PlayStation(SCEI)
  • プレイステーションは1994年にSCEI(SonyComputerEntertainmentInc.)から発売された32bitのゲームマシン。
  • 2倍速のCD-ROM搭載。
  • CPUは32bitRISC(R3000A)、グラフィック1677万色を最大512x480で表示。RISCは簡単にいえば高速処理を目的とした命令を効率よく実行できるCPUの事。必要のない制御命令も減らしてある。R3000は1988年製のCPUだが、ワークステーションで採用されていたので性能はかなりのものだ。
  • サウンドはPCM24ch。いわゆる内蔵音源でGM規格のMIDIに似ているらしい。あまり質は良くないが、ストリーム再生を採用したFF8のような作品もある。
  • 発売当初は家電メーカーだったソニーだった事もあって、まだまだ不信感が大きく「えー」という声もあった。リッジレーサーが欲しい人だけ買ってたような気もする。
  • ハード初参入というのが逆に新鮮だったのと、ソニーのバックボーンが魅力だったのか、一気にシェアを伸ばし、スクウェアとエニックスが参入することで、「サターン」とのハード戦争は決着した。ハードの設計上、ソフトの作成がしやすかったというのも魅力だったらしい。
  • ハードの世界は元々ユーザー側も制作側も一本化して欲しいという気持ちが強いことから「1人勝ち」が常である。プレイステーションもご多分に漏れずシェアの80%以上を確保し、任天堂神話の強かったアメリカでも勝利を収めた。その勢いが維持したまま、後継マシン「プレイステーション2」を発売するなど、販売戦略にも大成功。なんといっても任天堂がかつて切り捨てた「旧モデルとの互換性」を持たせたのが大きな魅力で、次世代映像メディアとしてLDにとって替わりそうなDVDを搭載したことで高価ながら売れ行きも好調のようである。あとはビッグネームの登場を待つだけだ。
  • 「AdriPSX ILE Edition」も「ePSXe」同様プラグイン形式ですのでオススメです。公式サイト→http://adripsx.psxemu.com/
  • 「PCSX」も「ePSXr」同様プラグイン形式ですのでオススメです。公式サイト→http://www.pcsx.net/

ePSXeVersion 1.6.0
推奨度:★★★★★ 音:★★★★☆ 対応ゲーム:★★★★
■ 特 徴 ■
  • PSだけは実機だなと思っていたら、凄いのが出てきました。
  • プラグイン形式で進化するエミュレータ。PSEmuProの発展型といえる。プラグインはグラフィックのGPU、サウンドのSPU、CD-ROMのCDR。
  • 現在現役といえるPSエミュレータの中で唯一のフリーウェア。bleem!、CVGSは製品版(有料)なので無料でやりたい人向け。ただし、PS本体のBIOSをファイル化したものが必要。PSはみんな持っていると思うので、電気街のマニアックな店を徘徊すれば解決します。
  • どこでもセーブ、ロードができる。エミュレータはこれがないとね。
  • プラグインの組み合わせによってはPentiumII-300MHzくらいからでも快適に動かせます。CPUよりむしろグラフィックボードに依存しているかと思われます。プラグインごとの設定は動作ソフトのリストを調べて完全動作した環境や、一つ一つ動作させて最適なものを探すなどしてください。
  • カスタマイズ&ランチャーソフト「ePSXeCutor」で各種設定、ソフトごとのプラグイン設定、起動まで全てできる。通常はこれを使用して起動させて使うことになる。コントローラーだけはePSXe本体のほうで設定。BIOS(ブオーンブーンキラキラキラ(笑))を見たい人もePSXe本体から起動して確認できる。
  • CDRWinやCloneCDでファイルイメージ化されたデータを直接読み込め、HDDからの読み込みなのでCD-ROMより高速で安定している。動作させる時はRUN ISOです。「ePSXeCutor」の場合はオプションのコマンドラインに設定する。詳細は下記のリンク先を参照してください。
  • ドラクエ4,7が快適に動く。いつの間に進化していたので驚きました(^^; PSEmuProで7がほんの少し動くだけで話題になったことを考えると驚異的。ただし北斗の拳は駄目(笑)
  • P3-800MHz&TNT2(64MB)の環境ではGPUは「P.E.Op.S. Soft GPU」、SPUは「Eternal SPU Plugin」でほとんどのゲームをストレスなく快適にプレイできる。FPSをAUTOにしていると実機より速くてRPGやSLGには適している(笑)(実機と同じようにするにはプラグイン設定はPate'sシリーズではUSE FPS-Limitを60〜70にする)
  • GeFORCEシリーズやRADEONなら文句なしに「Pete's PSX GPUs」シリーズOpenGL、その他のボードならD3Dを使う。実機を超える発色と描画が期待できる。P3-800MHz&TNT2(64MB)でも十分使える。
  • 「P.E.Op.S. Soft GPU」はストレッチで単純拡大しているだけなので解像度はあまりよくないが、動作は軽快で、再現度では他を圧倒しているといっていい。総合的には一番オススメ。特にドラクエはほぼ忠実に再現している。
  • PC-98x1ではK6-2またはK6-IIIの400MHz、VoodooBansheeが最低条件。
  • チートコードは
    cep(http://members.tripod.co.jp/DrHell/)
    pec(http://www.emucheater.com/)
    など外部アプリで対応できる。cepの対応アプリ(バージョン)は随時テキストで追加されているので、その都度Applist.txtに追記すると使えるようになる。

