神戸っ子のプチさんによる講座です。
…のはずだったんですが全然更新してくれないので、独自に1つ追加(笑)
■神戸弁講座■
番外.メロンパン

メロンパンといえばちょっと高級な感じのするパンで表面の皮がボロボロするところがまた美味しかったりしますね。
しかし、このメロンパンを神戸では「サンライズ」と呼んでいます(笑)
太陽をイメージして誰かがつけたそうですが、神戸は古くからの港町だけあって横文字のものが多いそうです。
で、神戸で「メロンパン」と呼んでるものはメロン味のクリームが入ったパンのことだそうです(笑)

1.ゴミ捨ての時

やはり、神戸弁を語るのであれば、ゴミを捨てるってとこから(なぜじゃぁ〜)

標準語では、「ゴミを捨てる」になるのですが、大阪弁では「ゴミをホル」になります。
神戸では多く「ゴミをほぅる」と言うように発生します。

全体的に神戸弁では「ぅ」もしくは「ー」を多用して語の間に間をおく場合が多いです。
例えば上記の場合では「ゴミをほーっといて」というように表現する事もあります。
大阪ではもっぱら「ほっといて」でしょうね(^^;

[帝都人の戯言]
  放るって感じだと納得いきますね。大阪では略してしまったのかも。
ゴミを放っておいてだと「捨てないで」となりますね(笑)
大阪だと「一人にして」って感じですね(笑)

2.「〜しているの」

「〜しているの」「〜しとんねん」が大阪、「〜しとぉねん」が神戸って感じですね。

[帝都人の戯言]
〜しているの。ってあまり使わないです(^^; しています。ですね(^^; ちょっとカマっぽいです(笑) 

3.「ばり」

意味:大変、すごく
最近ではすっかり有名になってしまった感のある言葉ですが、元は神戸弁です。
大阪でこれを使っても通じないことがありました(^^;)
さて、使用方法としては以下のようになります。

例:うるし原智志先生の描くキャラって胸大きくて、もぉ〜ばりHやね(爆)

合い言葉は「ばりH」です(ぉぃぉぃ)

 [帝都人の戯言]
「バリバリ」に近いものがあるかもしれません。というかこれが語源かも。
でも東京でバリバリは既に死語かも(笑)

4.「猫の呼び方」

これは大阪でも言えることかも知れませんが、動物がいるのをどう呼ぶか!
犬が居る場合は「犬が居る」「犬がおる」というのが普通です。
しかし、猫に関しては言い方が若干異なります。
「猫が居る」の他に「猫がいはる」(いはる=いらっしゃる)という様に表現することがあります。
これは、特に年配者に多く見られる表現方法です。
ただ、これは別に猫に敬意を払っているのではなく親密度が影響しているようです。
つまり「尊敬語」「謙譲語」にはあたりません。
この辺、関西弁の奥の深さでしょうか(^^;)

 [帝都人の戯言]
猫は江戸では三味線です(爆)
猫に関することわざは犬より多いみたいですね。
しかも「猫の手も借りたい」など親密度も高い傾向があります。
「家の中」のイメージがある猫。人間との関係は猫よりも長いものの、狩猟犬として「家の外」で接してきた犬。
それがことわざや言語にも影響されてると思われます。


5.「マクドナルド」

作品中でも登場していますが、神戸に関わらず関西圏の人々は「マクドナルド」を「マクド」と略して呼びます。これは一部の人々ではなくほぼ全員の人が呼ぶと思っていただいて結構です。
実際、関西で「マック」といえば、パソコンユーザーは間違いなく「マッキントッシュ」をさします。
パソコンを知らない人にいうと一瞬怪訝な表情をされること間違いなし(^^;)

神戸の人も他の地方の人々と同じように略語を多用するのですが、基本的に語尾は発音が下がる傾向にあります。ちなみに、次の言葉を関西風に言うと…。

基本:明日、ポートアイランドのマクドナルド前に9時に来てね!
神戸:明日、ポーアイのマクド前に9時に来てや!

[帝都人の戯言]
関西以外はほとんどの地域でマックはマクドナルドですね。
これはマクドナルドが日本に来た頃からそうじゃないかな?
本場でもマックですからねえ。
理由は簡単で、マクドナルドは人の名前でその愛称がマックだからです。
マグワイヤ(マクガイヤ)もマックですね(笑)(Mc)
マッキントッシュは、アップル社のパソコンでそれほど歴史はありません。
(昔は社名そのまんま「APPLE II」という名機を出してました。)
良い捉え方をすれば、毛唐文化に侵されず自己流の愛称をつけたという意味では関西人は自主独立性があるということでしょうか(笑)


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