」ビックリする委員長。 全員「保科さん、お誕生日おめでと〜!!」「!?。」さらにビックリする委員長。 「な、なんや。藤田君どういうことや?」 「今日は委員長の誕生日だろ。だからみんなを呼んで、誕生会をしようと思って な。」 「えっ!?ふ、藤田君・・・。」 「これでも結構前から準備しててな、そのうちに手伝ってくれる人数がだんだん増え てきてな、気がついたらこんな人数になっちまって・・・。全員に何してるのか説明 までしてな。あ、わりい騒がしいの嫌いだったな。でも今日ぐらいは・・・。」 「・・・うん、今日ぐらい騒がしくてもいい。ありがとうな藤田君、それでいつも急 いで帰ってたんやな。」「あっああ・・・。」 「ふふっほんまありがとな藤田君。それにしてもさすがやな、何も言わんでも藤田君 にはこんなにも手伝ってくれる友達がおる。でも私には・・・。」 あかり「友達だよ。保科さんはそう思ってなくても、もうみんな友達だよ。」 「神岸さん・・・。ほんまみんなありがとうな。」 それから誕生会が始まる。最初とりあえずみんな自己紹介。それとなく俺が委員長に 話したぐらいで、ほとんど初対面だから。そして料理を食べる。 「これ神岸さんが作ったんか。結構いけるで。」「ほんと。ありがとう、保科さ ん。」 「このケーキもおいしいで。」「わ〜お、よかったデス。」 みんな委員長と話をする。委員長は少しこまった顔をしながら、みんなと話をしてい る。 志保の奴は自分の得意な歌まで披露して・・・。 楽しい時は時間が経つのを忘れる。 あかり「あ〜もう10時過ぎだよ。保科さんとかって電車だよね。時間大丈夫?」 「あ〜ほんまやもうこんな時間になってもうとる。」 「じゃあそろそろお開きだな。」「うん、そうだね。」 みんな帰る用意をはじめ、帰っていく。あかりもかたずけをして帰る。 「みんな帰ってもうたな〜。そろそろうちも帰るわ・・・。」 「と、智子これ誕生日プレゼント。受け取ってもらえるかな?」 「ん?あ、ありがとう・・・。なんやろ〜。(包みを開ける)腕時計やな。」 「ああ。」「藤田君、今日はほんまにうれしかったわ。こんなに楽しかったのは久し ぶりや。」 「それはよかった。」「藤田君・・・、今日はもう少し話がしたいからまた・・・泊 めて。」 「・・・ああいいぜ、智子・・・。でも家には電話しろよ。」 「うん!」

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