    ◇公式サイト◇
     http://www.epsxe.com/

    ◇解説サイト◇
     http://www.vgsj.com/epsxe/ 動作ソフトの報告、プラグイン情報など充実しています。「ePSXeCutor」のダウンロードができ、解説もあります。ここを見てわからない人はあきらめたほうがいいです(笑)
     http://nekokabu.s7.xrea.com/ BIOSファイルの吸出し方法が解説されています。

    ◇日本語化
     http://nekokabu.s7.xrea.com/

    ◇カスタマイズソフト「ePSXeCutor」の日本語化◇
     http://www3.to/japanism  ただし最新版の日本語化はまだできない。

    ◇どこでもセーブ◇
     F1。F2でセーブスロットを選択(5箇所)。F3でロード。

    ◇スナップショット◇
     F8。snapフォルダにbmp形式で保存。

CVGSVersion 1.41
推奨度:★★★★☆ 音:★★★★☆ 対応ゲーム:★★★☆☆
■ 特 徴 ■
  • 正式名称「Connectix Virtual Game Station」
  • 細かい設定がほとんどいらないので簡単です。
  • Mac版のリリースが最初で、そのあまりの質の高さにアメリカで訴えられたこともあるほど再現度が高い。
  • 動作設定がほとんどできないのが不便だが、現存するPSエミュレータでは最も高速に動作する。
  • ハードに頼って日本語表示をしているソフトでもきちんと表示される。
  • サウンドはほとんど音飛びしない。
  • 640x480フルスクリーン固定が難点だったが、解像度を変えるツールがあるらしい。http://www.aldostools.com/vgshighres.html これかな。
  • 画質はちょっと淡い感じでぼやけている。
  • 全てのエミュレータにいえることだが、旧バージョンでのみ動くソフトもある。
  • コントローラーは「Joytokey」などを使う必要がある。ツールリンクから辿ってください。
  • デモ版でもじゅうぶんに遊べる。
  • 事実上開発終了。
  • チートコードはcep(http://members.tripod.co.jp/DrHell/)、pec(http://www.emucheater.com/)など外部アプリで対応できる。

    ◇公式サイト◇
     閉鎖
      (市販品。秋葉などで製品版が売られている…最近はほとんどないらしい。)
    ◇解説サイト◇
     http://www.vgsj.com/ 動作ソフトの報告など充実しています。DEMO版やパッチが転載されています。

Bleem!Version 1.6b
推奨度:★★★☆☆ 音:★★★★☆ 対応ゲーム:★★★☆☆
■ 特 徴 ■
  • プレイステーション対応のエミュレータ。
  • リリース当時、あまりの精度の高さに全世界で話題になった。
  • グラフィックは凄い。ダイレクト3D機能を使うと実機よりポリゴンが凄い(笑)
  • 音飛びは仕様。仕方ない。
  • 快適動作にはPentiumII-500MHz以上は必要。
  • 起動ごとに製品版につくCDキーが必要。
  • 秋葉原で1500円くらいで売られているが以前ほどは出回っていない。ネットオークションのほうが確実。
  • 事実上開発終了。
  • チートコードはcep(http://members.tripod.co.jp/DrHell/)、pec(http://www.emucheater.com/)など外部アプリで対応できる。

    ◇公式サイト◇
     http://www.bleem.com/
     (市販品。サイトは閉鎖しています。オークションでも手に入ります。)

    ◇日本語化サイト◇
     http://homepage1.nifty.com/musuke/